会長挨拶

第12回総会・第3回日本感染管理ネットワーク学術集会の開催にあたって

会長 松島 由実
南島メディカルセンター 看護部長
一般社団法人日本感染管理ネットワーク 代表理事


 この度、第3回日本感染管理ネットワーク学術集会の会長を務める機会を頂戴し、まずは皆さまに心から感謝を申し上げます。
 医療情勢や社会環境の変化にともない、感染管理実践者の役割や立場は複雑多様化しています。感染管理認定看護師(CNIC)は1804名、感染症看護専門看護師は30名が登録されております(2014年2月28日現在)。また、CNICの教育課程は10施設、受講定員計は270名を数え、需要の高さを示しているものと考えます。そのニーズに応えるべく、2003年に設立されたICNJ(Infection Control Network of Japan:日本感染管理ネットワーク)は設立から10年という節目を越え、知識やスキルの向上や、会員相互の連携を通して、保健医療福祉における感染管理の実践を推進することはもちろん、本組織の更なる成長の必要性を痛感しております。
 このような状況の中、今回のテーマを「ICN力を磨いて次なる時代へ〜考える・伝える・支える〜」と掲げました。感染管理実践者のさまざまな“力”を磨く場として、アウトブレイク対応の実地疫学を通して考える力、サーベイランス手法を用いて伝える力、リーダーシップを発揮してチームや組織を支える力と捉えました。
 プログラムは、ベーシックレクチャーや共催セミナーに加え、昨年好評であった小テーマごとに教育講演とシンポジウムを合わせた形式のセッションを設けました。また新たに、「evidenceとpractice」と題したInformation Exchange(交流集会)を企画し、エビデンスを現場でどのように活用するか、エビデンスの存在しない細やかなところにどう切り込んでいくか、聴講者全員が参画して討議したいと考えております。さらに、一般演題につきましても、口演発表を中心に活発な活動報告を期待したいと思います。
 単に最新の知見や情報を求めるだけではなく、自分たちで創り上げる参画型の学術集会にしたいと強く願っております。多くの方々にご参加頂き、パワー(ICN力と元気)を持ち帰って頂けますよう関係者一同心からお待ちしております。 最後になりましたが、本学術集会の開催にあたり、ご支援、ご指導を賜りました諸先生方、企画や準備にご尽力をいただいた会員各位、ご協賛いただいた法人会員に厚くお礼を申し上げます。