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エクソソーム2016の開催にあたって

西欧では善悪、東洋では陰陽という概念があるように、我々の体のあらゆる細胞が分泌するエクソソームにも、その由来する細胞の起源によって、善の機能を持つ場合と悪の機能を持つエクソソームに分かれる。前者の場合(善または陽)、例えば、脂肪組織などの間葉系幹細胞が分泌するエクソソームには、炎症を抑えることで組織修復に作用したり、アポトーシスを抑制するなどの再生能力が備わっている。したがって、間葉系幹細胞のエクソソームは再生医薬品として開発する価値が出てくる。これに対して、後者の場合(悪または陰)、例えばがん細胞の分泌するエクソソームは、がんのpathogenic components を内包する形で、周囲の複数の細胞にトランスファーされることで、がんの進展や血管新生、免疫細胞の抑制、そして転移などを制御する重要な役割を担っていることが次々と明らかにされている。したがって、がん細胞のエクソソーム分泌を抑えることが、がんの治療薬となりうる。我々人類は、このような細胞が分泌する細胞外小胞の真の生物学的意義を正しく理解することで、疾患に対する新しい概念の確立と、それをもとにした新しい疾患診断・治療法の開発に挑戦するとことが可能となる。本セミナーでは、謎に包まれたエクソソームの正体を暴くことで、医療がどう変わるかを予測する。


国立がん研究センター
分子細胞治療研究分野主任分野長
落谷 孝広

コックさん

<共催企業>

コスモ・バイオ株式会社 フナコシ株式会社 GLサイエンス株式会社 東レ株式会社/株式会社鎌倉テクノサイエンス

主催・お問合せ先 / 株式会社エー・イー企画 オリジナルセミナー     〒101-0003 東京都千代田区一ツ橋2-4-4 岩波書店一ツ橋別館4F
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