ティータイム

螺旋状の堀・水路で拡大していった大江戸・東京

2018-5-7 NEW!
カテゴリ:つぶやき

 

先日、4月29日放送のNHKスペシャル シリーズ「大江戸」を観ました。近年、日本の首都、東京のルーツとなる「江戸」をめぐり、新たな発見や研究成果が相次いでいるそうです。150年前にその名を失った江戸の知られざる姿を、ドキュメンタリーやドラマ、超高精細CGなど多彩な演出で描いていく3回シリーズ。その第1回目が「第1集 世界最大!!サムライが築いた“水の都”」・・・

 

今の東京の基盤は、その殆どが江戸時代に築かれていたという事実に驚かされます。世界的に見ても画期的な上下水道を敷き詰めて造りあげていく「水の都」の発想力と、実現させていく諦めない武士の姿勢。江戸は、徳川家康が幕府を開いてから100年ほどで、パリやロンドンの2倍近い、世界最多の100万の人口を抱える巨大都市となっていくのです。近年、江戸初期の都市計画を描いた図面や、幕末の写真ネガが多数発見されていくことで、その変遷が分かってきたというのです。

 

番組ナビゲーター役で登場する松平 健さんが、また楽しく見られるように面白さをかもし出していました。時代劇の中で殿様役や金さん役などを演じてきた松平さんですが、その分かりやすい特性を活かしていきます。江戸好きな喫茶店のマスターが、常連客の木村佳乃さんと江戸の話をするうちに、つい熱くなって興奮すると、江戸の人物が憑依するという特異体質役。例えば、家康が憑依したり、商人(あきんど)や町火消(まちびけし)が憑依したりして、江戸の人物になってしまうのです。

 

…とは言うものの、松平さんを含めた喫茶店のシーンは、あくまでも番組中のティーブレイクの様な役割を果たしているだけで、メインの話がとにかく面白い物でした。何よりオーストリアで見つかった大量の写真や、家康が描いたという江戸の都市計画図、螺旋状の堀や埋め立てに使われた大量の巨石の話など、CGを交えながらの演出で、本当に楽しく見ることができました。

 

第2集は、「驚異の成長!!あきんどが花開かせた“商都”」で、5月27日、

第3集は、「不屈の復興!!町人が闘った“大火の都”」と題して7月1日放送の予定です。

面白いので、今回の再放送も含めて是非、観ていただきたいと思います。面白さ、保証しますよ。

 


 

 

 

 

 

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