プログラム詳細

スケジュール | 日程表 | プログラム

日程表

第1日目
10月15日(水)

第2日目
10月16日(木)

第3日目
10月17日(金)

第4日目
10月18日(土)

プログラム

▲ Page top

特別講演

2PL1
Tofacitinib (CP-690,550): A First-In-Class Janus Kinase (JAK) Inhibitor for the Treatment of Rheumatoid Arthritis
Mark E Flanagan (Pfizer Inc., USA)
日時:10月16日(木) 12:45-13:45
会場:第1会場( グランドプリンスホテル京都・プリンスホール)
司会:榑林 陽一(医薬基盤研究所)

3PL1
動物発生にみる細胞のふるまい
高橋 淑子(京都大学)
日時:10月17日(金) 12:45-13:45
会場:第1会場( グランドプリンスホテル京都・プリンスホール)
司会:米田 悦啓(医薬基盤研究所)

4PL1
制御性T細胞による免疫応答制御
坂口 志文(大阪大学)
日時:10月18日(土) 11:15-12:15
会場:第1会場( グランドプリンスホテル京都・プリンスホール)
司会:熊ノ郷 淳(大阪大学)

▲ Page top

Cold Spring Harbor Asia (CSHA)-sponsored symposium

日時:10月16日(木) 16:15-18:45
会場:第11会場(Room A)
オーガナイザー:Maoyen Chi (Cold Spring Harbor Asia)

講演者:
Hongkui Deng (Peking Univ., China)
Ronald McKay (The Lieber Inst. for Brain Development)
Xinyuan Fu (Natl. Univ. of Singapore, Singapore)
Hideyuki Okano (Keio Univ.)

概要:
The session of Reprograming of Cell is composed of a small yet elite group of international scientists who are actively working in the forefront of stem cell research, which is one of the hottest topics of today's biology.It will survey the landscape of the latest development of the field via their talks. Meanwhile the session will also showcase the scientific quality and the open style of Cold Spring Harbor symposium.

▲ Page top

シンポジウム

シンポジウム一覧
セッションNo. 日にち 会場 タイトル
1S02 10月15日(水) 第2会場 疾患iPS細胞
1S03 10月15日(水) 第3会場 脂質免疫学
1S04 10月15日(水) 第4会場 膜局所場研究と医療イノベーションとの接点
1S05 10月15日(水) 第5会場 古くて新しい小胞体の糖鎖生物学
1S06 10月15日(水) 第6会場 オルガネラバイオロジーの新展開:ミトコンドリアをハブとする細胞内オルガネロスタシス
1S07 10月15日(水) 第7会場 心疾患とシグナル伝達−再生医療と創薬への展開−
1S11 10月15日(水) 第11会場 蛍光・発光タンパク質を使ったイノベーション
1S12
10月15日(水) 第12会場 エピゲノム制御の生化学
1S13 10月15日(水) 第13会場 体表面バリアにおける生体防御とその破綻
1S02p 10月15日(水) 第2会場 難治疾患を治療する創薬・医療イノベーション:基礎研究から新薬の開発・上市まで
1S03p 10月15日(水) 第3会場 トランスオミクスによる疾病システムの解明
1S04p 10月15日(水) 第4会場 生体膜のダイナミクスの分子像の理解に向けて
1S05p 10月15日(水) 第5会場 細胞計測、細胞シミュレーション、そしてゲノム人工合成の革新的融合
1S06p 10月15日(水) 第6会場 複雑な生命機能を理解するための構造解析の最先端
1S11p 10月15日(水) 第11会場 次世代の血栓止血血管学を創るイノベーション
1S12p 10月15日(水) 第12会場 染色体ストレス応答の再構成と複合システムとしての理解
1S13p 10月15日(水) 第13会場 病原体感染におけるオルガネラ・ダイナミクス
2S02a 10月16日(木) 第2会場 感染症研究における生化学的イノベーションの最前線
2S03a 10月16日(木) 第3会場 エピジェネティック研究の薬物動態/病態研究への新しい展開
2S04a 10月16日(木) 第4会場 細胞外マトリックスのダイナミクスから見た器官の形成・機能・疾患
2S05a 10月16日(木) 第5会場 プロテオミクス虎の巻,メタボロミクス龍の巻
2S06a 10月16日(木) 第6会場 ユビキチン・ワールド:分子の鎖が織りなす多彩な生命機能
2S07a 10月16日(木) 第7会場 創薬の基盤としてのADP-リボシル化の生化学
2S08a 10月16日(木) 第8会場 細胞可塑性:膵内分泌細胞の可塑性を制御するシグナルネットワーク
2S11a 10月16日(木) 第11会場 がんにおける代謝リプログラミング
2S12a 10月16日(木) 第12会場 鉄生化学の新しい潮流
2S13a 10月16日(木) 第13会場 神経複雑系機能を担う協同性の生化学
2S02p 10月16日(木) 第2会場 自然炎症と代謝のクロストーク
2S03p 10月16日(木) 第3会場 脂質を介した生体制御と疾患、創薬への展開
2S04p 10月16日(木) 第4会場 創薬や再生医療の基盤となる「動くクロマチン構造」を追う
2S05p 10月16日(木) 第5会場 糖鎖作動原理から俯瞰する生命科学
2S06p 10月16日(木) 第6会場 構造細胞生物学の展開:医薬イノベーションの起爆剤としての構造
2S07p 10月16日(木) 第7会場 新しい側面を見せるオートファジー:その高次機能に迫る
2S08p 10月16日(木) 第8会場 病原微生物との闘いとその戦果:先端生命科学からグローバルヘルスまで
2S12p 10月16日(木) 第12会場 骨と骨髄による全身制御
2S13p 10月16日(木) 第13会場 炎症応答制御の分子基盤解明と創薬への挑戦
3S02a 10月17日(金) 第2会場 認知症克服に向けて:プリオン病をもっと知る
3S03a 10月17日(金) 第3会場 マウス以外のモデル動物を使った医生物学研究
3S04a 10月17日(金) 第4会場 トランスポーターの「再発見」 〜広がる膜輸送の世界〜
3S05a 10月17日(金) 第5会場 疾患克服を目指したケミカルバイオフォトニクス技術
3S06a 10月17日(金) 第6会場 新生鎖の生物学
3S07a 10月17日(金) 第7会場 小胞体ストレス応答ネットワーク:細胞シグナルクロストークの新展開
3S11a 10月17日(金) 第11会場 次世代型筋研究の夜明け
3S12a 10月17日(金) 第12会場 ゲノムを支えるDNAヘリカーゼの動態を探求する新たな研究
3S13a 10月17日(金) 第13会場 上皮組織の恒常性維持と破綻を制御するシグナル伝達経路
3S02p 10月17日(金) 第2会場 幹細胞生物学からのイノベーション 〜幹細胞を用いた再生医療、創薬への応用〜
3S03p 10月17日(金) 第3会場 生体膜リン脂質分布の不均一性が生み出す生物学
3S04p 10月17日(金) 第4会場 生体を防御するセンサー群:感知機構と疾病への関与
3S05p 10月17日(金) 第5会場 タンパク質の物性を制御する糖鎖
3S06p 10月17日(金) 第6会場 細胞ストレス応答の病態と治療の新基軸
3S07p 10月17日(金) 第7会場 代謝とシステムバイオロジー
3S08p 10月17日(金) 第8会場 亜鉛シグナルから理解する細胞機能と病態形成
3S11p 10月17日(金) 第11会場 ゲノム解析が指し示す発がんの複雑性・多様性
3S12p 10月17日(金) 第12会場 脳内モノアミンが制御する情動の発現と記憶
3S13p 10月17日(金) 第13会場 上皮細胞生物学の最前線
4S02a 10月18日(土) 第2会場 次世代機能抗体
4S03a 10月18日(土) 第3会場 NMR分光法の技術的進歩:生体分子の機能解明とイノベーションへの応用展開
4S04a 10月18日(土) 第4会場 細胞と個体におけるミトコンドリアの形成と機能維持
4S05a 10月18日(土) 第5会場 個体レベルのシステムバイオロジー:細胞回路同定・非侵讐計測・非接触摂動(仮)
4S06a 10月18日(土) 第6会場 生体分子から細胞のレドックスシステムの理解に迫る
4S07a 10月18日(土) 第7会場 低酸素応答システムの分子機構と多様な役割
4S08a 10月18日(土) 第8会場 行動・睡眠リズムを支配する体内時計の分子機構とその創薬標的としての可能性
4S11a 10月18日(土) 第11会場 環境への細胞応答とエピゲノム
4S12a 10月18日(土) 第12会場 器官の形成・再生の分子細胞生物学的基盤
4S02p 10月18日(土) 第2会場 生活習慣病と癌の治療標的としての慢性炎症
4S03p 10月18日(土) 第3会場 「微生物酵素」のフロンティア研究:新産業イノベーションの創出に向けて
4S04p 10月18日(土) 第4会場 メンブレントラフィック:基礎と疾患の理解へ向けて
4S05p 10月18日(土) 第5会場 糖鎖がつくり出す微小環境のクローズアップ
4S06p 10月18日(土) 第6会場 生体膜を利用した細胞内外物質の処理による生体恒常性の維持
4S07p 10月18日(土) 第7会場 細胞死の多様性と生体応答 〜細胞死の生物学の新たな局面〜
4S11p 10月18日(土) 第11会場 病態メカニズムへのオートファジーの多様な関与
4S12p 10月18日(土) 第12会場 核構造タンパク質によるクロマチン時空間制御の理解とマニピュレーション
4S13p 10月18日(土) 第13会場 タンパク質リン酸化の破綻による、がんを中心とした疾患発症機構

▲ シンポジウム一覧へ
▲ プログラム一覧へ

シンポジウム概要

<セッションNo.について>
開催日+シンポジウム(S)+会場+午前/午後
(例)1S02a:第1日目・シンポジウム・第2会場・午前

第1日目(10月15日(水))
1S02
10月15日(水) 13:00〜15:30 第2会場(さくら)
疾患iPS細胞
オーガナイザー:井上 治久(京都大学)、江良 択実(熊本大学)
共催:新学術領域研究 シナプス・ニューロサーキットパソロジーの創成
講演者・概要はこちら ▼
講演者 山本 俊至(東京女子医科大学)、金子 新(京都大学)、吉田 善紀(京都大学)、江良 択実(熊本大学)、井上 治久(京都大学)
概 要 本シンポジウムでは、近年、急速な進歩をとげているiPS細胞技術を用いた疾患の病態研究・治療法開発について、最新の知見を含め、5名の演者に論じていただ く。小児疾患、心疾患、骨・血液疾患、免疫疾患、神経疾患という5つの分野の情報を提供する。

▲ シンポジウム一覧へ

1S03
10月15日(水) 13:00〜15:30 第3会場(Room 157)
脂質免疫学
オーガナイザー:横溝 岳彦(順天堂大学)、椛島 健治(京都大学)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 有田 誠(東京大学)、椛島 健治(京都大学)、山崎 晶(九州大学)、宮坂 昌之(大阪大学)、武富 芳隆(東京都医学総合研究所)
概 要 プロスタグランジン産生を抑制するアスピリンが抗炎症作用を有することから、脂質メディエーターと炎症反応の関係は古くから注目され研究されてきた。強力な免疫抑制剤であるFTY-720が、スフィンゴシン1-リン酸受容体の機能的阻害薬であることが判明してから、脂質メディエーターと免疫応答の関係が注目されるようになった。現在では、多くの脂質メディエーターが、T細胞や樹状細胞をはじめとした免疫担当細胞の遊走、リンパ節へのホーミング、細胞間相互作用などを調節することで、免疫反応を直接コントロールしていることが明らかになりつつある。また、免疫反応を抑制する新規脂質メディエーターの同定も相次いで報告されている。本シンポジウムでは、これまではまとめて語られることが少なかった「脂質メディエーターと免疫反応」に焦点を当て、最新の研究成果を討論したい。

▲ シンポジウム一覧へ

1S04
10月15日(水) 13:00〜15:30 第4会場(C-1)
膜局所場研究と医療イノベーションとの接点
オーガナイザー:花田 賢太郎(国立感染症研究所)、柳 茂(東京薬科大学)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 深澤 征義(国立感染症研究所)、前田 裕輔(大阪大学)、井ノ口 仁一(東北薬科大学)、小林 俊秀(理化学研究所)、中村 俊一(神戸大学)、柳 茂(東京薬科大学)
概 要 生体膜上の10〜100 nmスケールの局所場として、膜接触部位(MCS)と膜微小ドメインの二つの生体構造が広く知られている。MCSでは至近距離を生かした低分子の膜間移送が効率よく行われ、膜微小ドメインでは側方での自立的な膜分子集積により、膜シグナルが効率よく伝達される。このような膜局所場を介した機能連携は細胞間でも見られ、形質膜接触部位が重要な役割を担っている。これら膜局所場の不全に関連すると示唆される疾病も多く存在する。しかし、膜局所場の統合的な理解はまだ進んでいない。本シンポジウムでは、様々な技術を駆使して膜局所場の形成と機能制御のメカニズムを解明しつつある研究を紹介するとともに、これらの基盤的知見をどのようにして疾病の成因の解明や予防・診断・治療に結びつけていくかの展望を討論する。膜局所場の生化学的研究は、新たなフロンティアを開拓しようとする挑戦であり、医療イノベーションにも大きく貢献するであろう。

▲ シンポジウム一覧へ

1S05
10月15日(水) 13:00〜15:30 第5会場(C-2)
古くて新しい小胞体の糖鎖生物学
オーガナイザー:鈴木 匡(理化学研究所)、神田 大輔(九州大学)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 Hans Bakker(Hannover Med. Sch., Germany)、千原 崇裕(東京大学)、神田 大輔(九州大学)、原田 陽一郎(理化学研究所)、岡島 徹也(名古屋大学)、佐藤 匡史(名古屋市立大学)
概 要 真核細胞において、小胞体は分泌経路を通るタンパク質の生合成の場であり、同時にタンパク質が様々な共翻訳・翻訳後修飾を受ける場でもある。中でも糖鎖修飾の場として小胞体が非常に重要な役割を果たすことは古くから知られており、これまで小胞体における糖鎖の生合成、プロセシング機能やその生理機能について多くの知見が蓄積されてきている。しかし我々はその全てを理解したと言えるだろうか? 細胞表面の糖鎖が発生や分化、疾患の進行に重要な役割を果たしている例は数多いが、その制御、特に小胞体で起こる現象については現在に於いても多くの謎が残されているのが現状である。本シンポジウムでは、小胞体で起こる糖鎖修飾の構造生命科学、新規糖鎖修飾やその制御、あるいは糖鎖合成関連分子と一次構造上予想される分子の機能について最新の知見を新進気鋭の研究者に紹介いただく。

▲ シンポジウム一覧へ

1S06
10月15日(水) 13:00〜15:30 第6会場(Room D)
オルガネラバイオロジーの新展開:ミトコンドリアをハブとする細胞内オルガネロスタシス
オーガナイザー:遠藤 斗志也(京都産業大学)、藤木 幸夫(九州大学)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 Chris Meisinger (Univ. of Freiburg, Germany)、Walter Neupert (Max Planck Inst., Germany)、田中 啓二(東京都医学総合研究所)、田村 康(名古屋大学)、一條 秀憲(東京大学)、藤木 幸夫(九州大学)
概 要 真核生物の細胞内には膜で囲まれた複雑なオルガネラ構造が形成されている。これまで各オルガネラは固有の機能を持ち,独立に機能し,細胞機能を分散管理すると考えられてきた。しかし最近,異種オルガネラが構造的にも機能的にもリンクして細胞機能を調節していること,オルガネラの品質管理を通じて細胞の恒常性を維持していることが分かってきた。本シンポジウムでは,ミトコンドリアを例に取り,こうした新しいオルガネラ像とオルガネラを介した細胞の恒常性維持(オルガネロスタシス)について議論したい。

▲ シンポジウム一覧へ

1S07
10月15日(水) 13:00〜15:30 第7会場(Room E)
心疾患とシグナル伝達−再生医療と創薬への展開−
オーガナイザー:黒瀬 等(九州大学)、諫田 泰成(国立医薬品食品衛生研究所)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 三部 篤(岩手医科大学)、石川 義弘(横浜市立大学)、諫田 泰成(国立医薬品食品衛生研究所)、黒川 洵子(東京医科歯科大学)、Canan Nebigil-Désaubry(ストラスブルク大学 (France))、佐藤 元彦(愛知医科大学)、黒瀬 等(九州大学)
概 要 心疾患による死亡は、全死亡原因の第2位である。しかしながら、有効な治療薬が提供されていない疾患でもある。新たな治療薬を見出す一つの方法は、疾患時にどのようなシグナリングが活性化され、それにどのような分子が関与しているのかを明らかにすることである。本シンポジウムでは、心疾患(心房細動、心筋梗塞および心不全)に関して、再生と創薬からいくつかのトピックを取り上げた。ここでは、心房細動の新たな治療薬、心不全発症における熱ショックタンパク質の役割と創薬、ヒトiPS細胞の分化シグナリングと創薬スクリーニングへの応用、心梗塞時にGタンパク質共役型受容体が心筋前駆細胞で果たす役割、心筋梗塞時における線維芽細胞の役割などについて、新たな知見を加えて紹介する。これら新たな知見の創薬への展開についても議論したい。

▲ シンポジウム一覧へ

1S11
10月15日(水) 13:00〜15:30 第11会場(Room A)
蛍光・発光タンパク質を使ったイノベーション
オーガナイザー:松田 道行(京都大学)、原 英二(がん研究会 がん研究所)
共催:新学術領域「蛍光生体イメージ」
講演者・概要はこちら ▼
講演者 大熊 敦史(がん研究会 がん研究所)、小澤 岳昌(東京大学)、南保 明日香(北海道大学)、青木 一洋(京都大学)、斉藤 典子(熊本大学)
概 要 蛍光タンパク質や発光タンパク質を使った細胞生物学的研究は多くの発見をもたらした。また、これらを用いたイメージング技術は薬剤スクリーニング等においてルーチンに使われるようになっている。しかし、蛍光・発光タンパク質を基にしたイノベーションはまだまだ緒に就いたばかりである。特にpHや酵素活性など多様な細胞機能を検出するプローブが開発され、その応用が期待されている。プローブと患者由来の細胞とを用いて行われる薬剤効果予測、あるいはイメージングデータを基にした数理モデルの構築などが良い例である。一方、細胞の画像データからデータを抽出する技術も急速に発展を見せつつある。本シンポジウムではこの分野で活躍している新進気鋭の研究者の方々に蛍光・発光イメージングの未来を語っていただく予定である。

▲ シンポジウム一覧へ

1S12
10月15日(水) 13:00〜15:30 第12会場(Room B-1)
エピゲノム制御の生化学
オーガナイザー:眞貝 洋一(理化学研究所)、田嶋 正二(大阪大学)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 島津 忠広(理化学研究所)、岡本 晃充(東京大学)、鈴木 孝禎(京都府立医科大学)、佐々木 和樹(理化学研究所)、荻 朋男(長崎大学)、末武 勲(大阪大学)、有田 恭平(横浜市立大学)
概 要 生体は、環境に対して様々な応答を示すが、その中で近年エピゲノム応答が注目されている。特に、環境要因によるエピゲノム応答は、誘導されるエピゲノム変化が個体の発生や生殖・生理に長期的な影響を示すこと、場合によっては世代を超えてその影響が伝わることが示唆されている。エピゲノムの可塑性と多型が、集団としての種の形質や表現型の多様性に重要な役割を果たしていると考えられている。このような可塑的なエピゲノム応答に起因する表現型を理解するためには、各制御因子の生化学的な理解が欠かせない。本シンポジウムでは、生化学的な観点からエピゲノム可塑性の検出や制御因子の阻害剤開発に関わる研究者と、生命機能におけるエピゲノム制御因子の役割を生化学的なレベルで解明している研究者に講演いただき、本領域における生化学の重要性を再認識してもらいたい。

▲ シンポジウム一覧へ

1S13
10月15日(水) 13:00〜15:30 第13会場(Room B-2)
体表面バリアにおける生体防御とその破綻
オーガナイザー:竹田 潔(大阪大学)、川口 寧(東京大学)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 嘉糠 洋陸(東京慈恵会医科大学)、長谷 耕二(東京大学)、高野 義孝(京都大学)、平原 潔(千葉大学)、Sidonia Fagarasan(理化学研究所)、川口 寧(東京大学)
概 要 感染病原体やアレルゲンなどの外界異物の侵入を防御するために、生物個体は上皮細胞シート(バリア)によって覆われている。高等哺乳動物では、体表面が表皮を最外層とする皮膚組織バリアにより覆われており、また、皮膚組織だけでなく、呼吸器、消化器などの器官も、いわゆる「内なる外」を形成していて、外界異物の侵入の標的となり、これら器官の表面は粘膜組織バリアにより覆われている。近年の研究により、これらのバリアを構築している上皮細胞が免疫細胞と緊密な相互作用を行うことで、高次的な生体防御機構を構築することが明らかになってきた。本シンポジウムでは、動植物の生体防御の第一線である体表面バリアに焦点をあて、そこで繰り広げられている外界異物とそれに対する宿主の攻防について、それぞれ感染病原体および免疫応答の観点から、最新の知見に基づく講演を行う。

▲ シンポジウム一覧へ

1S02p
10月15日(水) 15:45〜18:15 第2会場(さくら)
難治疾患を治療する創薬・医療イノベーション:基礎研究から新薬の開発・上市まで
オーガナイザー:石川 智久(理化学研究所)、東山 繁樹(愛媛大学)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 田口 恵子(東北大学)、東山 繁樹(愛媛大学)、本間 光貴(理化学研究所)、石川 智久(理化学研究所)、町井 克行(ファイザー株式会社)
概 要 「難治疾患を治療する創薬・医療イノベーション」と題して、基礎研究から新薬の開発と上市までのプロセスを概観し、新規アプローチを学ぶことを目的とする。まず、Nrf2が恒常的に活性化したモデルマウスの解析を通して、Nrf2の活性制御メカニズムの破綻が引き起こす病態を田口恵子先生が説明する。次いで、膜蛋白質の無細胞合成技術と先端質量分析技術を融合し、複数膜貫通蛋白質の絶対定量を可能にする技術開発について東山繁樹先生が説明する。本間光貴先生は、高難度標的分子に対するFragment-based Drug Discovery法の技術的開発について説明する。石川智久先生は、難治性癌の1つである悪性脳腫瘍を光線力学療法で治療するための基礎研究と臨床応用について説明する。最後に、進行性難治疾患であるトランスサイレチン型家族性アミロイドポリニューロパチーに対する新薬開発と上市に関して、町井克行先生が説明する。

▲ シンポジウム一覧へ

1S03p
10月15日(水) 15:45〜18:15 第3会場(Room 157)
トランスオミクスによる疾病システムの解明
オーガナイザー:黒田 真也(東京大学)、岡田 眞理子(理化学研究所)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 松崎 芙美子(九州大学)、福田 真嗣(慶應義塾大学)、合原 一幸(東京大学)、岡田 眞理子(理化学研究所)、黒田 真也(東京大学)
概 要 生体内の全ての反応は、タンパク質とその化学修飾や代謝産物などを含む膨大な種類の分子の相互作用により制御されており、この脱制御が疾病を誘起する。疾病のメカニズムを全て明らかにするためには、ヒトの仮説や興味により特定の分子を計測する従来のアプローチ(仮説駆動型バイアス研究)ではなく、これらの分子の動態を偏りなく網羅的に定量計測する新しいアプローチ(データ駆動型非バイアス研究)が必要である。これらの計測対象は、ゲノム・エピゲノム・トランスクリプトーム・プロテオーム・メタボローム等の複数の階層にまたがり、階層を統合したシステムの解析(トランスオミクス)を行うことが今後のテーマであるが、その実現には各計測手法に高度な定量性が要求される。本シンポジウムでは、トランスオミクス解析に必須な定量計測技術と、これらのデータを統合して解析する数理手法の演題を通して、バイアスのない定量生物学による疾病の理解について議論する。

▲ シンポジウム一覧へ

1S04p
10月15日(水) 15:45〜18:15 第4会場(C-1)
生体膜のダイナミクスの分子像の理解に向けて
オーガナイザー:二木 史朗(京都大学)、伊藤 俊樹(神戸大学)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 申 惠媛(京都大学)、伊藤 俊樹(神戸大学)、進藤 英雄(国立国際医療研究センター)、山本 泰憲(神戸大学)、中野 実(富山大学)、野口 博司(東京大学)
概 要 細胞運動・分裂・細胞内小胞輸送などの種々の細胞現象はダイナミックな生体膜の形態変化を伴う。この機序の理解は、細胞の営みの本質の理解につながるのみならず、新しい細胞操作法や治療法の開発につながることも期待される。近年、生体膜のダイナミクスを誘導する種々のタンパク質や脂質の分子が次第に明らかにされてきており、細胞内におけるこれらの相互作用の理解は、細胞生化学・細胞生物学のフロンティアの一つと言える。この理解には、生物物理化学・計算化学的視点からのアプローチが重要な役割を果たしうる。しかし、細胞で繰り広げられる多彩で複雑な分子像をこれらの手法で説明することは、現時点では容易ではない。本シンポジウムでは、生体膜ダイナミクス解明のための生物・化学の両アプローチにおける最重要課題と問題点を俎上に載せ、理解を深めるともに、新しい切り口での研究アプローチの創案につなげる契機とすることを狙う。

▲ シンポジウム一覧へ

1S05p
10月15日(水) 15:45〜18:15 第5会場(C-2)
細胞計測、細胞シミュレーション、そしてゲノム人工合成の革新的融合
オーガナイザー:谷内江 望(東京大学)、高橋 恒一(理化学研究所)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 谷口 雄一(理化学研究所)、冨田 勝(慶應義塾大学)、二階堂 愛(理化学研究所)、森 浩禎(奈良先端科学技術大学院大学)、守屋 央朗(岡山大学)、古澤 力(理化学研究所)、高橋 恒一(理化学研究所)、谷内江 望(東京大学)
概 要 細胞システムを理解しその動態を予測・制御を可能にするためには細胞動態の細密な計測に基づいた細胞シミュレーション技術の確立が求められる。細胞計測分野では次世代シーケンサーなどのオミクス計測とデータマイニング技術の継続的な発展とともに、近年一細胞計測や一分子イメージング技術が躍進している。細胞シミュレーション分野では全細胞シミュレーション技術や一分子粒度での細胞環境における反応ネットワークの挙動予測技術が登場した。合成技術面ではマイコプラズマの全ゲノム人工合成と合成ゲノムの細胞への移植が成功している。これら3つの要素、つまり、計測、シミュレーション、そして人工モデル生物の全合成を融合することでどんな将来が描けるだろうか?本シンポジウムでは、各分野の第一線で活躍する研究者を招き、講演とパネルディスカッションを通じて最先端技術群の横断的融合により見えてきた「in vivoとin silico両面での再構成を組み合わせて全細胞システムを理解・予測・制御する」未来の可能性について探る。

▲ シンポジウム一覧へ

1S06p
10月15日(水) 15:45〜18:15 第6会場(Room D)
複雑な生命機能を理解するための構造解析の最先端
オーガナイザー:田之倉 優(東京大学)、中川 敦史(大阪大学)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 川上 恵典(大阪市立大学)、竹下 浩平(大阪大学)、昆 隆英(法政大学)、藤井 高志(理化学研究所)、中村 顕(東京大学)、佐藤 衛(横浜市立大学)
概 要 X線結晶構造解析法、X線小角散乱法、電子顕微鏡単粒子解析、分子シミュレーションなど、構造生命科学のための様々な技術・方法論が近年飛躍的に発達してきており、これらを組み合わせることで生命現象を担う複雑な分子の詳細な構造やそれらの相互作用機構が理解できるようになってきた。本シンポジウムでは、2014年の国際結晶年を記念して、回折法を中心とした最新の生体分子の構造解析技術の進歩により明らかになってきた、従来困難とされてきた膜タンパク質や動きの大きなタンパク質の構造研究を紹介するとともに、構造生物学が今後どのように発展していき、生命科学の諸分野にどのように寄与して行くべきかを展望していく。

▲ シンポジウム一覧へ

1S11p
10月15日(水) 15:45〜18:15 第11会場(Room A)
次世代の血栓止血血管学を創るイノベーション
オーガナイザー:一瀬 白帝(山形大学)、宮田 敏行(国立循環器病研究センター研究所)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 一瀬 白帝(山形大学)、Helen Philippou(Univ. of Leeds, UK)、杉本 充彦(奈良県立医科大学)、坂野 史明(国立循環器病研究センター)、本橋 ほづみ(東北大学)、江藤 浩之(京都大学)
概 要 21世紀は「血栓症の時代」であり、その制圧が課題である。血管、血流、血液の異常が三大要因であるが、それぞれの系の膨大な要素を解析すると共にそれらの相互作用を統合的に追究する為に、次世代の血栓止血分野を担う研究者達が、診断と治療に繋がる革新的な技術や新領域を開拓している。1)生体内でのフィブリン血栓全体の形成過程をイメージングして、新規経口抗凝固薬の作用を可視化しつつあるHelen Philippou女史(Leeds大)、2)血栓、炎症における血管・血流間のずり応力の研究で成果を挙げつつある杉本充彦氏(奈良医大)、3)日本人に多い血栓傾向プロテインS徳島のモデル動物を作製し、その多機能性を解明しつつある坂野史明氏(国立循環器病研究センター)、4)東日本大震災にも怯まず巨核球・血小板の分化・成熟を制御する因子を発見して応用しつつある本橋ほづみ女史(東北大)、5)iPS細胞を用いて血小板の大量供給を可能にしつつある江藤浩之氏(京都大)に、将にon-goingの研究を紹介して頂き、本分野の未来を語り合いたい。

▲ シンポジウム一覧へ

1S12p
10月15日(水) 15:45〜18:15 第12会場(Room B-1)
染色体ストレス応答の再構成と複合システムとしての理解
オーガナイザー:田代 聡(広島大学)、井倉 毅(京都大学)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 松田 知成(京都大学)、関 政幸(東北薬科大学)、倉岡 功 (大阪大学)、井倉 毅(京都大学)、田代 聡(広島大学)、李 聖林(広島大学)
概 要 染色体は生命活動による生体内や外部環境から様々な化学的・物理的ストレスを受ける。染色体ストレスにおいて、これまで個別の研究によって見出されたストレス応答因子が、最近の網羅的アプローチにより、クロマチンを介した蛋白質ネットワークを形成し、互いに機能連携していることが明らかになりつつある。また同一の因子が複数のネットワークに属し、異なった生命機能を担うことがあることから、個々の因子を個別に解析する要素還元主義的アプローチのみでは複雑な蛋白質ネットワークの実体を解明することは困難である。今後は、ストレスネットワークの生体内での再構成を試み、染色体ストレス応答をシステムとして理解することが必要である。本シンポジウムでは、様々な研究戦略から見出された知見を数理モデル構築などの新たな視点で捉え直し、複雑な染色体ストレス応答の仕組みをシステムとして理解することの意義について討論したい。

▲ シンポジウム一覧へ

1S13p
10月15日(水) 15:45〜18:15 第13会場(Room B-2)
病原体感染におけるオルガネラ・ダイナミクス
オーガナイザー:谷田 以誠(国立感染症研究所)、新崎 恒平(東京薬科大学)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 中川 一路(東京医科歯科大学)、小川 道永(国立感染症研究所)、山本 雅裕(大阪大学)、鈴木 哲朗(浜松医科大学)、新崎 恒平(東京薬科大学)、谷田 以誠(国立感染症研究所)
概 要 宿主細胞内で増殖し種々の疾患を引き起こす微生物やウイルスは、宿主細胞内に備わっている細胞機能をハイジャックすることで、自身の生存や増殖に都合の良い環境を細胞内に作り出している。病原体感染において、細胞内に侵入した微生物やウイルスはオルガネラ機能をコントロールし、分解経路から逃れ、細胞内を移行してオルガネラに定着する。標的とするオルガネラは、感染様式や生存戦略の違いによって異なっている。各々の微生物やウイルスによるオルガネラの機能をコントロールする分子メカニズムを明らかにすることは、感染症の発症機構を包括的に理解する上で極めて重要であり、同時にオルガネラ機能およびオルガネラ間連携の調節機構の解明にもつながる。本シンポジウムでは、種々の微生物やウイルス感染におけるオルガネラ機能の調節機構に焦点を当て、感染症の発症過程におけるオルガネラの役割について最新の知見を紹介し議論する。

▲ シンポジウム一覧へ

第2日目(10月16日(木))
2S02a
10月16日(木) 9:00〜11:30 第2会場(さくら)
感染症研究における生化学的イノベーションの最前線
オーガナイザー:芝崎 誠司(兵庫医療大学)、植田 充美(京都大学)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 芝崎 誠司(兵庫医療大学)、北原 奈緒(京都大学)、川本 進(千葉大学)、Petri Susi(Univ. of Turku, Finland)、渡士 幸一(国立感染症研究所)、新川 武(琉球大学)
概 要 微生物は、地球上に存在する生物の源として数十億年以上も前に発生し、ヒトを含む高等動物や植物の生息に大きな役割を果たしてきた。一方で、地球上の動植物と共存する中で、生存競争に勝ち抜くためにさまざまな病原性を発揮し、毒素や酵素を分泌することで宿主に対して感染症を引き起こしている。ヒトに有用な環境や物質を与えてきた反面、有害な側面を有している微生物に関する理解は、生化学研究の進歩にも貢献してきたのも事実である。また近年では、オミックス技術やビッグデータを活用したさまざまな新しい創薬技術が開発され、生化学研究の成果を生かした微生物研究とともに精力的に展開され、感染症研究の大きな推進力となっている。本シンポジウムでは、生化学研究の成果を基盤とした研究のなかでも、ウイルス、寄生虫、真菌などの病原性に迫り、今後共存していかなければならない病原体からの防御、感染治療、診断などにおける新しい方法論、技術について議論したい。

▲ シンポジウム一覧へ

2S03a
10月16日(木) 9:00〜11:30 第3会場(Room 157)
エピジェネティック研究の薬物動態/病態研究への新しい展開
オーガナイザー:横井 毅(名古屋大学)、今井 覚己(東京大学/大日本住友製薬)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 早川 晃司(東京大学)、幅野 渉(岩手医科大学)、織田 進吾(名古屋大学)、今井 覚己(東京大学/大日本住友製薬株式会社)、廣田 豪(九州大学)、湯浅 博昭(名古屋市立大学)
概 要 近年、DNAのメチル化やヒストンの脱アセチル化の基礎的な研究の発展が著しく、多分野の研究成果に貢献している。薬物代謝酵素やトランスポーターなどの薬物動態関連因子は、医薬品開発に直接関わり、epigeneticな影響を受け易いこと以前から示唆されて来ている。しかしながら、報告例が少ないのが現状である。本シンポジウムでは、基礎研究の最前線をoverviewして頂いた後に、薬物代謝酵素やトランスポーターについての最新のepigenetic regulationの研究および臨床病態との関連研究を紹介いただく事によって、今後のこの分野の研究の進展を促すことを目指したい。

▲ シンポジウム一覧へ

2S04a
10月16日(木) 9:00〜11:30 第4会場(C-1)
細胞外マトリックスのダイナミクスから見た器官の形成・機能・疾患
オーガナイザー:五十嵐 道弘(新潟大学)、武内 恒成(愛知医科大学)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 武内 恒成(愛知医科大学)、杉山 清佳(新潟大学)、松尾 勲(大阪府立母子保健総合医療センター研究所)、山田 雅司(大阪大学)、水本 秀二(名城大学)、仲嶋 一範(慶應義塾大学)
概 要 細胞外基質には、多様な分子が集積し、空間的にも非常に大きなスペースを占めているため、細胞外基質は細胞のシグナル伝達に大きく影響するはずである。ごく最近までこれらの分子は細胞外に存在しているため、細胞内の分子群に比べてinertな印象をもたれていたが、実は非常にダイナミックであり、各種の臓器・器官の形成や機能調節を直接指令する最も基本的なシグナル伝達に深く関与し、さらにはそれらの異常が種々の疾患の根源で、創薬の標的可能性があることが明らかとなってきた。本シンポジウム企画ではこの最近2−3年間の急速なこの領域の進展を、その発展を担ってきた6名の研究者から講演いただく。初期発生、細胞移動、細胞極性決定、神経可塑性、損傷修復、ヒト遺伝性疾患、の各事象に関係する細胞外基質の多様な側面の講演から、その新たな役割を議論する。

▲ シンポジウム一覧へ

2S05a
10月16日(木) 9:00〜11:30 第5会場(C-2)
プロテオミクス虎の巻,メタボロミクス龍の巻
オーガナイザー:福崎 英一郎(大阪大学)、石濱 泰(京都大学)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 馬場 健史(大阪大学)、津川 裕司(理化学研究所)、小林 大樹(熊本大学)、若林 真樹(京都大学)、大槻 純男(熊本大学)
概 要 タンパク質、代謝物の総体解析であるプロテオミクス、メタボロミクスは先入観にとらわれないデータ駆動型研究を可能にし、近年、生化学者の衆目を集める技術の一つであるが,意外に使いこなすのは難しい.質量分析が鍵技術として注目される場合が多く、ハイエンド質量分析を使いこなせば、ほしいデータがすぐに得られると誤解される場合が多いが,実は,前処理、クロマトグラフィー、質量分析後のデータ解析および多変量解析等のすべてのステップに最先端の技術やノウハウが多く含まれ、システム全体の最適化を困難なものにしている.本シンポジウムでは,クロマトグラフィーやデータ解析の新鋭技術/ノウハウを、分析化学と情報科学の境界領域にスポットを当てて議論するとともに、最先端技術を駆使したハイエンドオミクスシステムについても紹介したい.

▲ シンポジウム一覧へ

2S06a
10月16日(木) 9:00〜11:30 第6会場(Room D)
ユビキチン・ワールド:分子の鎖が織りなす多彩な生命機能
オーガナイザー:駒田 雅之(東京工業大学)、松田 憲之(東京都医学総合研究所)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 沖米田 司(関西学院大学)、駒田 雅之(東京工業大学)、佐々木 義輝(京都大学)、筒井 康博(東京工業大学)、濱崎 純(東京大学)、藤田 尚信(カリフォルニア大学サンディエゴ校 (USA))、松田 憲之(東京都医学総合研究所)
概 要 ユビキチン化は真核細胞に高度に保存されたタンパク質の翻訳後修飾であり、複数のユビキチン分子がイソペプチド結合あるいはペプチド結合でつながったユビキチン鎖が標的タンパク質にコンジュゲートされる反応である。その際、ユビキチンの7つのリジン残基およびN末端のどのアミノ基を介してユビキチンがつながるかにより、ユビキチン鎖には多様なタイプが存在する。そして、モノユビキチン化も含め、これらの多様なユビキチン化修飾がタンパク質の機能をそれぞれに異なる様式で制御していること、その破綻が様々な疾患に結びつくことが解明されてきている。本シンポジウムでは、プロテアソーム分解に加えてシグナル伝達、DNA組換え/修復、オートファジー、エンドサイトーシスといった様々な細胞機能のユビキチン化による制御に焦点を当て、新たなステージに入ったユビキチン研究のカッティング・エッジを、疾患との関連を交えつつ議論したい。

▲ シンポジウム一覧へ

2S07a
10月16日(木) 9:00〜11:30 第7会場(Room E)
創薬の基盤としてのADP-リボシル化の生化学
オーガナイザー:加藤 治郎(米国立衛生研究所)、益谷 美都子(国立がん研究センター研究所)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 三輪 正直(長浜バイオ大学)、田沼 靖一(東京理科大学)、高沢 伸(奈良県立医科大学)、松井 啓隆(広島大学)、白川 昌宏(京都大学)、加藤 治郎(米国 国立衛生研究所 (USA))、益谷 美都子(国立がん研究センター研究所)
概 要 NADを基質とするモノ及びポリADP-リボシル化は様々な生体応答反応に関与する。 ポリADP-リボシル化を行うPARP familyやポリ(ADP-リボ−ス)分解酵素PARGはDNA修復応答、クロマチン制御、細胞分化、細胞死誘導等に関わり、機能解析が進んでいる。特にPARP1 はDNA修復経路に関わり、PARP阻害剤は、生化学的研究成果が創薬の基盤となり、抗がん剤として臨床開発に展開されている。NAD合成の阻害剤も抗がん剤として臨床応用が試みられている。近年、 CD38等のADP-ribosyl cyclaseや脱ADP-リボシル化を担うPARG、ARHファミリー、TARG等の機能解析から創薬への展開の兆しも見えつつある。モノ及びポリADP-リボシル化に関与する新たなシグナリング分子も報告されている。
そこで本シンポジウムではADP-リボシル化経路で働く多彩な酵素とシグナリング分子に注目し、生体応答における機能を多面的に討議することで新たな創薬の基盤となる研究の展開を目指す。

▲ シンポジウム一覧へ

2S08a
10月16日(木) 9:00〜11:30 第8会場(Room F)
細胞可塑性:膵内分泌細胞の可塑性を制御するシグナルネットワーク
オーガナイザー:菊池 裕(広島大学)、粂 昭苑(熊本大学)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 林 良敬(名古屋大学)、柴崎 忠雄(神戸大学)、洪 繁(慶應義塾大学)、今井 淳太(東北大学病院)、菊池 裕(広島大学)、粂 昭苑(熊本大学)
概 要 脊椎動物の発生過程では、細胞は分裂を繰り返しながら分化し、やがて各臓器の機能を獲得することにより最終分化細胞となる。最終分化細胞は、様々な外部環境の変動により、細胞系譜や細胞機能を変化させる。この様な細胞可塑性を制御する細胞内シグナル・細胞間或いは臓器間シグナルネットワークを明らかにすることが出来れば、臓器再生や疾病の治療に応用することが可能になる。細胞可塑性の研究対象として、高い可塑性を示すと共に疾病(糖尿病)のモデルとなることから、膵内分泌細胞がよく知られている。膵内分泌細胞は、幹細胞からの分化・膵内分泌細胞間シグナル・多臓器による調節シグナルなど多様な研究が行われているにも関わらず、未だ不明な点が多く残されている。そこで本シンポジウム企画においては、膵内分泌細胞の作製・細胞間或いは臓器間シグナルネットワーク研究を展開している方々に最新の成果を発表して頂き、細胞可塑性制御に関して議論したい。

▲ シンポジウム一覧へ

2S11a
10月16日(木) 9:00〜11:30 第11会場(Room A)
がんにおける代謝リプログラミング
オーガナイザー:曽我 朋義(慶應義塾大学)、北林 一生(国立がん研究センター研究所)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 北林 一生(国立がん研究センター研究所)、佐谷 秀行(慶應義塾大学)、曽我 朋義(慶應義塾大学)、吉本 真(がん研究会 がん研究所)、落谷 孝広(国立がん研究センター研究所)
概 要 急速に増大するがん細胞は、常に低酸素、低栄養による細胞死の危機に晒されている。ところが、がん細胞は、厳しい環境下でも生き残り、増殖を続ける特殊な能力を獲得している。がん細胞がエネルギー産生に解糖系を利用するいわゆるワールブルグ効果やその他の代謝異常は非効率的に見えるが、厳しい環境下でも生き残るためのがん細胞の生存戦略であることが判明してきた。
組織幹細胞など特定な細胞は、通常時は代謝をコントロールして休眠状態を維持しているため、低酸素・低栄養下でも生き残ることが出来る。がんは、このような能力を再獲得し、さらに増殖を続けることが可能な代謝をリプログラムされた細胞集団である。本シンポジウムでは、このようながん細胞の持つ特殊な代謝メカニズムに関する最新の知見を紹介し、がん細胞の代謝戦略を理解することを目指す。さらには、がん特異的な代謝や代謝産物による発がんの機序や代謝を標的とした新しい治療法・診断法についても議論したい。

▲ シンポジウム一覧へ

2S12a
10月16日(木) 9:00〜11:30 第12会場(Room B-1)
鉄生化学の新しい潮流
オーガナイザー:五十嵐 和彦(東北大学)、菅井 学(京都大学)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 五十嵐 和彦(東北大学)、菅井 学(京都大学)、武藤 義治(九州大学)、竹谷 茂(京都工芸繊維大学)
概 要 鉄は生命にとって必須の金属であり、酸素運搬や酸化還元反応など様々な反応に関わる。一方、鉄は酸素と反応し活性酸素種を産生する生体毒でもある。この二面性を持つ鉄を安全な形で効率よく利用するために、進化の過程で様々な代謝システムが創出されてきた。一連の研究から鉄代謝制御の全貌が明らかになり、されに近年、鉄やその代謝物はタンパク質の活性を調節するシグナル分子としても機能することが示されつつある。そして、一見関係無い生命現象が鉄やその代謝物により調節されること、換言すれば、鉄を中心として様々な生命現象がネットワークを形成している可能性も浮かび上がりつつある。本シンポジウムでは、高等生物における鉄の安全利用システムや鉄による高次生命現象の調節に焦点をあてることで、鉄生化学の再興を目指す。鉄量を感知しタンパク質代謝や赤血球分化を調節するシステム、鉄代謝と免疫応答の連携機構、鉄生化学に必須となる鉄やヘムのイメージング法などを討論する予定である。

▲ シンポジウム一覧へ

2S13a
10月16日(木) 9:00〜11:30 第13会場(Room B-2)
神経複雑系機能を担う協同性の生化学
オーガナイザー:瀬藤 光利(浜松医科大学)、楠見 明弘(京都大学)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 合田 裕紀子(理化学研究所)、村越 秀治(生理学研究所)、楠見 明弘(京都大学)、瀬藤 光利(浜松医科大学)、畠山 哲央(東京大学)
概 要 複数の生化学的なシステム間の協調的な相互作用は、生物学的プロセスの基礎となる柔軟かつ可塑的な細胞機能の統合の鍵となるものであり、特に神経細胞の複雑なシステムで顕著である。しかし、分子、細胞や組織の機能の階層において協同性がどのようにして働くのかは、十分に解明されていない。
本シンポジウムでは、生化学的反応や機能に対し協調性がどのように働いているかという問いに答えることを狙いとする。神経系特有の機能的特徴を支持する神経回路網におけるグルタミン酸、ドーパミン、GABAシステムのようなサブコンパートメントシステムの相関を含む、様々なシステム間での分子間相互作用が関与する協調性について議論し、その解明のための分子操作やイメージング等の最先端技術や理論についても紹介する。

▲ シンポジウム一覧へ

2S02p
10月16日(木) 16:15〜18:45 第2会場(さくら)
自然炎症と代謝のクロストーク
オーガナイザー:小川 佳宏(東京医科歯科大学)、改正 恒康(大阪大学)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 倉田 祥一朗(東北大学)、三宅 健介(東京大学)、改正 恒康(大阪大学)、真鍋 一郎(東京大学)、小川 佳宏(東京医科歯科大学)
概 要 病原体センサーは病原体成分のみならず自然免疫センサーとして宿主由来の内因性成分にも応答する。この自然免疫センサーのシグナルが、生体の恒常性の維持に関与するとともに、炎症性疾患ばかりでなく、肥満や動脈硬化などの代謝性疾患や循環器疾患の病態基盤として機能しているという概念が定着しつつある。我々は、このような概念を自然炎症として捉えている。そして、この自然炎症を引き起こしている内因性成分として、代謝産物そのものが重要であること、自然免疫センサーと代謝センサー双方からのシグナルの密接な相互作用が、自然炎症の分子基盤として重要であることが明らかになってきた。本シンポジウムでは、このような自然炎症と代謝のクロストークに関して、ショウジョウバエ、マウス、ヒトそれぞれの分野の研究者から、最新の知見を発表していただく。

▲ シンポジウム一覧へ

2S03p
10月16日(木) 16:15〜18:45 第3会場(Room 157)
脂質を介した生体制御と疾患、創薬への展開
オーガナイザー:國澤 純(医薬基盤研究所)、村上 誠(東京都医学総合研究所)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 國澤 純(医薬基盤研究所)、平林 哲也(東京都医学総合研究所)、島野 仁(筑波大学)、河野 望(東京大学)、鈴木 淳(京都大学)、横溝 岳彦(順天堂大学)
概 要 脂質は生体膜の成分やエネルギー源として機能するだけではなく、多彩な生体機能を制御する分子である。近年の解析技術の発展により、生体制御における脂質の役割、さらには各種疾患における脂質機能の実体が明らかになりつつある。さらには脂質生物学から得られた基礎的な知的・技術基盤を創薬へと展開する試みも行われている。本シンポジウムでは脂質を介した生体制御機能とその破綻による疾患、さらにはそれらの知見をもとにした創薬への発展について、様々なアプローチから得られている最先端の知見を紹介したい。

▲ シンポジウム一覧へ

2S04p
10月16日(木) 16:15〜18:45 第4会場(C-1)
創薬や再生医療の基盤となる「動くクロマチン構造」を追う
オーガナイザー:胡桃坂 仁志(早稲田大学)、大川 恭行(九州大学)
共催:文部科学省 科研費補助金(新学術領域研究)「動的クロマチン構造と機能」(領域代表者:早稲田大学 胡桃坂仁志)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 胡桃坂 仁志(早稲田大学)、吉田 稔(理化学研究所)、山縣 一夫(大阪大学)、大川 恭行(九州大学)、鈴木 淳史(九州大学)、安原 徳子(大阪大学)
概 要 DNAがヒストンに巻き付き形成されるクロマチン構造は、転写制御、DNA複製、修復、エピジェネティクスと幅広い分野を理解する上で欠かせない分子構造基盤である。クロマチン構造は、発生、分化に伴う秩序だった遺伝子発現や、あるいは、その破たんである発がんにおいて、劇的な構造変化を来す。この“動くクロマチン構造”を理解するため、従来の形をみる構造生物学に加え、細胞生物学的手法、生細胞イメージング、エピゲノム解析技術、発生工学的手法と多岐に渡る融合的なアプローチが活性化している。本シンポジウムでは、構造生物学、再生分野、創薬応用、DNA修復の異なる分野からクロマチン構造の動きを追う様々な研究者を迎え、どのようにクロマチン構造の動きを捉え、活用しているのか最前線に迫る。

▲ シンポジウム一覧へ

2S05p
10月16日(木) 16:15〜18:45 第5会場(C-2)
糖鎖作動原理から俯瞰する生命科学
オーガナイザー:門松 健治(名古屋大学)、中山 淳(信州大学)
共催:新学術領域「神経糖鎖生物学」
講演者・概要はこちら ▼
講演者 北川 裕之(神戸薬科大学)、大坪 和明(熊本大学)、戸島 拓郎(理化学研究所)、坂元 一真(名古屋大学)、鈴木 健一(京都大学)、中山 淳(信州大学)
概 要 糖鎖は核酸、タンパク質と並んで生体高分子(バイオポリマー)の一角を占め、「第三の生命鎖」と呼ばれる。しかしながら、糖鎖の作動原理、機能の理解は限定的である。もとより結合様式が一様でなく、分岐があり、複数の酵素が結合に関わりうることから遺伝子と微小環境の両方に構造が規定されることが糖鎖を面白くしている一方、研究を困難にもしている。本シンポジウムでは、次々と解き明かされる糖鎖の機能・作動原理からその高次生命現象への関与までを紹介する。特に注目したのは、糖鎖−レクチンという古典的な作動原理に新たな光を当てることに加え、糖鎖−糖鎖あるいは糖鎖−受容体という新しい作動原理が明らかになりつつあることである。このような最先端の知見を通して、糖鎖に興味を持つ異分野の研究者との融合研究を推進することで、その先に巨大な大陸が見えると期待できる。そのために、本シンポジウムには糖鎖以外を専門とする生物学者にも演者として参画いただいた。

▲ シンポジウム一覧へ

2S06p
10月16日(木) 16:15〜18:45 第6会場(Room D)
構造細胞生物学の展開:医薬イノベーションの起爆剤としての構造 共催:新学術領域研究「構造細胞生物学」
オーガナイザー:箱嶋 敏雄(奈良先端科学技術大学院大学)、月原 冨武(兵庫県立大学/大阪大学)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 箱嶋 敏雄(奈良先端科学技術大学院大学)、深井 周也(東京大学)、千田 俊哉(高エネルギー加速器研究機構)、前仲 勝実(北海道大学)、大戸 梅治(東京大学)、西野 達哉(国立遺伝学研究所)、月原 冨武(兵庫県立大学/大阪大学)
概 要 構造生物学は、「分子の三次元構造を拠り所として生命現象を理解する」が、その根底にあるのは化学であり、それゆえ、生化学と相性が良い。また、化学の言葉で記述する構造生物学の成果は、必然的に化学療法学等を擁する医学・薬学と直結する。本シンポジウムでは、拡大する構造細胞生物学の研究から、医学・薬学につながる最新の成果を紹介することで、医薬におけるイノベーションへの端緒を与えることを目的とする。講演では、細胞内シグナル伝達、感染と癌、免疫・アレルギー、自然免疫、酸化ストレス応答、クロマチン関連等の成果を予定している。構造生物学の最前線では基礎と応用は紙一重である。薬物標的蛋白質そのものの話だけではなく、潜在的な薬物標的、あるいは、薬物標的としての応用が将来可能性となるかも知れない蛋白質の三次元構造や相互作用解析の成果を聞きながら、医薬品開発の新しい発想が生まれることを期待している。

▲ シンポジウム一覧へ

2S07p
10月16日(木) 16:15〜18:45 第7会場(Room E)
新しい側面を見せるオートファジー:その高次機能に迫る
オーガナイザー:吉森 保(大阪大学)、小松 雅明(新潟大学)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 濱崎 万穂(大阪大学)、有本 博一(東北大学)、株田 智弘(国立精神・神経医療研究センター)、久万 亜紀子(東京大学)、小松 雅明(新潟大学)
概 要 オートファジーは栄養飢餓に応じて著しく誘導され、細胞質成分の分解を介しアミノ酸、脂肪酸や糖質を供給する。一方、恒常的に起こっているオートファジーは、細胞質タンパク質や細胞内小器官の新陳代謝を担う。近年のマウス遺伝学的解析により、オートファジーの障害が神経変性疾患、代謝疾患や腫瘍形成を引き起こすことが判明した。しかし、これら病態発症は「構成要素の供給不足」や「細胞内品質管理不全」だけでは説明がつかず、オートファジーによる新規な役割を暗示する。本シンポジウムでは、現在、国内外で未曾有の発展を遂げているオートファジー研究の中でも、オートファジーの新しい側面に焦点を当て、その高次機能について討議する。オートファジーの重要性は、今日、生命科学の隅々に幅広く浸透しているが、生命活動における役割については、なお未解明な謎が山積しており、それらの謎の解明に向けても討議したい。

▲ シンポジウム一覧へ

2S08p
10月16日(木) 16:15〜18:45 第8会場(Room F)
病原微生物との闘いとその戦果:先端生命科学からグローバルヘルスまで
オーガナイザー:北 潔(東京大学)、小安 重夫(理化学研究所)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 徳永 勝士(東京大学)、小安 重夫(理化学研究所)、原田 繁春(京都工芸繊維大学)、小池 智(東京都医学総合研究所)、三室 仁美(東京大学)
概 要 大腸菌やファージ、またトリパノソーマなどの病原微生物の研究から多くの基礎生命科学に関する新奇な事実が発見され、新たな概念が提案されて来た。この動きは21世紀に入って加速され、「生物間相互作用」の観点からさらに大きく進展しつつある。本シンポジウムでは、急速に明らかになってきた自然免疫に関する事実の中で、つい最近のナチュラルヘルパー細胞の発見によってもたらされた新たな局面、宿主の全ゲノム多型と結核菌ゲノム多様性の比較解析からの感染における両者の相互作用の解明、ピロリ菌が誘導するエピジェネティックな修飾を介するmicroRNAの発現抑制による持続感染の成立機構、神経親和性が高く重篤な新興感染症として注目されているエンテロウイルスの受容体発見に端を発した感受性動物モデルの構築と病原性発現機構の解明、薬剤標的の中でも結晶化が困難な膜タンパク質の立体構造解析に基づく分子創薬と言う最新の研究成果を、異なる分野の参加者に判り易く紹介し、感染症研究がもたらす基礎生命科学の真のイノベーションを多様な面から議論したい。

▲ シンポジウム一覧へ

2S12p
10月16日(木) 16:15〜18:45 第12会場(Room B-1)
骨と骨髄による全身制御
オーガナイザー:田久保 圭誉(慶應義塾大学)、佐藤 真理(北海道大学)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 田久保 圭誉(慶應義塾大学)、杉村 竜一(ハーバード大学 (USA))、國崎 祐哉(九州大学)、佐藤 真理(北海道大学)、林 幹人(東京医科歯科大学)、菊田 順一(大阪大学)
概 要 私たちの体の中には骨があり、骨の中には骨髄がある。骨髄では間葉系幹細胞、骨芽細胞、破骨細胞などといった様々なニッチ細胞が構成する「造血ニッチ」を介して造血幹細胞から様々な血球細胞が産生される。こうした骨髄の各種のニッチ細胞と、それらが産生するニッチ因子が血液・免疫系の恒常性維持と疾患発症に重要な役割を果たすことが明らかになってきた。一方、骨髄を覆う外殻である骨は骨芽細胞、破骨細胞、骨細胞の働きにより日々リモデリングされ、物理的に体を支えるのみならず内分泌器官または感覚器官として全身多臓器を支配していることが明らかとなってきた。すなわち骨髄とそれを内包する骨は、相互に影響しつつ多臓器連関のカギを握る超機能臓器である。そこで若手の血液・骨代謝研究者が手を取り、イメージングや代謝解析など様々なツールと発想で骨と血液のインターフェイスである骨髄から全身を捉えるべく本シンポジウムを企画した。オーガナイザーおよび講演者を平均年齢35歳の若手でお送りする。

▲ シンポジウム一覧へ

2S13p
10月16日(木) 16:15〜18:45 第13会場(Room B-2)
炎症応答制御の分子基盤解明と創薬への挑戦
オーガナイザー:井上 純一郎(東京大学)、徳永 文稔(群馬大学)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 徳永 文稔(群馬大学)、中野 裕康(順天堂大学)、三澤 拓馬(大阪大学)、甲斐 広文(熊本大学)、澤崎 達也(愛媛大学)、石谷 隆一郎(東京大学)
概 要 炎症応答の遷延化は、がん、炎症性疾患、自己免疫疾患、生活習慣病、神経変性疾患など種々の疾患発症に関わることが明らかにされてきたが、詳細な分子メカニズム解明は未だ道半ばである。したがって、炎症制御の分子基盤解明及びその破綻による病態惹起機構、さらに疾患治療を目指した創薬への挑戦は、基礎的な生命科学のみならず臨床的にも極めて意義深い研究課題である。本シンポジウムでは、炎症・免疫制御において鍵となる役割を果たすシグナル伝達経路の生化学・分子細胞生物学的解析やマウスを用いた個体レベルでの炎症制御研究を紹介するとともに、無細胞系タンパク質合成を応用した抗炎症性薬剤スクリーニングシステムや構造生物学を戦略とする創薬研究について最近の展開を紹介したい。

▲ シンポジウム一覧へ

第3日目(10月17日(金))
3S02a
10月17日(金) 9:00〜11:30 第2会場(さくら)
認知症克服に向けて:プリオン病をもっと知る
オーガナイザー:坂口 末廣(徳島大学)、八谷 如美(東京医科大学)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 坂口 末廣(徳島大学)、横山 隆(動物衛生研究所)、鈴木 元治郎(理化学研究所)、加藤 大樹(東京医科歯科大学)、内山 圭司(徳島大学)、石橋 大輔(長崎大学)、鎌足 雄司(岐阜大学)
概 要 認知症は神経変性の結果として起こります。多くの神経変性疾患が宿主蛋白質の高次構造変化に起因しますが,未だにそのメカニズムは不明です。認知症治療への新規イノベーションを創出するには,蛋白質の高次構造変化とそれに続く神経変性機構の解明に基づく早期診断・治療法の開発研究を推進することは不可欠で,2013年にロンドンで開催された「主要国認知症サミット」においても,2025年までに治療法などを特定し,各国共同で研究費を大幅に増やすことで合意されました。したがって,認知症研究は今後さらに注目されていく研究分野のひとつといえます。プリオン病は,蛋白質高次構造変改に起因する疾患のプロトタイプに位置づけられており,本シンポジウムではプリオン病を軸とした視点から,蛋白質構造変換機構,神経細胞死機構,診断・治療の最新の成果を紹介しつつ,今後さらに我が国においてどのようなイノベーションの創出が必要かつ可能なのかを議論します。

▲ シンポジウム一覧へ

3S03a
10月17日(金) 9:00〜11:30 第3会場(Room 157)
マウス以外のモデル動物を使った医生物学研究
オーガナイザー:石田 直理雄(産業技術総合研究所)、深水 昭吉(筑波大学)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 粂 和彦(名古屋市立大学)、佐々木 えりか(慶應義塾大学)、小林麻己人(筑波大学)、高橋 良輔(京都大学)、石田 直理雄(産業技術総合研究所・筑波大学)
概 要 動物愛護や生命倫理の観点から、マウスを使った大規模生化学研究は欧米ばかりでなく、本邦でも大変厳しい状況になりつつある。そこで本シンポジウムではマウスに代わる実験動物の今後の可能性と実現可能性について議論したい。この目的でマーモセット、ゼブラフィッシュ、ショウジョウバエやメダカを用いて最先端の医生物学や生化学を研究している演者にお集まりいただき、それぞれの系の利点と難点について具体例を用いて解説していただく。さらにこれから新たな実験動物の使用を考えている若い研究者や、既に多くの実験動物を経験したシニアーな研究者まで巻き込み、実験モデル動物の今後の可能性についてフロアーからの議論を盛り上げたい。

▲ シンポジウム一覧へ

3S04a
10月17日(金) 9:00〜11:30 第4会場(C-1)
トランスポーターの「再発見」 〜広がる膜輸送の世界〜
オーガナイザー:表 弘志(岡山大学)、松尾 道憲(京都大学)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 表 弘志(岡山大学)、永森 收志(大阪大学)、高田 龍平(東京大学)、松尾 道憲(京都大学)、山口 知宏(京都大学)、西澤 知宏(東京大学)
概 要 Earnest Overtonによる能動輸送の提唱から100年あまりがすぎ、今日ではトランスポーターが物質輸送を通して生命活動を支えている事が広く理解されるようになっている。ヒトゲノム計画の成果により、約500種のトランスポーター遺伝子が同定、カタログ化されている。また、生化学、分子生物学、結晶構造学の進展により、アミノ酸や糖等の栄養物、神経伝達物質、薬物等の輸送におけるトランスポーターの役割が詳細に明らかにされつつある。
このような成果のもとに、トランスポーターの理解が進んでいる事は甚だ喜ばしい事であるが、トランスポーター機能の全貌が見えてきたかのような誤解を生んでいるのではないだろうか。新規の機能や疾患との関連なども含め、実際にはまだまだ我々の知らないトランスポーターの世界が広がっている。
このシンポジウムではトランスポーターの知られざる機能を紹介し、より多くの研究者をトランスポーターの世界にいざないたい。

▲ シンポジウム一覧へ

3S05a
10月17日(金) 9:00〜11:30 第5会場(C-2)
疾患克服を目指したケミカルバイオフォトニクス技術
オーガナイザー:永井 健治(大阪大学)、浦野 泰照(東京大学)
共催:新学術領域「少数性生物学」
講演者・概要はこちら ▼
講演者 大場 雄介(北海道大学)、石原 美弥(防衛医科大学校)、芝口 浩智(福岡大学)、西山 伸宏(東京工業大学)、小川 美香子(浜松医科大学)、野中 洋(九州大学)
概 要 細胞・生体では小分子から生体高分子まで種々の分子をもとにした分子認識・化学反応・物質変換が複雑に組み合わさり、高度な生命現象を発現している。一方、このような生体分子の機能異常は様々な疾患の原因ともなる。近年、各種イメージング技術が開発され、疾患メカニズムの解明や阻害剤・薬剤の開発、疾病治療に広く応用されている。本シンポジウムでは、細胞機能や細胞活動の可視化、細胞機能を制御する薬剤送達法など、疾病診断・治療に資する先端技術イノベーションを紹介するとともに、今後の展望を率直に議論する場としたい。

▲ シンポジウム一覧へ

3S06a
10月17日(金) 9:00〜11:30 第6会場(Room D)
新生鎖の生物学
オーガナイザー:田口 英樹(東京工業大学)、稲田 利文(東北大学)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 田口 英樹(東京工業大学)、稲田 利文(東北大学)、門倉 広(東北大学)、千葉 志信(京都産業大学)、河野 憲二(奈良先端科学技術大学院大学)、八木田 悠一(九州大学)、今高 寛晃(兵庫県立大学)
概 要 リボソームで合成されつつある新生ポリペプチド鎖(新生鎖)を主役として、フォールディング、シャペロンといったタンパク質研究とRNA研究の接点から、新たなバイオロジーが生まれつつある。新生鎖は何事もなく進む合成の通過点ではない、ことを示す知見が急増している。新生鎖は、リボソームに自ら働きかけることで自身の翻訳速度を制御しつつ、シャペロン群と相互作用しながら正しいフォールディングに向かう。タンパク質の品質管理は新生鎖の段階からすでに始まっている。そればかりか、異常mRNAの品質管理も新生鎖を介して行われるらしい。さらに、新生鎖自身が成熟タンパク質とは異なる新規の機能を有する例もわかってきた。そこで本シンポジウムでは、“新生鎖”を主役として開拓的な研究を遂行している研究者を束ねて最新の知見を紹介してもらい、今後の展望について議論したい。

▲ シンポジウム一覧へ

3S07a
10月17日(金) 9:00〜11:30 第7会場(Room E)
小胞体ストレス応答ネットワーク:細胞シグナルクロストークの新展開
オーガナイザー:親泊 政一(徳島大学)、今泉 和則(広島大学)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 松久 幸司(広島大学)、親泊 政一(徳島大学)、木俣 行雄(奈良先端科学技術大学院大学)、潮田 亮(京都産業大学)、堀 修(金沢大学)、森 和俊(京都大学)、Heather P. Harding(Univ. of Cambridge, UK)
概 要 小胞体ストレス応答は、すべての細胞で普遍的に認められる適応システムで、その破綻は様々な疾患発症・進展に関与することから注目されている。これまでに、小胞体が折り畳み不全タンパク質を感知して、それに多重で精緻な仕組みで適応することが分子レベルで明らかになってきた。最近では小胞体からのシグナルが、直接的には小胞体でのタンパク質の折り畳みとは結びつきにくい代謝や発生などの細胞内シグナルとクロストークがあることが見出されている。細胞自立的な制御と考えられていた小胞体ストレス応答が細胞非自立的な制御も行うことや、小胞体以外の細胞内小器官の機能制御を行うなど、これまでの概念とは異なるシグナルクロストークにより生体機能を調節していることが明らかになりつつある。本シンポジウムでは、さらに深化する小胞体ストレス応答機構に加えて、新たな展開を見せつつあるシグナルクロストークの最新の知見を紹介し、疾患との関わり合いについて議論したい。

▲ シンポジウム一覧へ

3S11a
10月17日(金) 9:00〜11:30 第11会場(Room A)
次世代型筋研究の夜明け
オーガナイザー:金川 基(神戸大学)、片野坂 友紀(岡山大学)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 金川 基(神戸大学)、茅 元司(東京大学)、上住 聡芳(藤田保健衛生大学)、片野坂 友紀(岡山大学)、山内 敏正(東京大学)、櫻井 英俊(京都大学)、二川 健(徳島大学)
概 要 骨格筋は日常生活動作に必須の人体最大の組織であり、伸収縮機能の作動原理に関して本邦発の生化学研究が多大な貢献を果たしてきたのは周知の事実である。最近では、筋収縮を引き金にホルモン様分子を分泌する内分泌器官という新たな側面や、組織内在的に宿す幹細胞・前駆細胞の生理的意義も明らかになってきた。また、遺伝性疾患や生活習慣病の要因となる分子も続々と明らかになり、その生化学的特性に基づく病態の解明や治療法の開発も進んでいる。更に、来るべき超高齢化社会において増加することが確実な加齢性筋萎縮、宇宙滞在後の筋萎縮など、近未来型の疾患研究も現実問題として取り組まれはじめている。本シンポジウムでは、一分子から個体、さらには宇宙空間での生命科学までをも視野にいれた幅広い観点から骨格筋をみつめ、医療イノベーション(iPS治療・遺伝子治療)にむけた取り組み、他臓器とのクロストークや疾患治療標的組織としての新たな側面について議論し、次世代型筋研究を考える場としたい。

▲ シンポジウム一覧へ

3S12a
10月17日(金) 9:00〜11:30 第12会場(Room B-1)
ゲノムを支えるDNAヘリカーゼの動態を探求する新たな研究
オーガナイザー:片山 勉(九州大学)、正井 久雄(東京都医学総合研究所)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 阿部 義人(九州大学)、永田 宏次(東京大学)、北野 健(奈良先端科学技術大学院大学)、草野 好司(明治大学)、Yeon-Soo Seo(KAIST, Korea)、片山 勉(九州大学)、正井 久雄(東京都医学総合研究所)
概 要 DNAヘリカーゼは、安定な二重らせん構造となっているDNAや局所的な高次構造を形成しているDNAをATP加水分解に依存して1本鎖に解離する。このDNAヘリカーゼ機能は、DNA複製のみならず、DNA組換え、停止した複製フォークの修復・再構築、損傷DNA鎖の解離にも必要とされ、ゲノムの安定性と可塑性を制御する重要な要因となっている。さらに癌や早老症等の疾病においては原因遺伝子として各種のヘリカーゼが同定されており、抗癌剤の作用機構の分子的理解にとっても不可欠である。近年、DNAヘリカーゼの動態解析は、蛋白質構造解明や制御因子の機能解明に基づいて、急速な進展を遂げつつある。このような最近の展開を背景として、本シンポジウムでは、DNAヘリカーゼに関連する重要な研究を俯瞰して今後の進展を促進する。

▲ シンポジウム一覧へ

3S13a
10月17日(金) 9:00〜11:30 第13会場(Room B-2)
上皮組織の恒常性維持と破綻を制御するシグナル伝達経路
オーガナイザー:菊池 章(大阪大学)、藤田 恭之(北海道大学)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 菊池 章(大阪大学)、藤田 恭之(北海道大学)、石谷 太(九州大学)、三浦 岳(九州大学)、森本 充(理化学研究所)、永楽 元次(理化学研究所)
概 要 単一細胞の増殖と運動の制御機構は、これまで主として二次元単層培養実験系を用いた解析により、その分子基盤が確立してきた。一方、多細胞生物の組織形成は単一細胞の相互作用の総和として表現され、多くの疾患は組織の破壊によって引き起こされる。多細胞生物の組織形成は、増殖、分化、運動、極性等の単一細胞の素過程が協調的に働くことによって行われ、またその破綻にはシグナル伝達経路の脱制御や細胞競合が重要な働きをすることが明らかになりつつある。本シンポジウムでは、従来の生化学的シグナル伝達機構の解析を踏まえながら、神経上皮や気管上皮などの上皮組織の三次元形態形成を制御するシグナル経路や、上皮組織構築の破綻を誘起する分子機構を明らかにする試みについて、最新の研究成果を紹介する。その最新の知見に基づいて、多細胞生物の組織形態形成について討論を行い、理解を深めたい。

▲ シンポジウム一覧へ

3S02p
10月17日(金) 16:15〜18:45 第2会場(さくら)
幹細胞生物学からのイノベーション 〜幹細胞を用いた再生医療、創薬への応用〜
オーガナイザー:水口 裕之(大阪大学)、佐藤 陽治(国立医薬品食品衛生研究所)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 水口 裕之(大阪大学)、佐藤 俊朗(慶應義塾大学)、澤 芳樹(大阪大学)、万代 道子(理化学研究所)、佐藤 陽治(国立医薬品食品衛生研究所)
概 要 iPS細胞や組織幹細胞をはじめとする幹細胞は、自己複製能を有し、様々な細胞に分化できるため、再生医療や創薬研究、さらには細胞の分化・増殖機構の解析のためのツールとしての貴重な細胞ソースとなっている。本シンポジウムでは、iPS細胞の再生医療への応用が最も進んでいる網膜と心筋、創薬研究へのニーズが高い肝臓、さらには近年単離培養技術が開発され飛躍的な研究の進展がみられる腸管上皮に焦点をあて、幹細胞生物学からのイノベーションについて議論するとともに、これら幹細胞技術を応用するにあたってのレギュレーションに関する諸問題についても議論したい。

▲ シンポジウム一覧へ

3S03p
10月17日(金) 16:15〜18:45 第3会場(Room 157)
生体膜リン脂質分布の不均一性が生み出す生物学
オーガナイザー:新井 洋由(東京大学)、梅田 真郷(京都大学)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 Todd R. Graham(Vanderbilt Univ., USA)、原 雄二(京都大学)、植田 和光(京都大学)、田口 友彦(東京大学)、田中 一馬(北海道大学)、華山 力成(大阪大学)
概 要 生体膜はリン脂質の二重層という基本構造から構成されている。リン脂質はその極性頭部および脂肪酸鎖の違いにより数百種に及ぶ分子種からなる。細胞膜および細胞内小器官はそれぞれ異なったリン脂質組成を有するが、それに加えて個々のouterおよびinner leafletにおけるリン脂質組成も異なっていることが知られている。このような生体膜におけるリン脂質の不均一分布を形成する分子メカニズムが近年徐々に解明されつつある。その結果、リン脂質の不均一分布の持つ生物学的意義が解明されてきた。本シンポジウムでは、この領域をリードする内外の研究者が会し、最新の情報を交換するとともに、今後の動向を議論する。

▲ シンポジウム一覧へ

3S04p
10月17日(金) 16:15〜18:45 第4会場(C-1)
生体を防御するセンサー群:感知機構と疾病への関与
オーガナイザー:安友 康二(徳島大学)、山崎 晶(九州大学)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 川畑 俊一郎(九州大学)、西城 忍(千葉大学)、竹内 理(京都大学)、齊藤 達哉(大阪大学)、原 博満(佐賀大学)、安友 康二(徳島大学)
概 要 生物は外来微生物の侵入や内的な異常応答を感知する生体防御センサーを備えており、その正常な働きが生体の恒常性維持には必須である。生体防御センサーは多様であり、生物種間で高度に保存されている分子群も存在する一方で、特定の生物種のみが保有している分子も明らかになってきている。また、このような生体防御センサーの正常な働きが生体の初期防御に重要である一方で、その異常な働きは自己炎症性疾患に代表される疾病の原因にもなりうることも解明されつつある。本シンポジウムでは、異なる視点から生体防御に関わるセンサー群にアプローチしている研究者からそれぞれの最新の話題を提供していただくことにより、生体防御センサーの進化や機能的役割について議論するとともに、新しい研究の展開について考える機会としたい。

▲ シンポジウム一覧へ

3S05p
10月17日(金) 16:15〜18:45 第5会場(C-2)
タンパク質の物性を制御する糖鎖
オーガナイザー:高橋 素子(札幌医科大学)、西原 祥子(創価大学)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 加藤 晃一(自然科学研究機構/名古屋市立大学)、北島 健(名古屋大学)、高橋 素子(札幌医科大学)、高宮 考悟(宮崎大学)、西原 祥子(創価大学)、山口 芳樹(理化学研究所)、山本 一夫(東京大学)
概 要 糖鎖の生理作用の本体は、つまるところ「標的分子の物理化学的性質を制御する」ことにある。糖タンパク質では、糖鎖による機能制御のパターンは大きく2つに集約されると考えられる。1つはタンパク質自体の立体構造の制御、もう1つはレクチンなどの糖鎖認識分子と糖鎖との相互作用による制御である。例えばEGF受容体は、特定の糖鎖の有無によって二量体形成が制御される一方、糖鎖の末端構造の修飾によって、ガレクチンやC型レクチンとの相互作用を介して活性が調節される。これまでの糖鎖研究は「個々の生命現象に関与する糖鎖の機能」の解析を中心に進んで来たが、その生理作用の根本的なメカニズム, すなわち糖鎖による物性の制御機構は多くの場合不明である。本シンポジウムでは、糖鎖がタンパク質の物理化学的性質にどのように関与しているのかに焦点をおき、NMR, 質量分析、X線結晶構造解析などのデータから糖鎖の機能の本質を議論したい。

▲ シンポジウム一覧へ

3S06p
10月17日(金) 16:15〜18:45 第6会場(Room D)
細胞ストレス応答の病態と治療の新基軸
オーガナイザー:伊藤 英晃(秋田大学)、八代田 英樹(東京大学)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 瀧井 良祐(山口大学)、伊藤 英晃(秋田大学)、鵜殿 平一郎(岡山大学)、八代田 英樹(東京大学)、岩田 淳(東京大学)、足立 弘明(産業医科大学)、鳥越 俊彦 (札幌医科大学)
概 要 シンポジウムでは,主にタンパク質毒性に対する生物に普遍的な適応機構としてのストレス応答に焦点を絞り,細胞の寛容(恒常性)機構の解明,およびその破綻の結果誘発される各種疾患病態の解明と治療法の確立を目指して,医学・薬学・工学・理学という異分野融合型研究を紹介する。まず,恒常性維持機構の新しい側面を分子・細胞レベルで明らかにする「ストレス応答寛容機構」,およびあるストレス応答を凌駕する過度のストレスに曝された際に発動する「ストレス応答修復機構」について発表していただく。次に,恒常性破綻の結果ひき起される疾病の具体的病態となるがん,炎症・免疫疾患,神経変性疾患(アルツハイマー病などのミスフォールディング病)について,分子,細胞,組織,そして臓器,個体レベルで解析する「ストレス応答破綻機構」についての発表を行っていただく。最終的に病態生理学的解析で得られた知見を,ストレス応答の破綻の分子機構の視点で理解し,ストレス応答制御にもとづく新たな疾患治療戦略の樹立を目指して総合的に討論する。

▲ シンポジウム一覧へ

3S07p
10月17日(金) 16:15〜18:45 第7会場(Room E)
代謝とシステムバイオロジー
オーガナイザー:深水 昭吉(筑波大学)、大澤 毅(東京大学)
共催:新学術領域研究「転写代謝システム」
講演者・概要はこちら ▼
講演者 大澤 毅(東京大学)、島村 徹平(東京大学)、林 良樹(基礎生物学研究所)、平井 優美(理化学研究所)、松本 雅記(九州大学)、倉田 博之(九州工業大学)、波田 一誠(筑波大学)
概 要 代謝は細胞にエネルギーを安定に供給するものであり、代謝産物は生命活動において大きく変化することのないパラメーターと考えられていた。しかし、細胞生物学、遺伝学や発生学の分野で新しい発見が相次いでいる数十年間で、多くの研究者が代謝に新たに注目してきている。特に、シグナル伝達、転写制御や発生・分化の分子メカニズムを研究する上で、TCA回路やメチオニン回路をはじめとする代謝調節との関連を解明することが不可欠になってきている。多数の代謝産物の変化と細胞機能の関係を、数理的アプローチによって理論的に結び付けることは重要であり、多様な生物種における基本的な細胞機能の類似性と相違性の理解につながると期待される。本シンポジウムでは、哺乳類、植物、ハエや線虫などのモデル生物を取り上げ、代謝とシステムバイオロジーを議論してみたい。

▲ シンポジウム一覧へ

3S08p
10月17日(金) 16:15〜18:45 第8会場(Room F)
亜鉛シグナルから理解する細胞機能と病態形成
オーガナイザー:深田 俊幸(理化学研究所)、神戸 大朋(京都大学)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 深田 俊幸(理化学研究所)、神戸 大朋(京都大学)、藤谷 与士夫(順天堂大学)、本間 謙吾(東京大学)、川村 龍吉(山梨大学)、Jang-Soo Chun(Gwangju Inst. of Sci. and Tech., Korea)
概 要 必須微量元素である亜鉛は多様な生命機能に関与し、その恒常性はトランスポーターやチャネルによって制御されている。これら分子から発せられる亜鉛が細胞内外のシグナル因子として機能すること、さらにノックアウトマウスやヒト遺伝学研究によって、亜鉛シグナルが選択性を持って細胞機能を制御し、その破綻が病気をもたらすことが報告されている。すなわち、亜鉛シグナルが生命の統合的な活動に深く関与することが明示されつつある。しかしながら、どのように亜鉛シグナルが特異性を伴ってユニークな役割を演じるのか、その詳細な分子メカニズムは明らかにされていない。本シンポジウムでは、亜鉛シグナル研究をリードする内外の研究者を招いて、亜鉛シグナルが関わる様々な細胞機能と糖尿病・変形関節炎・皮膚炎・免疫不全・癌・筋萎縮性側索硬化症等の疾患に関する最新情報を概観し、新たな基盤研究としての方向性と創薬ターゲットとして亜鉛シグナルが秘める可能性について議論する。

▲ シンポジウム一覧へ

3S11p
10月17日(金) 16:15〜18:45 第11会場(Room A)
ゲノム解析が指し示す発がんの複雑性・多様性
オーガナイザー:間野 博行(東京大学)、油谷 浩幸(東京大学)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 油谷 浩幸(東京大学)、小川 誠司(京都大学)、間野 博行(東京大学)、武笠 晃丈(東京大学)、柴田 龍弘(国立がん研究センター)、石川 俊平(東京医科歯科大学)
概 要 がんの発症機構を明らかにする目的で大規模ながんゲノムプロジェクトが国内外で進行している。これら解析データが明らかにした重要な知見として、単一の腫瘍塊であってもゲノム・エピゲノムの面からは極めて多様なクローン集団から形成されるということが挙げられる。Single cell sequencingあるいはextra high-coverage sequencingなどによる解析結果も腫瘍内多様性を支持しており、がんの形成過程で活発なクローン分化・選択が生じていることが明らかになった。しかもマイナーなクローンがしばしば患者長期予後を決定すること、また抗がん剤による治療が腫瘍内多様性を加速することなども示され、腫瘍内多様性・複雑性は臨床的にも重要な命題となりつつある。本シンポジウムでは我が国でがんゲノム解析を精力的に行っている研究者にご参集いただきがんゲノム異常の最新の知見を議論する予定である。

▲ シンポジウム一覧へ

3S12p
10月17日(金) 16:15〜18:45 第12会場(Room B-1)
脳内モノアミンが制御する情動の発現と記憶
オーガナイザー:貝淵 弘三(名古屋大学)、小林 和人(福島県立医科大学)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 河西 春郎(東京大学)、銅谷 賢治(沖縄科学技術大学院大学)、貝淵 弘三(名古屋大学)、小林 和人(福島県立医科大学)、Angus Nairn (Yale Univ., USA)
概 要 快・不快、恐怖などの情動はモノアミン系神経により制御されていることが知られており、モノアミン系神経による報酬系は線虫からヒトまで幅広く保存されています。モノアミンやグルタミン酸の細胞内シグナルの一部が明らかになっていますが、情動に関連する細胞内シグナルについては不明な点が多く残っています。近年、分子遺伝学や計算科学、生理学、生化学からの多様なアプローチにより、報酬系や情動が分子、細胞、神経回路レベルで制御されるメカニズムが次第に明らかになってきました。本シンポジウムでは、異なるアプローチから情動の制御機構に迫る研究者にそれぞれの立場から最先端の成果を提供していただき、情動の制御と記憶機構について議論したいと思います。

▲ シンポジウム一覧へ

3S13p
10月17日(金) 16:15〜18:45 第13会場(Room B-2)
上皮細胞生物学の最前線
オーガナイザー:古瀬 幹夫(神戸大学)、米村 重信(理化学研究所)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 住本 英樹(九州大学)、池ノ内 順一(九州大学)、鈴木 厚(横浜市立大学)、佐々木 洋(熊本大学)、米村 重信(理化学研究所)、古瀬 幹夫(神戸大学)
概 要 上皮は多細胞生物のからだを構成する最も基本的な構造であり、様々な器官において体の区画を仕切りながら物質を輸送して各区画に特有の環境を形成するとともに、発生過程の形態形成運動にも直接関与する。近年、上皮の構成単位である上皮細胞の構造上の特徴である極性と接着、さらにこれらに付随した輸送、細胞骨格等の分子機構の解明が進み、上皮の様々なはたらきが分子レベルで理解できるようになりつつある。とはいえ、研究はいまだ途上にあり、活発な研究から新たな発見が続いている。本シンポジウムでは、上皮細胞の構造と機能について先端的な研究を進めている研究者による最新の研究成果を紹介し、従来の知見と合わせて上皮細胞像をアップデートする。

▲ シンポジウム一覧へ

第4日目(10月18日(土))
4S02a
10月18日(土) 8:30〜11:00 第2会場(さくら)
次世代機能抗体
オーガナイザー:服部 有宏(中外製薬株式会社)、宇田 泰三(大分大学)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 宇田 泰三(大分大学)、藤井 郁雄(大阪府立大学)、井川 智之(中外製薬株式会社)、北沢 剛久(中外製薬株式会社)、Sudhir Paul (Univ. of Texas, Houston, USA)
概 要 1980年代以降、抗体分子を医薬品として応用する取り組みが活発化し、現在では約40の抗体医薬が日米欧で承認され、臨床開発段階の製品は400を超える。これらを標的抗原毎と分類すると、有望と考えられている30程度の標的抗原に対して、約200もの製品が犇めき合っているのである。これは、抗体医薬が標的と出来る抗原が限られていることを如実に示している。現在の抗体医薬は、その殆どがブロッキング(いわゆる中和作用)を機序としており、癌領域と感染症領域では生体の殺細胞効果を誘導する機序ならびにラジオアイソトープや薬物を標的組織/細胞に運搬するターゲティングを機序とする抗体医薬品も存在する。しかし、これらの既存技術を応用するだけでは、抗体医薬において飛躍的な発展には限界があるのかもしれない。 このシンポジウムでは、抗体分子の持つ新たな可能性を模索すべく、新しい概念を機序とする次世代の機能抗体について、最近の興味深い研究成果を報告されておられる先生方に登壇いただき、将来展望を議論したい。

▲ シンポジウム一覧へ

4S03a
10月18日(土) 8:30〜11:00 第3会場(Room 157)
NMR分光法の技術的進歩:生体分子の機能解明とイノベーションへの応用展開
オーガナイザー:長谷 俊治(大阪大学)、藤原 敏道(大阪大学)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 伊藤 隆(首都大学東京)、嶋田 一夫(東京大学)、松森 信明(大阪大学)、内藤 晶(横浜国立大学)、松木 陽(大阪大学)
概 要 NMR分光法の最新の技術的進歩に焦点を当て、溶液及び固体NMRの強力な方法論やそれに解明される生体機能の研究例,さらにイノベーションにつながる応用展開に注目する。最近の生化学,構造生命科学の課題に応えるために,NMR分光法はその特徴を生かして,機能を発揮する複雑で動的な環境で原子分解能で構造・機能情報を得る能力を発展させている。NMRによって得られる情報は,結晶構造や計算機シミュレーションなどとも組み合わせて,機能解明にキーとなる高分解能情報である。これら先端的なNMR法では,生体系試料調製,測定装置,データ解析法などの領域において最新の技術を取り込んで進歩している。応用例として、膜系や細胞内でのタンパク質や生体分子の動的な構造の解析や相互作用解析など最新のトレンドと成果が発表されます。得られる成果は,創薬をはじめとする現在の産業利用にも大きく寄与するものである。

▲ シンポジウム一覧へ

4S04a
10月18日(土) 8:30〜11:00 第4会場(C-1)
細胞と個体におけるミトコンドリアの形成と機能維持
オーガナイザー:石原 直忠(久留米大学)、康 東天(九州大学)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 岡本 浩二(大阪大学)、中田 和人(筑波大学)、的場 聖明(京都府立医科大学)、富澤 一仁(熊本大学)、畠山 英之(国立精神・神経医療研究センター)、康 東天(九州大学)、石原 直忠(久留米大学)
概 要 ミトコンドリアは酸素呼吸によるエネルギー生産のみならず、物質代謝、酸化ストレス発生、さらには細胞死等の細胞応答に関与するなど、多彩な機能を持つ細胞小器官である。ミトコンドリアはその機能と形態をダイナミックに変化させることで、細胞分化や応答に伴う細胞機能変化を支えている。またミトコンドリアの品質管理の破綻が様々な病態発症に関与している。本シンポジウムでは、分化した細胞の中でのミトコンドリアの機能・構造の変化、さらにその品質管理に注目した研究を行う研究者から最先端の研究成果を報告していただく。特に、細胞レベル、組織レベル、さらには個体内での協調的な連携を介したミトコンドリア制御と、多様な視点からの研究成果を同時に議論することで、ダイナミックなミトコンドリアの特性を理解し、これを基にして様々な病態におけるミトコンドリアの理解を進めることを目指す。

▲ シンポジウム一覧へ

4S05a
10月18日(土) 8:30〜11:00 第5会場(C-2)
個体レベルのシステムバイオロジー:細胞回路同定・非侵讐計測・非接触摂動(仮)
オーガナイザー:上田 泰己(東京大学)、西本 伸志(情報通信研究機構)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 上田 泰己(東京大学)、宮道 和成(東京大学)、西本 伸志(情報通信研究機構)、神谷 之康(ATR脳情報研究所)、足立 雄哉(東京大学)、豊田 淳(茨城大学)
概 要 個体・器官を構成する多種類の細胞が織りなすネットワークを理解するにはどのようにしたらよいのであろうか? 近年、ゲノム改変個体を少量多品種で算出する技術が進歩し、様々な遺伝学的トリックを組み込んだゲノム改変個体の産出が可能となった。このような次世代の遺伝学と組織透明化技術を組み合わせることで、細胞ネットワークの同定が可能となりつつある。また、非侵襲的に個体中の細胞動態を計測する技術が発展し、これまで考えられてきたよりも多くの情報を測定から引き出すことが可能となりつつある。さらに非接触的に個体中の細胞動態を摂動する技術の実現性が高まり、細胞動態を摂動するすることが可能となりつつある。このような状況を踏まえて、本シンポジウムでは、次世代のマウス遺伝学を用いた細胞ネットワークの同定、細胞動態の非侵襲的な計測、非接触的な摂動を中心に、個体中の細胞回路の解明に向けた研究戦略の現在と未来を議論する。

▲ シンポジウム一覧へ

4S06a
10月18日(土) 8:30〜11:00 第6会場(Room D)
生体分子から細胞のレドックスシステムの理解に迫る
オーガナイザー:栗栖 源嗣(大阪大学)、稲葉 謙次(東北大学)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 Carrie Wilmot(Univ. of Minnesota, USA)、Neil Bulleid(Univ. of Glasgow, UK)、久堀 徹(東京工業大学)、恩田 弥生(山形大学)、藤井 順逸(山形大学)、栗栖 源嗣(大阪大学)、稲葉 謙次(東北大学)
概 要 生命活動を維持するため細胞内には多くの化学反応が進行するが、その中でもレドックス反応は最重要な反応の一つである。その担い手の中心はタンパク質であるが、多くの場合、その活性中心には金属錯体やジスルフィド結合さらには電子受容体もしくは供与体として機能する補酵素が存在する。これらレドックス反応を司るタンパク質は、厳密な分子認識機構のもと多様なネットワークを形成しており、このことが効率的なエネルギー代謝と細胞の恒常性維持につながっている。本シンポジウムでは、これら重要なレドックス酵素群の生理的機能と機能発現制御機構を分子構造レベル、細胞レベルで研究している国内外の研究者を結集し、最新の成果を報告する。微生物、植物、動物など異なる生物種のレドックスシステムをこの機会に改めて見渡すことにより、本システムに潜む共通の普遍的作動原理を見いだすとともに、各生物種が独立して進化させてきた本システムの作用機序の相違点についても理解を深めたい。

▲ シンポジウム一覧へ

4S07a
10月18日(土) 8:30〜11:00 第7会場(Room E)
低酸素応答システムの分子機構と多様な役割
オーガナイザー:鈴木 教郎(東北大学)、南嶋 洋司(慶應義塾大学/科学技術振興機構)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 日野 信次朗(熊本大学)、松下 正之(琉球大学)、稲城 玲子(東京大学)、西川 恵三(大阪大学)、大根田 修(筑波大学)、小川原 陽子(国立がん研究センター研究所)
概 要 酸素を利用してエネルギー産生を営む生物にとって、細胞への酸素供給量の低下は、生命の存続をおびやかすストレスとなる。この「低酸素ストレス」に対して、生体はHIF転写因子群を中心とした防御システムを備えている。ここ数年の研究から、低酸素応答システムが本来の役割以外にも細胞分化や代謝制御などの生理機能の調節にも関与していることがわかってきた。したがって、低酸素応答システムの破綻は、がんや生活習慣病などの病態発症とも深く関連しており、治療標的としても注目を集めている。本シンポジウムでは、低酸素応答システムの分子機構解析における最新の知見を紹介する。また、様々な生体調節機構とのクロストークについて議論し、低酸素応答システムの多様な役割に関して理解を深める。

▲ シンポジウム一覧へ

4S08a
10月18日(土) 8:30〜11:00 第8会場(Room F)
行動・睡眠リズムを支配する体内時計の分子機構とその創薬標的としての可能性
オーガナイザー:深田 吉孝(東京大学)、大戸 茂弘(九州大学)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 小柳 悟(九州大学)、山口 賀章(京都大学)、金 尚宏(東京大学)、小野 大輔(北海道大学)、大出 晃士(東京大学)
概 要 21世紀に入り、概日時計の研究分野は大きな展開を遂げた。2010年代、身体の基本代謝やさまざまな細胞機能が、概日時計により制御されることが明らかになった。ヒトの全身の細胞機能は概日時計の裏打ちを受けているのである。しかるに、この根底を支える計時機構の医学薬学への応用、あるいは医学薬学からの時計機構へのフィードバックは大きく立ち遅れている。分子時計を標的とした時間創薬・育薬のためのクロノファルマ科学の進展が今のぞまれている。一方で、時計機構の分子的な仕組みの徹底的な理解なくしては、創薬や育薬は砂上の楼閣となる。応用や治療を考えれば考えるほど、その標的となる生命機構の根本的な理解が必須となる。本シンポジウムでは、このような両面性に立ち、基礎と応用の二つの観点から最前線の研究を推進している研究者に講演を要請し、この分野が抱えている共通の重要課題を明らかにすると共に、二つの方向性への今後の指針を探りたいと考える。

▲ シンポジウム一覧へ

4S11a
10月18日(土) 8:30〜11:00 第11会場(Room A)
環境への細胞応答とエピゲノム
オーガナイザー:酒井 寿郎(東京大学)、佐々木 裕之(九州大学)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 堀越 直樹(早稲田大学 )、井上 聡(東京大学 )、佐々木 裕之(九州大学)、酒井 寿郎(東京大学)、諸橋 憲一郎(九州大学)、中尾 光善(熊本大学)
概 要 細胞外環境変化に対してどのように細胞が応答し適応するかは、細胞生物学上の重要な課題である。細胞外からの刺激は、細胞内シグナル伝達カスケードを経て核内へと伝達され、多くの場合遺伝子転写制御のかたちで細胞応答を引き起こす。そこで重要な働きをするのがエピゲノムの変化である。すなわち、外部からの刺激に応じ、核内受容体や転写制御因子はヒストン修飾酵素やヌクレオソームリモデリング因子と複合体を形成し、クロマチン構造変化すなわちエピゲノム変化を介した標的遺伝子の転写制御を行なう。しかし、細胞内シグナル伝達とクロマチン構造変化のリンクの理解はまだ不十分である。本セッションではこのテーマに焦点をあて議論したい。

▲ シンポジウム一覧へ

4S12a
10月18日(土) 8:30〜11:00 第12会場(Room B-1)
器官の形成・再生の分子細胞生物学的基盤
オーガナイザー:宮島 篤(東京大学)、仁科 博史(東京医科歯科大学)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 仁科 博史(東京医科歯科大学)、伊藤 暢(東京大学)、西中村 隆一(熊本大学)、中村 哲也(東京医科歯科大学)、川口 義弥(京都大学)
概 要 幹細胞の再生医療や創薬への実用化研究が奨励されているが、そのためには器官の発生や再生の機構を理解することが欠かせない。器官は形態・機能の異なる様々な細胞が立体的に配置され、それぞれに特有の機能を発揮する。また、その形成過程においては、器官の元となる組織幹/前駆細胞が特定の時期に特定の場所で出現し、間葉系細胞などの作用を受けつつ、分化して機能的器官となる。また、炎症や遺伝子変異などによる器官の障害とその修復過程においても、上皮細胞間あるいは間葉系細胞との相互作用が重要な役割を果たす。本シンポジウムでは、組織幹/前駆細胞や間葉系細胞の分離と培養、遺伝子改変マウス、細胞移植、細胞系譜解析など最新の技術を用いた、肝臓、膵臓、腎臓、腸管の形成、病態、再生の分子細胞生物学的解析の現状を紹介し今後の方向性を議論したい。

▲ シンポジウム一覧へ

4S02p
10月18日(土) 15:30〜18:00 第2会場(さくら)
生活習慣病と癌の治療標的としての慢性炎症
オーガナイザー:尾池 雄一(熊本大学)、真鍋 一郎(東京大学)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 茂呂 和世(理化学研究所)、田中(大石) 由美子(東京医科歯科大学)、高橋 将文(自治医科大学)、門松 毅(熊本大学)、柳田 素子(京都大学)
概 要 肥満の増加と超高齢化社会の到来により、生活習慣病と癌の予防・診断・治療に対する取り組みの重要性は益々大きくなっている。近年、これらの慢性疾患に共通する基盤病態として「慢性炎症」が注目されている。生活習慣病の慢性炎症では、主に内的要因によって低レベルの炎症が収束しないまま継続し、組織機能の変調から、組織リモデリングによる不可逆的な臓器機能障害をもたらす。癌においても、その発生・増殖・転移の全てに慢性炎症が寄与することが明らかとなっており、生活習慣病と共通した分子機序の関与も示唆されている。本シンポジウムでは、炎症プロセスの惹起と慢性化を司る免疫細胞や、臓器線維化の制御機構に注目した研究を取りあげる。このシンポジウムを通して、肥満や老化による慢性炎症の誘導と病態への進展の分子機序の理解から、新たな治療戦略への展開を議論したい。

▲ シンポジウム一覧へ

4S03p
10月18日(土) 15:30〜18:00 第3会場(Room 157)
「微生物酵素」のフロンティア研究:新産業イノベーションの創出に向けて
オーガナイザー:高木 博史(奈良先端科学技術大学院大学)、小林 達彦(筑波大学)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 高木 博史(奈良先端科学技術大学院大学)、小林 達彦(筑波大学)、石野 良純(九州大学)、高谷 直樹(筑波大学)、古園 さおり(東京大学)、濱野 吉十(福井県立大学)
概 要 「酵素」は生体触媒として重要な基本物質であり、またその機能は医療・食糧・環境など様々な産業分野で貢献している。多様な生物における酵素機能や代謝制御を深く理解し、高度に活用することはバイオサイエンスとバイオテクノロジーの両面で重要な課題である。特に、「生化学」をベースとした基盤研究からのイノベーションには、生物の全てのドメイン(アーキア・真正細菌・真核生物)を対象とし、生物共通の基本原理を解明すると同時に、個々の生物に存在するユニークな酵素・代謝系の機能を生化学的手法で明らかにする統合的な研究が必要である。本シンポジウムでは、生物の全てのドメインを有する「微生物」の酵素を対象に、独自のアイデア・アプローチに基づく生化学的手法によって、触媒反応機構、活性制御機構、発現調節機構、生理機能などの解明に挑戦するフロンティア研究の成果を幅広く紹介することで、微生物酵素の新機能がどのような産業イノベーションを創出できるのかについて議論したい。

▲ シンポジウム一覧へ

4S04p
10月18日(土) 15:30〜18:00 第4会場(C-1)
メンブレントラフィック:基礎と疾患の理解へ向けて
オーガナイザー:申 惠媛(京都大学)、渡邊 利雄(奈良女子大学)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 高津 宏之(京都大学)、杉浦 麗子(近畿大学)、金津 邦彦(東京大学)、鈴木 麻衣(国立がん研究センター研究所)、十島 二朗(東京理科大学)、福田 光則(東北大学)
概 要 メンブレントラフィックは、脂質二重層からなる輸送小胞を用いた細胞内での物流を担う基本的なシステムであり、長年の研究成果は昨年度のノーベル賞の医学生理学賞の対象となったばかりである。従来の基礎研究に加えて、近年は癌や脳変性疾患等の国民的に注目される疾患との関連も示唆されている。これまでは哺乳類培養細胞株を用いた細胞生物学的な基礎研究が主であったが、近年網羅的解析が可能な酵母・線虫やノックアウトマウス、網羅的疾患関連ゲノム解析等を用いた解析から、さらに進んだ基本分子機構の解明と多数の疾患とメンブレントラフィックとの関係が明らかにされ、定説の変更の必要性や思いがけない疾患との関連が明らかになりつつある。本ワークショップでは、若い研究者が中心となって現在まさに解析中のメンブレントラフィックの基本メカニズムと疾患の関係に迫る演題を取り上げ、従来にない新しい「メンブレントラフィックの基礎と疾患」の理解を深められればと考えている。

▲ シンポジウム一覧へ

4S05p
10月18日(土) 15:30〜18:00 第5会場(C-2)
糖鎖がつくり出す微小環境のクローズアップ
オーガナイザー:北爪 しのぶ(理化学研究所)、佐藤 ちひろ(名古屋大学)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 久野 敦(産業技術総合研究所)、竹松 弘(京都大学)、板野 直樹(京都産業大学)、本家 孝一(高知大学)、北爪 しのぶ(理化学研究所)、佐藤 ちひろ(名古屋大学)
概 要 細胞増殖、細胞分化、細胞移動など、細胞が辿る運命は、受精・発生、癌化、感染のダイナミックな変化における細胞外環境に深く依存する。とくに細胞表面には40-500nmにもわたる糖衣(グリコカリックス)という糖鎖に富んだ領域が存在し、細胞の運命を左右する重要な空間を提示する。すなわち、細胞外から細胞内へ、そして細胞内から細胞外へ情報を伝達する場として、この細胞表面の近傍に存在する糖鎖がつくり出す微小空間、糖鎖微小空間が重要な意味を持つことが明らかにされつつある。本シンポジウムでは、いくつかの生物学的コンテクストの中に登場する糖鎖微小空間をクローズアップし、その実態を見つめ、そこから医学的な分野への応用を目指してユニークな研究を行っている研究者に最新の知見を紹介していただく。

▲ シンポジウム一覧へ

4S06p
10月18日(土) 15:30〜18:00 第6会場(Room D)
生体膜を利用した細胞内外物質の処理による生体恒常性の維持
オーガナイザー:黒川 健児(長崎国際大学)、白土 明子(金沢大学)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 矢野 環(東北大学)、田中 敦(山形大学)、安藤 恵子(埼玉大学)、粟崎 健(杏林大学)、白土 明子(金沢大学)
概 要 細胞がさまざまな物質を取込みと排出で処理することは、生物個体の恒常性維持に必須である。この現象は、処理を受ける物質の種類や大きさあるいは処理の目的により、エンドサイトーシス・エキソサイトーシス、貪食、オートファジー等に分類されている。いずれの場合も標的物質が生体膜に包まれた後に処理されることから、共通の基本反応と調節機構が存在する可能性がある。このシンポジウムでは、異なる呼称を持って個別に研究されてきたこれら反応の共通原理を理解することをめざす。そのために、線虫、ショウジョウバエ、及び哺乳類を対象とする各反応の研究例が紹介され、生体膜を利用した物質処理の基本反応と調節機構を理解し、さらにこの現象の破綻と疾患との関わりを考察する。

▲ シンポジウム一覧へ

4S07p
10月18日(土) 15:30〜18:00 第7会場(Room E)
細胞死の多様性と生体応答 〜細胞死の生物学の新たな局面〜
オーガナイザー:三宅 靖延(九州大学)、山口 良文(東京大学)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 山口 良文(東京大学)、荒川 聡子(東京医科歯科大学)、袖岡 幹子(理化学研究所)、井垣 達吏(京都大学)、地主 将久(北海道大学)、柳井 秀元(東京大学)
概 要 細胞死は元来、細胞運命の最終到達地点と考えられてきたが、近年では死細胞が周囲の細胞と相互作用して生体応答を引き起こす“シグナル発信体”であるという認識が定着しつつある。また、従来知られていたアポトーシスに加え、計画的ネクローシスや炎症性細胞死(パイロトーシス)など、遺伝的プログラムにより制御される新しい細胞死様式の存在が明らかになりつつある。さらに、これら多様な細胞死を起点とした生体応答は発がんや炎症、自己免疫寛容など様々な生命現象と深く関わることも分かりつつあり、細胞死の生物学は新しい局面を迎えている。そこで本シンポジウムでは、第一線の研究者に最新のデータを紹介して頂き、多様な細胞死様式とその制御機構および死細胞から発せられるシグナルの生理的病理的意義について議論したい。

▲ シンポジウム一覧へ

4S11p
10月18日(土) 15:30〜18:00 第11会場(Room A)
病態メカニズムへのオートファジーの多様な関与
オーガナイザー:斉木 臣二(順天堂大学)、荒木 敏之(国立精神・神経医療研究センター)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 斉木 臣二(順天堂大学)、山口 修(大阪大学)、村松 一洋(群馬大学)、長島 駿(東京薬科大学)、若月 修二(国立精神・神経医療研究センター)
概 要 オートファジーは細胞内オルガネラの非特異的な食作用による分解機序であり、細胞のエネルギー枯渇に対する応答機序であるとともに、病原微生物の侵入から細胞を守る自然免疫機構としても知られていたが、近年の研究進展に伴い、細胞機能調節における多様な役割が明らかとなっている。
その生理的機能に関する研究と共に、オートファジーと疾患との関連も近年注目されている。定常状態のオートファジーを欠損させたモデル動物が示す細胞障害、ミトコンドリアの品質管理機構におけるMitophagyの役割とその破綻による神経変性の研究が進む一方、オートファジー関連蛋白の変異による神経疾患の存在、循環器・消化器など多様な臓器における疾患の発症機序とオートファジーの関連が報告されるなど、オートファジーと疾患との関連は一層多様かつ複雑であることが明らかになりつつある。
本シンポジウムでは、疾患の発症機序におけるオートファジー・細胞内膜代謝の役割に関する研究において近年注目すべき成果を挙げている研究者の発表を集め、疾患生物学分野でのオートファジーの意義に関する議論を深めることを目的としたい。

▲ シンポジウム一覧へ

4S12p
10月18日(土) 15:30〜18:00 第12会場(Room B-1)
核構造タンパク質によるクロマチン時空間制御の理解とマニピュレーション
オーガナイザー:原田 昌彦(東北大学)、原口 徳子(情報通信研究機構)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 原田 昌彦(東北大学)、長尾 恒治(北海道大学)、宮本 圭(Univ. of Cambridge, UK)、平岡 泰(大阪大学)、小林 武彦(国立遺伝学研究所)、岩渕 万里(名古屋大学)、原口 徳子(情報通信研究機構)
概 要 クロマチンは、高度な秩序をもって細胞核内に収納されている。局所的なクロマチン構造に加えて、このクロマチン収納形態の維持および空間的・時間的な変化が、エピジェネティクスの分子基盤として機能している。このクロマチン時空間制御における核構造タンパク質の重要性は以前から指摘されていたが、最近の研究によってその詳細が徐々に見えてきた。例えば、核膜の構造に関わるラミン、核膜タンパク質、核膜孔複合体などとクロマチンとの機能的相互作用が観察されている。また核内部では、アクチンファミリーや様々なモータータンパク質がクロマチン機能と配置に関与している。このような知見は、これらの核構造タンパク質を利用した細胞核機能の再構成や、これらに結合する低分子化合物を用いた核機能変換などのマニピュレーションを可能にし、創薬や再生医療のターゲット分子としての可能性が指摘されている。海外からの若手講演者も交え、本領域における最新の知見を紹介すると共に、このような細胞核マニピュレーションが細胞分化制御や創薬などのイノベーションにどのように貢献するかについても展望して討論したい。

▲ シンポジウム一覧へ

4S13p
10月18日(土) 15:30〜18:00 第13会場(Room B-2)
タンパク質リン酸化の破綻による、がんを中心とした疾患発症機構
オーガナイザー:島 礼(宮城県立がんセンター)、森下 和広(宮崎大学)
講演者・概要はこちら ▼
講演者 畠山 昌則(東京大学)、片桐 豊雅(徳島大学)、森下 和広(宮崎大学)、河野 隆志(国立がん研究センター研究所)、醍醐 弥太郎(東京大学)、名黒 功(東京大学)
概 要 タンパク質のリン酸化は、キナーゼ(リン酸化酵素)とホスファターゼ(脱リン酸化酵素)のバランスで制御されます。これまで、リン酸化の研究はキナーゼを優位に進められてきており、がん研究とりわけ抗がん剤開発において先行してきました。一方、最近、各々のホスファターゼの制御機構、がんや感染症との関わりが次々と明らかにされ、ホスファターゼをターゲットとした診断や分子標的薬の可能性も現実的なものとなってきました。
また次世代シークエンスを用いた統合的ゲノム解析、質量分析計を用いた網羅的タンパク質結合の検索や網羅的遺伝子発現プロファイルなど新しい検索手段により、新たなリン酸化異常の展開が見えてきました。
そこで、本シンポジウムでは、ストレス応答、がん並びに感染症等を題材に取り上げ、近年明らかになって来たリン酸化・脱リン酸化の破綻による疾患発症機構を、キナーゼとホスファターゼの両面から検討したいと考えます。

▲ シンポジウム一覧へ
▲ プログラム一覧へ

一般演題(一般口頭発表、ポスター発表)

プログラムの日程や発表演題等、詳細はプログラム検索・要旨閲覧システムまたはプログラム検索・要旨閲覧アプリをご覧ください。

【口頭発表閲覧のご注意】
一般演題として応募された演題の中から一般口頭発表に採択された演題は、口頭発表とポスターの両方の発表を行っていただきます。
そのため、一般口頭発表(T)とポスター発表(P)の両方の演題番号が記載されています。
例:『2T01-01(2P-649)』
一般口頭発表:第2日目、第6会場のセッション、1題目/ポスター発表:第2日目、649番のパネル

▲ Page top

Late-breaking Abstracts

Late-breaking Abstractsで応募された演題は、プログラム検索・要旨閲覧システムおよびプログラム検索・閲覧アプリにて閲覧できます(プログラム集には掲載されていません)。
また、プログラムはどなたでも閲覧可能ですが、要旨を閲覧するにはパスワードが必要となります。
パスワードは、9月下旬に日本生化学会よりメールにて送付されます。
非会員の方でプログラム集の購入および要旨の閲覧を希望される方は学会本部へお問い合わせください。

日本生化学会事務局
TEL: 03-3815-1913  E-mail: jbs-ho@jbsoc.or.jp

▲ Page top

フォーラム

各フォーラム企画の概要や講演者情報等は、プログラム検索・要旨閲覧システムまたはプログラム検索・要旨閲覧アプリをご覧ください。

▲ Page top

バイオインダストリーセミナー

各セミナーの概要や講演者情報等は、プログラム検索・要旨閲覧システムまたはプログラム検索・要旨閲覧アプリをご覧ください。



▲ Page top