実物つきパネル展示:「バイオリソース勢ぞろい」
日 時:12月9日(火)〜12月12日(金)10:00〜18:00
会 場:展示会場2(神戸国際展示場3号館)
ナショナルバイオリソースプロジェクト事業を中心に国内で進められているバイオリソースを紹介します。ポスター発表、実物展示やインターネットによるデータベースのデモに加え,さまざまな資料を用意してわかりやすく解説します。名前は知っていても,あるいは遺伝子・DNAは使ったことがあっても,実際に見たことも触れたこともないリソースにきっと出会えます。科学の原点にもどれる良い機会です。是非,ご参加ください。
- NBRP「実験動物マウス」:世界最高水準のマウスリソースで最先端の研究を
吉木 淳,池 郁生,平岩 典子,中田 初美,目加田 和之,北浦 靖之,村上 亜弓,門田 雅世,藤田 麻衣子,持田 慶司,小倉 淳郎,森脇 和郎,小幡 裕一(理研BRC) - NBRP「マウス」:NMD抑制に基づく新しい遺伝子破壊法
石田 靖雅(奈良先端科学技術大学院大) - CARD「マウスバンク」:生殖工学技術を用いた効率的なマウスバンクシステムの確立
中潟 直己(熊本大・生命資源研究・支援センター・動物資源開発研究部門) - NBRP「マウス」「ラット」:実験動物マウス及びラットリソースの輸送システムの開発
吉木 淳1,小倉 淳郎1,芹川 忠夫2,中潟 直己3(1理研BRC,2京都大・院医・動物実験施設,3熊本大・生命資源研究・支援センター・動物資源開発研究部門) - NBRP「ラット」:ラットリソースの世界拠点
芹川 忠夫(京都大・院医・動物実験施設) - NBRP「ラット」:ラットBACクローンライブラリーの基盤整備
芹川 忠夫1,庫本 高志1,豊田 敦2,藤山 秋佐夫2(1京都大・院医・動物実験施設,2遺伝研) - NBRP「ニホンザル」:脳研究を支えてきた日本固有の生物種
伊佐 正(生理研) - NBRP「大型類人猿情報ネットワークGAIN」:非侵襲的サンプルと情報ネットワークの構築
落合 知美1,松沢 哲郎1,長谷川 寿一2,吉川 泰弘3(1京都大・霊長類研究所,2東京大・院総文,3東京大・院農) - NBRP「ヒトES細胞」:再生医学必須のリソース
中辻 憲夫(京都大・再生医科学研究所) - NBRP「ヒト・動物細胞」:細胞材料による生命科学イノヴェーション
中村 幸夫(理研BRC) - 「ニワトリ,ニホンウズラ:鳥類」ニワトリ,ニホンウズラ:鳥類を代表するバイオリソース
吉村 崇1,並河 鷹夫1,齋藤 昇1,島田 清司1,水谷 誠1,木下 圭司1,森 誠2,塩尻 信義2,桑名 貴3(1名古屋大・院生命農学・鳥類バイオサイエンス研究センター, 2静岡大,3国立環境研) - NBRP「ショウジュウバエ」:国際ショウジョウバエ遺伝資源センターとしての運営と展望
山本 雅敏1,上田 龍2,和多田 正義3,松田 宗男4(1京都工繊大,2遺伝研,3愛媛大,4杏林大) - NBRP「ショウジョウバエ」:ショウジョウバエ系統の長期安定保存技術の開発研究
山本 雅敏(京都工繊大・ショウジョウバエ遺伝資源センター) - NBRP「線虫」:遺伝子機能解析のための欠失変異体の収集・保存・提供
三谷 昌平,安藤 恵子,吉名 佐和子,鴻 宗義,中台 枝里子,榊 建二郎,藤澤 和子(東京女子医大・医) - NBRP「ネッタイツメガエル」:ネッタイツメガエルの研究基盤整備
矢尾板 芳郎(広島大・院理・両生類研究施設),浅島 誠(東京大・院総合) - NBRP「カイコ」:アジア発信のカイコリソースの魅力
伴野 豊1,嶋田 透2,梶浦 善太3,田村 俊樹4(1九州大・院農,2東京大・院農,3信州大,4農業生物資源研究所) - NBRP「メダカ」:生命科学研究をサポートする統合的生物遺伝資源を目指して
成瀬 清1,笹土 隆雄1,金子 裕代1,田中 実 1,佐藤 忠2,酒泉 満2(1基生研,2新潟大) - NBRP「メダカ」:遺伝子発現誘導を可能にするメダカ系統の開発
小林 佳代,田中 実(基生研) - NBRP「メダカ」:メダカ完全長cDNAリソースの整備
成瀬 清1,藤山 秋佐夫2,小原 雄治2(1基生研,2遺伝研) - NBRP「ゼブラフィッシュ」:ナショナルバイオリソース・ゼブラフィッシュ バージョン2
岡本 仁1,川上 浩一2,東島 眞一3(1理研BSI,2遺伝研,3岡崎統合バイオサイエンスセンター) - NBRP「カタユウレイボヤ・ニッポンウミシダ」:海産動物の代表リソース
佐藤 矩行1,稲葉 一男2,赤坂 甲治3,笹倉 靖徳2,堀江 健生2,平山 和子1,吉田 麗子1,柴田 朋子3(1京都大・院理・動物,2筑波大・下田臨海,3東京大・院理・臨海) - 21世紀の農業と食糧を支える多様な遺伝資源とゲノムリソース
河瀬 眞琴,長村 吉晃,D.A.ヴォ−ン,宮尾 安藝雄,佐藤 豊三,B.A. アントニオ,峰澤 満(農業生物資源研究所) - NBRP「シロイヌナズナ」:植物の基礎研究をリードするシロイヌナズナ
小林 正智,安部 洋,井内 聖,小林 俊弘(理研BRC) - NBRP「イネ」:イネ属遺伝子資源の収集・保存・提供と高度情報化
倉田 のり1, 2,北野 英巳3,佐藤 光4,吉村 淳4,石川 隆二5,野々村 賢一1, 2,長戸 康郎6(1遺伝研,2総研大・生命科学,3名古屋大・生命開発セ,4九州大・院農,5弘前大・農,6東京大・院農) - NBRP「コムギ」:倍数性ゲノムのモデル植物
遠藤 隆1,河原 太八1,那須田 周平1,荻原 保成2,坂 智広2,川浦 香奈子2(1京都大・農,2横浜市大・木原生研) - NBRP「オオムギ」:ムギ類のゲノム多様性の解明にむけて
佐藤 和広,武田 和義(岡山大・資源生物科学研究所) - カンキツ類の系統保存と実験生物としての利用
仁藤 伸昌,松川 哲也(近畿大・生物理工) - NBRP「藻類」:"多様な藻類リソースの保存"をめざして
笠井 文絵1,川井 浩史2,井上 勲3,中山 剛3,石田 健一郎3,羽入田 岳昭2,山岸 隆博2,甲斐 厚2,田辺 雄彦1,河地 正伸1,渡辺 信3(1国立環境研・生物,2神戸大・内海セ,3筑波大・院生命環境科学) - NBRP「広義キク属」:種間変異から分子遺伝学への展開
草場 信(広島大・院理・植物遺伝子保管実験施設) - NBRP「アサガオ」:トランスポゾンによって生み出された多様な変異体
仁田坂 英二1,星野 敦2,飯田 滋2(1九州大・院理,2基生研) - NBRP「ミヤコグサ・ダイズ」:モデル植物から作物への展開
橋口 正嗣1,権藤 崇裕1,阿部 純2,酒井 達也3,青木 俊夫4,鈴木 章弘5,穴井 豊昭5,明石 良1(1宮崎大・フロンティア科学実験総合センター,2北海道大・院農,3理研PSC,4日大・生物資源,5佐賀大・農) - NBRP「トマト」:果実研究のモデル植物マイクロトムトマトのリソース
浅水 恵理香1,斉藤 岳士1,溝口 剛1,福田 直也1,松倉 千昭1,青木 考2,江面 浩1(1筑波大・院生命環境科学,2かずさDNA研究所) - NBRP「トマト」:マイクロトム完全長cDNA配列解読によるトマトリソース高付加価値化
青木 考1,矢野 健太郎2,浅水 恵理香3,溝口 剛3,福田 直也3,松倉 千昭3,斉藤 岳士3,江面 浩3(1かずさDNA研究所,2明治大,3筑波大) - NBRC − 有用微生物資源の活用に向けて
鈴木 健一朗,藤田 信之,安藤 勝彦(製品評価技術基盤機構バイオテクノロジー本部) - 厚生労働省,創薬・医学研究用研究資源
−遺伝子,培養細胞,実験動物,カニクイザル,薬用植物,ヒト組織−
水澤 博1,保富 康宏1,木内 文之1,澤田 秀和2(1医薬基盤研究所,2HS研究資源バンク) - 厚生労働省,創薬・医学研究用研究資源
−遺伝子,培養細胞,実験動物,カニクイザル,薬用植物,ヒト組織−
水澤 博1,保富 康宏1,木内 文之1,澤田 秀和2(1医薬基盤研究所,2HS研究資源バンク) - NBRP「細胞性粘菌」:高度化と汎用性をめざした全遺伝子と株のリソース整備
漆原 秀子1,上田 太郎2,桑山 秀一1,長崎 晃2,矢久保 有2,川上 新一1,宇井 敬一朗1(1筑波大・院・生命環境科学,2産総研・セルエンジニアリング研究部門) - NBRP「病原微生物」:新たな感染症研究への迅速な支援を目指して
三上 襄1,本田 武司2,江崎 孝行3,平山 謙二4,亀井 克彦1,五ノ井 透1,横山 耕治1,矢口 貴志1,田中 玲子1(1千葉大・真菌セ,2阪大・微研,3岐阜大・院医,4長崎大・熱研) - NBRP「一般微生物」:21世紀の微生物研究を支えるために
辨野 義己(理研BRC) - NBRP「原核生物(大腸菌・枯草菌)」:原核生物のゲノムリソース
仁木 宏典,青木 敬太(遺伝研) - NBRP「酵母」:酵母リソースによる研究ネットワーク拠点をめざして
中村 太郎1,金子 嘉信2,下田 親1,原島 俊2,多田 晶2,中原 富美子1(1大阪市立大・院理,2大阪大・院工) - NBRP「遺伝子材料」:世界に広がる遺伝子リソース
横山 和尚,村田 武英,潘 健治(理研BRC) - NBRP「DNA(動物・植物・微生物)」:応用研究への発信をめざして
小林 正智,村田 武英,安部 洋,横山 和尚(理研BRC) - NBRP「情報センター」:リサーチリソース探索サイト www.nbrp.jp
山崎 由紀子,土屋 里枝,矢野 澄子,山川 武廣,齋藤 睦美,坂庭 真悟,渡辺 融,木村 学,佐賀 正和,坂本 盛宇, 服部 学, 高橋 由佳(遺伝研) - NBRP「GBIF 日本ノード」:標本の世界・野生生物の世界(地球規模生物多様性情報機構)
菅原秀明1,松浦啓一2,伊藤元己3(1遺伝研,2国立科学博物館,3東京大)
文部科学省の関連プロジェクト紹介
46.ターゲットタンパク研究プログラムの概要紹介ターゲットタンパク研究プログラム事務局(東京大・院農)
ターゲットタンパク研究プログラムは,「タンパク3000プロジェクト」等これまで実施されたプロジェクト等によってもたらされた研究成果や研究基盤(NMRおよびX線結晶構造解析施設等)を活用し,現在の技術水準では構造解明がきわめて難しいものの学術研究や産業振興に重要なタンパク質をターゲットに選定し,高難度タンパク質の構造・機能解析のための技術開発を行いつつ,ターゲットタンパク質の構造と機能の解明をめざすプロジェクトであり,文部科学省の事業として2007年度よりスタートした。
本プロジェクトにおいては,以下の2つの研究分野が相互に連携しながら実施推進されている。「技術開発研究」では,タンパク質試料をつくる「生産」,立体構造を明らかにする「解析」,および機能を操る「制御」の技術開発を行う。また「ターゲットタンパク研究」では,基本的な生命現象の解明,医学・薬学等への貢献,および食品・環境等の産業応用に向けてターゲットとなる,動植物および微生物由来のタンパク質群の構造・機能解析を進めている。
本ポスター展示では,本プロジェクトにて実施中の課題および期待される成果等について紹介する。
47.48.ゲノムネットワークプロジェクトの概要及び成果としてのゲノムネットワークプラットフォームの紹介
ゲノムネットワークプロジェクト実施会議事務局1,プラットフォーム構築機関2
(1理研OSC,2遺伝研)
(1理研OSC,2遺伝研)
ゲノムネットワークプロジェクトはヒトゲノム(遺伝子)の解読完了を受け平成16年度から平成20年度までの5年間のプロジェクトとして文科省により実施されている。遺伝子はそれぞれが単独で機能を発揮しているのではなく,お互いにその働きを調整し,相互に作用しながら,生命現象を成立させていると考えられる。ゲノムネットワークプロジェクトでは,そのようなヒト遺伝子同士が描く複雑な相互作用,すなわちネットワークを明らかにすること,そして得られた情報を活用して,生命科学の研究の進展や疾患の新たな治療法などにつながる成果を得ることを目的としている。
この目的を達成するために,プロジェクト内には,ネットワークの構造を明らかにする機関(横軸研究機関),情報を体系化して提供する機関(プラットフォーム構築機関),新しい解析技術の開発を行なう機関(技術開発機関),ネットワークを活用して新たな生命現象を明らかにする機関(縦軸研究機関),及び動的ネットワーク解析のための技術開発を行なう機関(動的ネットワーク研究機関)が相互に連携するという今までとは全く異なる新しい研究推進のスタイルを構成している。
その連携の要としてプラットフォーム構築機関で構築されているゲノムネットワークプラットフォームが位置づけられる。
ゲノムネットワークプロジェクトにおける我々の目標は,ヒトゲノムから複雑な生体反応がどのように産み出されているのかを,多種多様な遺伝子やタンパク質間の相互作用の協調的ネットワークの解明を通じて明らかにすることにある。そのために,本プロジェクトで産生されるデータを統合整理し,更なる研究(生命機構の解明や創薬研究など)のためにフィードバックすることを目的としてデータプラットフォームを構築している。ゲノムネットワークプラットフォームでは,理研に代表されるプロジェクト参加機関の産出するデータ(CAGE解析,遺伝子発現解析,タンパク質相互作用解析)やパブリックデータなど,関連する種々の情報を統合化してヒト生体分子ネットワークの全貌解明に向けた研究の基盤となるデータベースの構築・提供を目標として,統合化した情報を利用する新しいデータ解析手法やツールなどの研究・開発を行っている。
本展示においては,ゲノムネットワークプロジェクトの概要紹介及び,ゲノムネットワークプラットフォームを実際に見てもらうことにより紹介を行なう。
49.日本DNAデータバンクの活動
DDBJ情報局(国立遺伝学研究所)
DDBJ (DNA Data Bank of Japan)は,欧州の EBI/EMBLおよび米国の NCBI/GenBank との密接な連携のもと,『国際塩基配列データベース』(INSD)を構築している三大国際 DNA データバンクのひとつで,国立遺伝学研究所の生命情報・DDBJ 研究センター内で運営されています。
INSDは,全世界の研究者が実験によって決定した塩基配列データを三大データバンク間で定めたデータ構築規範に沿って収集・編集し,オンラインでデータを公開しています。日本の特許庁 (JPO), 韓国特許庁 (KIPO), 欧州特許庁 (EPO), 米国特許商標庁 (USPTO) が処理したデータも含まれています。塩基配列データは久遠の時間をかけて生物が進化してきたことを直接示す記録です。これらが人類共通の財産であるという認識のもとに,DDBJは研究者が利用できるように,さまざまなソフトウェアシステムも提供しています。本ポスター展示では,これらのDDBJの活動をご紹介します。

