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えひめ丸…原子力潜水艦衝突沈没事故

2016-2-10 NEW!
カテゴリ:つぶやき

 

今日は、海の安全記念日です。全国水産高校長協会が2003年に制定しました。

2001年、愛媛県立宇和島水産高校の実習船が、ハワイ沖で米国の原子力潜水艦に

衝突されて沈没し、教官や生徒らが亡くなられた事故を忘れず、教訓とするための

記念日です。

 

船の名前は『えひめ丸』。大きさとしては約4000トン程の今より一回り小さい位の

大型実習船でした。事故当時この船には宇和島水産高校の船員、指導教官、

生徒合わせて35名が乗船していました。ハワイ沖で水揚げを終え、帰国する

最中だったそうです。その時、えひめ丸の丁度真下にデモンストレーションの為

潜水していたアメリカの原子力潜水艦『グリーンビル』がそのまま浮上し、

えひめ丸の船尾付近に激突しました。船は約5分程で沈没。生徒4名、船員3名、

指導教官2名が命を落としました。

 

グリーンビルは、浮上以前からソナーでえひめ丸の存在に気付いてはいましたが、

民間人16名を乗せており、クルー等はこの民間人の対応に追われて、ソナー

による確認作業が疎かになっていたそうです。なんとも…

 

それ以前に国内でも、1988年7月23日、海上自衛隊の潜水艦「なだしお」が

遊漁船「第一富士丸」と横須賀沖で衝突する事故が発生し、遊漁船の乗客

39名・乗員9名のうち30名が亡くなる事故がありましたよね。

 

戦争のない平和な国であっても、その戦争の為の道具で亡くなってしまうのは

本当に残念で、あってはならない事だと思います。えひめ丸の事故については、

元首相の森さんが悲報を聞いたあとも、ゴルフを続けて後に退任になったり、

当時のグリーンビルの艦長が、事故の責任について軍法会議で審議されることなく、

減俸処分を受けただけで、後に軍を名誉除隊するなど、周りの対応にもがっかり

させられる事がたくさんありました。

 

命の重さを、もっとしっかり受け止めて欲しいものです。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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