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ノーベル平和賞受賞…核禁止条約不参加を選択した政府は…

2017-10-10 NEW!
カテゴリ:つぶやき

 

ノーベル平和賞が、核廃絶を訴え続け、核禁止条約に貢献したとされるICANに決まりました。

被爆者の声が受賞の原点ということで、核禁止条約に続いて被爆国の日本にとっては、長年の

訴えが、ようやく実ってきている事の証でもありました。

 

ところが、日本政府は6日、「核兵器廃絶国際キャンペーンICAN」のノーベル平和賞受賞

決定を受け、コメントを出しませんでした。同団体が採択に寄与した核兵器禁止条約の採択に

対して、被爆国でありながら不参加という恥ずかしい立場を選択した政府の姿勢が如実に

表れています。

 

前日、5日の日系英国人作家カズオ・イシグロ氏のノーベル文学賞受賞決定の際は、安倍首相

が即座に「日本にもたくさんのファンがいる。ともに受賞をお祝いしたい」とのコメントを

発表していたそうですが…。

 

今年のノーベル平和賞受賞が決定した国際的なNGOの連合体ICANで国際運営委員を務める

川崎さんが6日、アイスランドに向かう経由地の米ニュージャージー州の空港で記者団の

取材に応じています。

 

川崎さんは「核兵器廃絶のために努力してきた全ての人々への賞だ。被爆者の活動が認めら

れた」と喜びを語られるとともに、「被爆者の皆さんも受賞したと考えるべきだと思うし、

それを誇りに感じてもらいたい」と訴えました。また、7月に国連で採択された核兵器禁止

条約については「今回の受賞をきっかけに、多くの国に一刻も早く署名、批准するよう働き

掛けていく」と強調。条約に反対する日本政府にも再考を促す考えを示しています。

 

川崎さんは、ICANに参加する国際NGO「ピースボート」の共同代表。ピースボートは2008

年から広島・長崎の被爆者と共に船で世界各地を回り、被爆体験を現地の人々に伝える活動に

取り組んできました。活動に参加した被爆者は170人に上り、既に亡くなった人も多いとの

ことです。

 

そして遅れる事翌々日の8日外務省の外務報道官の談話…

 

本年のノーベル平和賞が核兵器廃絶国際キャンペーンICANに授与されることが決定しました。

ICANの行ってきた活動は,日本政府のアプローチとは異なりますが,核廃絶というゴールは

共有しています。今回の受賞を契機として,国際社会で核軍縮・不拡散に向けた認識が広がる

ことを喜ばしく思います。ノーベル委員会は受賞発表の中で北朝鮮の核開発に言及しています。

 

…以下、話を北朝鮮の話にすり替えて…最後には…広島・長崎の被爆者の方々は,核兵器の

ない世界の実現に向け,被爆の実相を世界に伝えてきました。核兵器廃絶に向けた被爆者・

被爆地の長年の努力に対し,この機会に改めて敬意を表したいと思います。…と。

 

皆さんは、どの様に感じられたでしょうか…

 

創設者のノーベルは遺言で、平和賞を「国家間の友好関係、軍備の削減・廃止、及び平和会議

の開催・推進のために最大・最善の貢献をした人物・団体」に授与すべしとしていますが、

近年の選考委員会では「平和」の概念を広く解釈しており、受賞対象者は国際平和、軍備縮減、

平和交渉だけでなく、人権擁護、非暴力的手法による民主化や民族独立運動、保健衛生、慈善

事業、環境保全などの分野にも及んでいます。他のノーベル賞と異なり、団体も授与対象となっ

ているのが特徴とのこと。

 

日本人絡みでの受賞は、非核三原則やアジアの平和への貢献を理由として、1974年受賞の

佐藤栄作元内閣総理大臣以来のこと・・・もっと称賛されるべきではと思いつつ・・・改めて

多くの人の命を奪い去った唯一の被爆国でありながら、そうした命に寄り添えない政府に

がっかりの出来事でした・・・。自民党・・・。安倍の考えに右ならえは、いつまで続くので

しょうかねぇ・・・


 

 

 

 

 

 

 

 

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