交流セッション

交流セッションI

看護に必要な臨床推論を考える─シナリオ・ロールプレイを用いて─
日 時:
7月15日(土)14:15-16:15
会 場:
第4会場(Room H)
担 当:
土肥 直樹(相模原市国民健康保険 内郷診療所) 他
概 要:

患者のもっとも近くにいて、多くの時間をみまもる看護師には、患者の苦しみに寄りそい、医師と連携して診断と治療に参加し、看護を行うことが求められる。医師と看護師は、対等な専門職として求められるミッションは異なる。しかし、同じ患者をともにみるパートナーとして、治療の優先度を見極めるスキルや臨床推論のノウハウなど、共有すべきcompetencyは多い。本セッションでは、プレショックに気づくサイン、バイタルサインのアセスメント、病歴聴取の重要性とフィジカルアセスメントの意義、検査の目的と役割、臨床推論の基礎、ひらめきながらも疑うハイブリッド診断戦略“Pivot and Cluster Strategy”を中心に、レクチャーとシナリオ・ロールプレイを用いて学習するとともに、医師の補佐ではなく、看護師ならではの臨床推論とは何かを考えたい。

当日は参加者の知識と経験を共有しあえる全員参加型の交流集会とする。
事前参加申し込み:
不要

交流セッションII

臨床にあふれている優れた実践例を研究論文にしよう!!~事例報告・事例研究の取り組み方~
日 時:
7月16日(日)9:00-10:30
会 場:
第3会場(Room C-2)
担 当:
大島 弓子(日本看護診断学会 理事会 編集委員会、豊橋創造大学 保健医療学部看護学科) 他
概 要:

臨床には優れた看護の実践が日々行われていますが、せっかくの素晴らしい実践もそれをまとめて公表することができなければ、行われた看護の成果を共有したり、更に質の高い看護実践に結びつけていくことはできません。
本交流セッションでは、臨床における様々な看護の取り組みを、どのように事例報告や事例研究として論文にしていくのか、データ収集や分析、倫理的な手続きで留意すべき事を含めて事例を元に検討してみたいと思います。

事前参加申し込み:
不要

交流セッションIII

精神疾患に身体疾患を合併した終末期を迎えた人のスピリチュアルケア
~ウエルビーイングに向けた看護師の関わり~
日 時:
7月16日(日)9:00-10:00
会 場:
第4会場(Room H)
担 当:

白石 壽美子(社会福祉保人桜ヶ丘社会事業協会 桜ヶ丘記念病院)他

演 者:

私たちの研究グループは、精神看護領域の看護診断の普及を図り、精神看護に貢献することを目的とした活動をしています。今回は、昨年に引き続きスピリチュアルケアについて皆様と考えていきたいと思います。スピリチュアルとは、人が危機に遭遇したとき目覚め、人生の意味や目的を再構築する方向に向かうものといわれています。
この再構築の過程で、より大きな他のつながり(自己・他者・芸術など)で強化できるといわれています。それが、スピリチュアルウエルビーイングです。
私たちは、精神疾患に身体疾患を合併した終末期を迎えた人の看護を経験しました。
看護はどのようなときにもウエルビーイングを促進させることができると考えます。
交流セッションでは、事例を紹介しグループワークを進めていきたいと思います。
日々の関わりの中で、看護師として感じていること、思っていること、考えているスピリチュアルなケアについて交流グループワークを行います。興味のある方のご参加を心よりお待ちしております。

事前参加申し込み:
不要

交流セッションIV

看護診断:意思決定葛藤について深く知ろう~それって本当に意思決定葛藤?~
日 時:
7月16日(日)10:10-12:10
会 場:
第4会場(Room H)
担 当:
佐藤 正美(東京慈恵会医科大学医学部看護学科)他
概 要:
昨年、本学会の交流セッションで「看護診断:意思決定葛藤の臨床判断プロセスと看護介入のリンケージ」を企画した。そこでの討議内容から、「意思決定葛藤」ととらえている状況には、ナースの葛藤や悩みが含まれていた。本交流セッションでは小グループとなり、提示した事例について、それぞれ何が看護問題なのか、どの事例が意思決定葛藤と診断できるのかを討議する。討議した事例の解説後、クリティカルシンキングを基本にした看護診断についてミニ講義を受け、今回取り組んだ事例について振り返る。
事前参加申し込み:
不要

交流セッションV

新たなデザインとしての事例研究法について

~事例検討会からケース・スタディ・リサーチへ進めよう~
日 時:
7月16日(日)13:30-14:30
会 場:
第2会場(Room C-1)
担 当:

黒江 ゆり子(公立大学法人岐阜県立看護大学)他

概 要:

事例研究法の中でも質的事例研究法について、R.Stake, R.Yin,および山本らの考え方に基づき学ぶ。事例とは何であるのか、事例研究を通して研究課題に迫る手段的事例研究と、特定の事例をより深く理解するための本質的事例研究(個性記述型事例研究)の特性について、および看護学における事例研究法の在り方などについて解説・共有し、検討する。
さらに、私たちの実践を振り返り、看護学的に省察するための事例検討会のあり方について、討議を深める。

事前参加申し込み:
不要

交流セッションVI

日本看護診断学会用語検討委員会主催交流セッション
日本で使いやすい看護診断を発信しよう!活動を始めて見ませんか? 第2弾
日 時:

7月16日(日)13:30-14:30

会 場:
第3会場(Room C-2)
担 当:
用語検討委員会 委員長 長谷川智子 (福井大学) 他
概 要:
日本に適応する看護診断,またその診断指標,および関連因子を明確にするためのアプローチについて紹介したい。
事前参加申し込み:
不要

交流セッションVII

機械学習(Machine Learning)による看護診断
日 時:

7月16日(日)13:30-15:30

会 場:
第4会場(Room H)
担 当:

服部 兼敏(奈良学園大学保健医療学部)他

概 要:

護は極めて複雑で、緻密なデータ解析が求められる領域である。データが正規することはまれであるが、これまで非正規分布に対応した処理が行われていない。
医学領域では、AI(人工知能)が導入されつつあり、診断で成果も上がっていることが報告されている。しかし、このAI手法が最も適すると思念される看護領域での導入は遅れているのみならず、周辺領域との相対的遅延によって看護が医療全体の足を引っ張るのではないかと危惧されている。このセッションでは、機械学習の基本メカニズムを解説し、解析事例を、フリーウェアを用いて紹介する。 
ハンズオン学習を行いたいので希望者は、予めフリーウェアをパソコンにインストールして参加されたい。参加決定者に予め必要な資料(インストール法や事例データ)を配付する。

事前参加申し込み:

必要 定員15名
1) 氏名、2) ご所属、3) 電話番号、4) メールアドレスをメールにご記入の上、下記アドレスへご連絡ください。

服部 兼敏:hattorik@mx6.mesh.ne.jp

交流セッションVIII

Let's Try!看護研究 看護診断研究の基礎を学ぼう!
日 時:

7月16日(日)14:40-15:40

会 場:
第2会場(Room C-1)
担 当:
奥津 文子(研究推進委員長/関西看護医療大学)他
概 要:

臨床で日々看護実践を展開しつつ、さらに看護研究に取り組まなければならない状況は、必要性が分かっていても、とても負担感の強いものではないだろうか。そういった負担感を払拭し、「やれそう!」「やってみたい!」と感じるためには、具体的な進め方を初心に戻って紐解いてみることが必要である。
本セッションでは、
 1) 文献レビューの基本
 2) 研究テーマと看護診断
 3) 量的研究デザインと質的研究デザイン
 4) 研究計画書作成
以上についてやさしく解説し、研究実施の一歩を踏み出すための手助けをしたい。

事前参加申し込み:
不要

交流セッションIX

臨床で使える看護診断を検討する~事例を通して、使える看護診断を考える~

日 時:

7月16日(日)14:40-16:10

会 場:

第3会場(Room C-2)

担 当:

笠岡 和子(関西看護医療大学)他

概 要:
ショート事例を通して臨床でよく用いられる看護診断と情報の取り方とその看護診断を挙げる根拠を考える。
事前参加申し込み:
不要

 

 

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