ティータイム

自分の子供に与えられる安心な食品を届ける『フジッコ』

2016-11-18 NEW!
カテゴリ:つぶやき

 

10月27日放送のカンブリア宮殿に登場した『フジッコ』の回ご覧になられましたか?

「塩こんぶ」「おまめさん」「純とろ」など、私たちが親しんできた数々のロングセラー

商品を持つ、フジッコ。この10年、毎年10億円のペースで売上高を増やし続け、現在年商

580億円という…驚きの企業です。我が家もかなりお世話になっております (^ ^)

 

そんなフジッコ最大の商品戦略が「健康」。創業以来、日本人の伝統食・昆布や豆が健康に

いい食品であることに着眼し、その効果を学術的にも研究し続け、徹底的に健康に良い商品

作りにこだわってきたそうです。現在、昆布と豆を使った商品だけで120種類以上とか。

番組の中では大豆に関する質問が一般人にされていましたが、枝豆と同じものであることを

知らない人もいて、ブドウの様になっている話は映像も見えて笑えました。

 

創業者は、現社長の父で元々学校の教師だったそうです。創業者の山岸さんは、幼少期に

肥満だった息子(現社長)を気遣い、昆布や豆食品を食べさせることで肥満を解消したそうです。

そんな徹底的に「健康に良い食品」にこだわるフジッコは、大豆のイソフラボンに最初に

注目した企業でもあったたそうです。

 

その視点は海外の食品にも及び、低カロリー食品の「ナタデココ」をいち早く商品化したり、

グルジア(現ジョージア)の長寿村で食べられていたヨーグルトを「カスピ海ヨーグルト」

としてヒットさせたのもフジッコとのこと。時代のニーズをいち早く掴む天才だったんですね。

 

昆布製品が「量り売り」だった時代に昆布をパックに詰めで発売。全国に広がり始めていた

スーパーマーケットチェーンの広域流通のニーズに応え、最初の成功をつかんでいます。

さらに、メインターゲットである女性たちの生活の変化をとらえ、家庭で作らなくなっていた

伝統的な昆布や豆の煮物を、簡単に食べられるパック商品として商品化、大ヒットさせました。

 

そして、今では当たり前の「安心・安全」についても、フジッコはいち早く取り込んでいます。

1973年には、広く使われていた人工甘味料・サッカリンの不使用を決断。サッカリン不使用の

「とろろ昆布」を開発するなど、先進的な商品づくりを行い、現在では「ふじっ子あんしん

システム」として、様々な厳しい安全検査を商品作りで行っています。

 

健康食にこだわる会社・自分の子供に与えられるもの・子供の健康に良いもの…健康効果の

検証をして、商品化し、本当に身体に良いもの、健康に良いものを提供する。添加物を使わ

ない、簡単で便利な食品…有り難いではないですか。健康で身体に良い時代のニーズをいち

早くつかんで、注力することで、フジッコは他にない強みをもつ企業となったのですね。

 

いつもの村上龍さんの編集後記では、こう書かれていました。

『教師だった母は忙しく、簡単な料理が得意だった。わたしは、生ピーマンと「ふじっこ」

の塩昆布を和えた一品が好きだった。「ふじっこ」という社名には、ほのぼのとしたイメー

ジがある。だが創業者は、驚くべき起業家だった。従業員3人のころから、「家業」では

なく「食品メーカー」を目指した。販路を拡大し、アイデアに満ちた販促を行い、流通革命を

予期し、全商品の無添加に挑戦したのだ。「ふじっこ」は、ITやバイオだけではないことを

示す、まさに「ベンチャーの鑑」であり、その精神は現代に見事に継承されている。』

 

安心して食べられる物、安心して子供に食べさせられる物…基本だけれど、できていない

所も沢山あるだけに、これからも頑張ってほしいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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