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『高齢者お断り』と、堂々と書かれる賃貸物件・・・

2017-9-25 NEW!
カテゴリ:つぶやき

 

9月19日放送のガイアの夜明け『どう生きる? "シングル"社会』ご覧になられましたか?

七人に一人が"シングル"の世の中で、日本国内では今、単身世帯が急増しており、配偶者と

死別した高齢者だけでなく、一人暮らしの若者や、未婚の中高年の男女が増えているという

お話。

 

中でも気になったのが、今、「高齢者お断り」の賃貸物件が後を絶たないというお話。求人

広告ですら、男女の特定や年齢制限を設けてはならないという時代に、そんな『お断り』の

文言が堂々と書かれているとは…。

 

聞くところによると、家賃の支払いに不安があることや、孤独死のリスクを嫌っているため

だというのです。孤独死などがあった物件を事故物件というらしく、そうした物件には、

次の人が入りにくくなってしまうのだそうな。言われてみれば、確かにそう言うものかも

しれません。これは、賃貸を探すみんなの意識にも問題があるのかも・・・。

 

そんな高齢者に“逆風”が吹く中、あえて「65歳以上の顧客専門」を掲げた不動産会社が「R

65不動産」。この会社では、有料老人ホームやサービス付き高齢者住宅ではなく、高齢者の

ための「普通の部屋探し」をサポートしています。開業したのは、まだ27歳という山本さん。

 

そのきっかけは、かつて勤めていた不動産会社で聞いた、ある高齢者の一言だったそうです。

「年齢だけを理由に部屋を借りることができない。この不動産屋さんで5軒目です」。実際、

高齢者も入居可の物件は、手持ちの物件の1割に満たなかったそうで、「自分もまた断る側だ

と気づいた」そうです。

 

そんな事があって、困難を承知で高齢者に特化することを決意し、2015年5月に「R65不

動産」をスタートさせたそうです。「1件成約させるまでに、200軒の不動産会社に電話する」

一方で、入居希望者からの電話は毎月40本以上もあるといいます。

 

どうやってこの困難な状況を打開するのか。そんな山本さんが繰り出した“秘策”が最新機器

の開発。部屋の天井に取り付ける照明の中に温度センサーを入れたもので、この機器によっ

て、部屋での活動状況が分かるというもの。在宅しているのに動きがなければ、何らかの

原因で動けなくなっている事が把握できるので、孤独死してしまう前に大家さんが対策を

講じられるというのです。

 

ふと思ったのが、老人同士が暮らせるシェアハウスがあれば良いのではということ。老人の

数は増えるはかりだし、覚悟のある人達ばかりだから、オーナーだって、システムさえ整備

してしまえば困らないのではと…。老人ホームに入るほどの余裕はない…というお年寄りに

朗報が欲しい…そんな思いを抱かされた今回でした。

 

27歳の若者1人が走り回るのではなくて、これは国として手を付けていかなければならない

気もしたりして…。頭の痛い問題ではありますが、増えゆく老人の受け皿が足りないという

話は、年金不安とともに、是非とも解消して欲しいお話でした・・・。 

 

 

 

 

 

 

 

 

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