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オバマ元大統領広島訪問は、本人の念願でもあった…

2017-8-22 NEW!
カテゴリ:つぶやき

 

8月8日(火)アナザーストーリーズ 運命の分岐点『オバマ大統領広島の地へ~歴史的訪問

舞台裏』の回、ご覧になられましたか?

 

2016年5月27日、オバマ元大統領が、現職のアメリカ大統領として初めて広島を訪れ、

被爆者と抱擁を交わした歴史的な日。このブログでも5月31日「折り鶴、そして、オバマ

さんからの抱擁」と題して書かせて頂きましたが、あの歴史的訪問が、いかにして実現した

のか?そんな話が今回の中心でした。

 

オバマ元大統領は、大統領に就任した頃から広島訪問を考えていたそうです。天皇に頭を下げ

ただけで国内から抗議を受けた経験を持つオバマさんにとって、周囲への配慮が必要とされる

ものの、日米両国に傷の癒えない人達がいたからこそ何とかしたいと思っていたに違いあり

ません。

 

広島訪問の一番の原動力は、実はオバマさんの長年の意思そのものだった事が知れて、益々

オバマさんのファンになりました。核なき世界についての理念や取り組みを評価されてノー

ベル平和賞を受賞されましたが、それを機に日本からも広島訪問への積極的なアプローチが

なされたそうです。核兵器を使った唯一の国として“道義的責任”に向き合おうとしたオバマさん。

 

広島でのスピーチにあった『閃光と炎の壁』という被爆者が語った言葉は、オバマさんが

盛り込みたいと強く望んで実現したそうです。自分の手で折られた折り鶴も・・・オバマ

さんの心がよくうかがえる話です・・・

 

『私達は愛する人々の事を考えます。朝、子ともが見せる笑み。食卓越しに触れる伴侶の手。

…核兵器のない世界を…だからこそ、私たちはここに来た。』…亡くなったアメリカ兵の

ために頑張った森さん。…あのオバマ大統領に抱き締められた被爆者…戦後、彼が続けた

活動が、後にアメリカ大統領広島訪問への大きな道を作った話も、知る事が出来て本当に

良かったです。

 

一方…『核』を推進するトランプや『核の保護』に頼って条約に賛同しなかった安倍…武器で

平和をもたらそうと考える人たちは、本当に哀れで悲しい人たちです…。ここのところNHKの

スペシャル番組では戦争にまつわるドキュメントが続けて放送されてきましたが、もっと、

愚かな人たちにも『見て』『知って』『考えて』欲しいものです。

 

改めてオバマさんのノーベル平和賞受賞式、スピーチの終わりから…

 

『現実の世界では、今日もどこかで、劣勢にあっても断固として平和を守る兵士がいる。

この世界では、今日もどこかで、政府の残忍さに対して勇気を持って抗議の行進をする、

若き女性がいる。今日もどこかで、貧困に喘ぎつつも我が子に教える時間を作り、僅かな

小銭を掻き集めてその子を学校に行かせる母親がいる。残酷な世界にも、その子が夢見る

余地はあると信じているが故に。

 

彼らを範として生きようではないか。抑圧は常に存在するのだと認めつつも、正義を追求する

ことはできる。手に負えない腐敗を認識しつつも、尊厳を追求することはできる。曇りなき

目で見れば、今後も戦争は起こるであろうことは理解できるが、それでも平和を追求する

ことはできる。 我々にはそれが可能である。

 

何故ならば、それこそが人間の進歩の物語だからである。それこそが全世界の希望である。

それこそが、この試練の時に我々が地上で為すべき仕事なのである。』
 

 

 

 

 

 

 

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