4月25日放送のガイアの夜明け【看護師が足りない!】の回、ご覧になられましたか?
今、医療の現場で看護師が不足しています。その影響で看護師は疲弊し、少ない人数での対応のため、患者への十分な対応もできず、病棟の閉鎖や病院の閉院が相次いでいます。かつて「白衣の天使」とも呼ばれ、憧れの職業だった看護師。しかし今、長時間労働とそれに見合わない低賃金などの理由から、苦しい立場に立たされているのです。2020年の最新の統計によると看護職は全国で約173万人(厚生労働省調べ)。2025年には最大27万人もの看護師が足りなくなるとの推計もあるそうです。医療現場の崩壊は私たちの日常生活や健康にも大きく波及する問題です。実際、多くを配置する事が出来ないために、病院の患者への対応も不足しているところが増えている気がします。そうした状況の中、この春、全国の看護師たちが一斉ストライキに打って出ました。果たしてその声は届くのか?実際に看護師が大量退職した病院の現場にガイアは密着。日本の医療の行く末を問いかけていました...。
大阪市にある西淀病院。病床数218の地域密着型の中規模病院です。内科を中心に2次救急を担い、年間2800件もの救急患者を受け入れています。看護師は約160人。仕事の過酷さなどから、この1年で30人近くが大量退職するという事態に。残された看護師はさらに人手不足が加速する現場で働いています。通常、夜勤は8回以内と定めているところ、9回以上になる看護師も多くなっていました。2歳の子供を持つママさんナースが、保育園の迎え時間を日々気にしながらも、看護に奮闘する姿を追っていました。一方、病院側はなぜ看護師に無理を強いらざるを得ないのか?経営側の幹部でもある看護部長が、実情を語ってくれていました。そこには国が定めた診療報酬に左右される病院の実態があったのです。
私たちは白衣の天使じゃない!…声を上げる看護師たち
苦境に立たされる看護師たちが声を上げ始めたのです。3月、全国1000以上もの病院、介護施設などで賃上げと人員確保を求めてストライキが行われたのです。厚生労働省の調査によると2024年の賃金改定額は産業別平均でおよそ1万2000円のアップ。しかし医療・福祉分野では約6800円と平均を大きく下回っています。ストの参加者からは「責任感だけではやっていけない。私たちは白衣の天使じゃない」との声も上がります。物価高騰もあり賃金アップは、看護師のみならず譲れないところです。春の闘いの結果は、どうだったのでしょうか…。
能登半島地震から1年…看護師の卵たち「運命の春」
看護の現場から苦境が伝えられるなか、それでも看護師を目指す若者たちもいます。石川県七尾市にある七尾看護専門学校。能登で唯一の看護専門学校です。校舎が被災するという苦難の中、この1年間、学生たちが看護師国家試験の合格を目指してきました。震災で大きな被害を受けた輪島市出身の大積紅愛さん。自宅は無事だったものの、近所の住居は軒並み崩れてしまいました。愛する地元がこのまま失われていくことを見過ごせないと輪島病院への就職を志していました。また同じクラスの佐竹龍星さんは震災で出会った災害看護師に憧れ、東京に出る決意をしていました。やがて迎える運命の国家試験。そして、それぞれが旅立ちの春へ・・・。
今、私の母親もリハビリ施設に入院し、もう10ヶ月になろうとしていますが、そもそも対応する人材不足からか、リハビリも思うように進まず、看護師も患者数からすると、明らかに少ない感じがしていますが、どうしようもない感じです。国の手厚いサポートが欠かせない気がしています。
高齢者が増え、病院等の施設に関する国のサポートは、本当に真剣に考え、対応してもらわないと、介護をしていく世代にも大きな負担となっていきます。今回の選挙で政党バランスがどうなっていくのか分かりませんが、何の対策もないくせに「賃金を上げる」とか現金給付するとか、目先のインパクトばかりかざして無責任な話は飽き飽きです。
弱っている人、弱っているところを、しっかりサポートし、特定の人ではなく皆が元気に明るく過ごせる社会を支えていって欲しいものです。
2025.7.20 17:52
気になる選挙2025ですが、昨今は投票マッチングとしてインターネット上で、自分の考えと一致する政党を、幾つかの質問に答えていく中で考え方を絞り込み、自分の考えと似ている政党をリストアップしてくれるポートマッチというサービスが多数出ている事を御存知ですか?
ともするとメディアに露出してくる人から、政党全体を判断してしまいがちですが、こうしたものがあると大量のマニュフェストを読み込まなくても参考にはなりそうですよね。マニュフェスト通り動くかどうかは別物ですが・・・
一応、色々あったものを下記にご紹介しますので、どんなものかと試してみませんか?どうせやるなら、一つではなく、幾つかやって結果を比較するのが良い気がします。
まずはニュースで取り上げられていた、投票ナビ - JAPAN CHOICE
https://share.google/SKdRLH6HWe3z8uB54
第27回 参議院議員選挙2025 投票マッチング <選挙ドットコム>
https://share.google/FaoQ2PfxdFVXIcZ6T
毎日新聞ボートマッチ えらぼーと 2025参院選
https://share.google/DasZD0FSTnbTd16KL
参議院選挙2025 NHKボートマッチ 候補者・政党とのマッチング
https://share.google/n8avVgZS41jDmsxSK
選挙マッチング【参院選2025】読売ボートマッチ、あなたとあう政党・候補は?
https://share.google/eIE0kkDPK7NCWuuPO
【政党マッチング】参議院選挙、新手法のボートマッチ あなたに近い政党は? β版:日本経済新聞
https://share.google/O8XNgRuSMKWD4nOZv
政党・候補者マッチング | 参院選2025 朝日新聞ボートマッチ
https://share.google/1pSmgriYaRYEY450I
今年の4月27日から放送の始まったNHKスペシャル「人体Ⅲ」(全4回)が6月8日に最終回を迎えました。大好きな【人体】のシリーズは大昔から録画して、じっくり見させて頂いている大好きなシリーズものです。
タモリさんとノーベル賞科学者・山中伸弥先生のW司会で放送される「人体」の最新シリーズ。今回のテーマは「命とは何か」。最新科学が解き明かした命のメカニズムを、驚きの実写と超高精細CGで映像化されています。
お二人が出演する「シリーズ人体」は、2017~2018年放送のNHKスペシャル「人体~神秘の巨大ネットワーク~」(全8回)にはじまり、関連番組を含めて15本を制作してきた大好評シリーズ。
今回のシリーズで注目したのは「細胞」。私たちの体を作るおよそ40兆個もの「細胞」の中には、これまでのイメージをくつがえす不思議な世界が広がっていました。「命の部品」となるさまざまな物質が、まるで生きているかのように動き回り、互いに連携することで、わたしたちの命は営まれていたのです。
命のない部品が集まって、命が生まれるという神秘。それは、まるでファンタジーのような、まぎれもない科学的事実。最新の顕微鏡映像と超高精細CGも活用して、4回にわたって放送されました。
第1集 命の源 細胞内ワンダーランド
第2集 細胞40兆 限りあるから命は輝く
第3集 命のつながり 細胞40億年の旅
第4集 果てしなき命の探求
「キネシン」という名前は覚えましたよ。「それだけかい!?」と言われそうですが、CGの動きが何とも印象に残った次第でして(;^_^A
最終回の第4回では、弊社ともゆかりのある日本分子生物学会年会に山本先生が登壇する大会映像の一部が放送されていました。思わず家族に大声で言ってしまいました(;^_^A
このシリーズは何度も再放送されているので、見ていない方は再放送の際に、是非どうぞ!! 2025.6.20.11:55
5月15日 放送のカンブリア宮殿「シーベジタブル」の回は、ご覧になられましたか?
「世界中の海を元気に新たな海藻の食文化を!」そんなタイトルで放送された今回。
スイーツからフレンチまで、今 世界的ブームの兆しとなっている食材が「海藻」ということですが、絶滅の危機に瀕する海藻を発掘し、独自のノウハウで養殖体制を構築、市場に供給するスタートアップ企業となっている「シーベジタブル」。日本の健康的な食文化を世界に売り込み、さらに"海の砂漠化"の問題にも挑む、常識破りのビジネスで注目される「海藻ベンチャー」が今回の主役です。
セブンからディーン&デルーカまで!続々登場 美味しすぎる“シーベジ”メニュー
今、海藻メーカー「シーベジタブル」の商品が、次々に登場しているとのこと。セブン-イレブンのPBブランドの焼きそばからスイーツ、ディーン&デルーカには海藻を使った美味しそうなカルパッチョなどの惣菜が並んでいるそうですが、御存知でしたか?しかも使われるのは、とさかのりや若ひじきなど日本では獲れなくなった品種ばかり。
そんな海藻を養殖して流通させるのがシーベジタブル。高知や熊本など、全国に生産拠点を持ち、それぞれの海藻ごとに独自の生産技術を構築。種から30種類以上を生産しているのです。その品質の高い海藻は、有名シェフからも注目され食材として海藻が大きな注目を集めるきっかけを作ってきました。
そして陸上養殖だけでなく現在、力を入れるのは海上での海藻作り。海藻が激減して魚が減ってしまった海を再生する取り組みにも挑んでいるのです。
全国を放浪して地方の問題に取り組んでいた友廣と、高知大学で海藻の研究をしていた蜂谷が出会い、2016年に創業したシーベジタブル。そのきっかけはお好み焼きソースの大手・オタフクだったそうです。当時、お好み焼きに欠かせない「すじ青のり」が入手できなくなり困っていたオタフクさん。2人はその窮状を解決すべく、すじ青のりの養殖に挑戦したのです。そして、海藻の危機的状態を知るや、全国で様々な海藻を研究し、その養殖技術を確立していきました。シーベジタブルでは生産するだけでなく、有名シェフを巻き込み、美味しい食べ方も研究し、様々なアプローチで、あらたな海藻の食文化を生み出すべく奔走しています。
高知大学農学部で海藻を研究していた蜂谷さんと、そんな蜂谷さんの魅力に引き込まれて、2人一組で支えてきた友廣さんのチームワークが、何とも羨ましい今回となりました。ちょっと店舗で探して、まずは試食してみたいと思いました。いつもの村上さんの編集後記では、こんな事が書かれていました。
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「シーベジタブル」ってどちらが思いついたんですか、と聞いたら、2人で考えましたという答えが返ってきた。仲がいいという感じではなかった。ただ、強烈な信頼感がある。「蜂谷は海藻の声が聞けるんです」と友廣さん。どんなことを話すんですか、と聞くと「腹が減った」とかだと真剣に答える。海藻の声を聞くためには最低でも3年は必要だと。ずっと海藻のことを考えて3年なのだ。長期契約を結び、前受金としてのお金を預かって、それを設備投資に充てることで事業は走り出した。「海藻に対して愛があるのか」海藻は、美しい。
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今、さまざまな国や地域で、ウェブサイトやSNSの規制が行われており、権力者にとって都合の悪い情報が報道されずにいる現状があります。国境なき記者団(RSF)のウェブサイトでは、サウジアラビア、ロシア、ベトナム、メキシコ、エジプトのジャーナリストが「自国に報道の自由がない」と訴えかけています。
報道の自由は、民主主義を形成するための権利です。そこで活用されたのが、世界的人気のゲーム、マインクラフト(Minecraft)。マインクラフト内にできた仮想図書館「The Uncensored Library(検閲のない図書館)」は、現実世界ではあまり報道されない情報を、ゲームコンテンツである「本」という形で実装し、読めるようにする発想です。ゲームの中にできた「検閲されない図書館」というわけです。
本図書館で扱っている5か国と、国境なき記者団のそれぞれに個別のウィングが割り当てられており、多数の記事が収蔵されています。これらの記事は、英語と、記事が書かれた元の言語で閲覧できます。図書館内の文書は、ゲーム内のブックアイテムに含まれており、同時に複数のプレイヤーがスタンドに置いて読むことができるのです。
通常、収蔵されている記事は、著者の出身国における検閲や不当な刑罰、その他政府に対する批判などについて論じています。図書館内の部屋のインテリアとして採用されている構造物は、各国に固有の状況やジャーナリズムの課題を象徴しているそうです。さらに、世界の報道の自由指数と、これに含まれる各国の報道の自由に関する現状を一覧表示する中央ルームがあり、メキシコのセクションには、記事の執筆が理由で殺害された記者の記念碑まであります。図書館に収蔵されている書籍数は、合計で200冊を超えるそうです。
この図書館を企画したのは、国境なき記者団。チームは、政府が権力者に都合の悪い情報コンテンツを監視するのを防ぐために、ブロックチェーンクラウドストレージを使用して、マインクラフト内に仮想ライブラリを配置することに決めました。システムでは匿名性が確保され、記者たちの安全が守られることも特徴となっています。
先日、NHKスペシャル ゲーム×人類 パート2で紹介されたことにより、恥ずかしながら私も知ることとなりました。The Uncensored Library(検閲のない図書館)は、国境なき記者団が、世界反サイバー検閲デーである2020年3月12日に合わせて、報道の自由がない国の検閲を回避する目的で、Minecraftサーバー上のマップとして公開した仮想図書館です。
開設には、デザイナースタジオのBlockWorks(イギリス)、 広告代理店のDDBベルリン(ドイツ)、およびデジタル広告・マーケティング・制作企業のMediaMonks(オランダ)が参加しました。同図書館では、メキシコ、ロシア、ベトナム、サウジアラビア、およびエジプトの各国にそれぞれ1つのウィングが丸ごと割り当てられており、発禁・閲覧禁止となった報道記事が収蔵されているとのこと。
図書館にアクセスする方法は、下記公式Webサイトから
www.uncensoredlibrary.com
MinecraftはニュースやWebサイト、個人のブログとは異なり、政府に関する報道内容を厳密に管理している国でもアクセス可能であるため、国境なき記者団は、この抜け穴を利用してインターネットの検閲を回避しているのです。国境なき記者団ドイツのマネジングディレクター、クリスチャン・ミール氏は声明にて、「若者は、自分の意見を述べることができずに成長する。世界で最も人気のあるコンピューターゲームであるMinecraftを媒体として使用することで、彼らに独立した情報へのアクセスを提供していく。」と話しています。
勿論、こうしたところに書いてあるから「正しい」ではなくて、X(旧ツイッター)等と同じように、それを安易に拡散するのではなく、自分の中で消化し、或いはきっかけとして更に調べてみて信じられる道へと進んでください。まずは触れられる機会が多くなることに感謝したいと思います。
2025年2月27日 放送に放送されたカンブリア宮殿「デジタルで外食に革命を!驚き サラダチェーンの全貌」の回、ご覧になられましたか?
今、都心のオフィスビルなどに次々にオープンしているらしいサラダ店のクリスプ・サラダワークス。何を隠そう、基本コンビニな私は知らなかったのです…。価格は1500円ほどと少し高めらしく、健康志向のユーザーから熱狂的に支持され、売り上げを急拡大、都心を中心に約30店舗を展開されているとのこと。これだけ出費が加算している時に受け入れられているのだから大したものです。社長の宮野さんは「経営者の勘」に頼っている外食ビジネスに疑問を持ち、最新の技術を使った外食チェーンを生み出せないかと模索し、モバイルオーダーシステムを独自開発するなどしてクリスプ・サラダワークスを作り上げました。今回の番組では、外食業界に革命をおこす最先端のハイテク経営を追っていました。
定番のクラシックチキンシーザーに、豊富な野菜と大切りの肉が食べ応えのあるビーフステーキボウル、たんぱく質が豊富なプロテインメニューまで、一度は食べてみたいメニューが季節ごとに登場。その最大の特徴は、客のほとんどがスマホからの注文でキャッシュレス比率は98%と、最新技術を駆使したシステムでスピードと便利さを追求している点だとか。これにより個々の客を識別し様々なデータを取得、それに基づきメニュー開発から働くスタッフの評価まで行い、曖昧な経験値で運営していた外食現場のDX化を成功させたのです。
クリスプを展開する社長の宮野さんは15歳で渡米し、天津甘栗の露店をヒットさせるなどしていたが、2001年9月11日に起きた同時多発テロをきっかけに帰国。その後、緑茶カフェやタコス専門店などを運営する中、外食ビジネスに疑問を持ち、最新の技術を使った店を生み出せないか模索してきました。そしてモバイルオーダーシステムを独自開発するなどしてクリスプ・サラダワークスを作り上げたのです。宮野さん曰く「ユニクロやニトリは、規模が大きくなることで価格や便利さなど消費者のメリットも大きくなるが、外食業界は“規模が大きくなると美味しくなくなる”というイメージがあるなど、まだまだ進化させる余地がある」と、未来を見据えて改革を行っているのです。
スマホから注文できることで、いくら人気があっても行列に並んだり、待ち時間が信じられないくらい発生したりなど、ありがちな人気店の悩みもありません。忙しいビジネスマンには、そうした面もより良いのでしようね。
いつもの村上龍の編集後記では、こんなことが書かれていました。
業界的にはデジタル化は進んでいない。宮野さんはそう言う。データやファクトでビジネスをするというより、勘と経験に頼って経営しているケースが多いと。クリスプ・サラダワークスは違う。データを分析したマトリックスがあり、一人の客がどんな傾向でサラダに向かっているかがわかる。マトリックスを見ると、一人ではなく全ての客のデータがある。客だけではなく、働いている人の情報もある。そこにはあらゆるデータとファクトが詰まっていて、財務状況まで公開されている。こういう企業はなかった。サラダだけにはとどまらないだろう。
村上さんが最後にあげた一言は「マトリックス」でした。そして、社長の金言は・・・
「データの力で勘に頼らない外食に」
言葉の重み 詩集「道しるべ」より
ある事がきっかけで
話をする事ができなくなった
伝える事は沢山あるけれど
聞いて欲しい事が沢山あるのに・・・
ある事がきっかけで
聞く事ができなくなった
聞きたい声は沢山あるけれど
分かってあげたい事が沢山あるのに・・・
『言葉なんてなくても』・・・
そう思った時もあった・・・
でも、言葉でなくては伝えられない事が沢山ある
言葉がなくては分かってあげられない事が沢山有りすぎて・・・
はがゆくて 情けなくて イライラしたりして・・・
あがくだけでは何も進まない・・・
もっともっと、感じる力を養わなくては・・・
どれだけ言葉に頼ってきたかが分かったのだから・・・
頼らなくても解決できる術を見出さなくては・・・
きっとあるはず。
きっと言葉以上の物が見つけられるはず。
東京商工リサーチの調査で、2024年の全国企業倒産(負債総額1,000万円以上)件数が1万6件(前年比15.1%増)、負債総額は2兆3,435億3,800万円(同2.4%減)だったことが報じられました。件数は、3年連続で前年を上回り、2013年の1万855件以来、11年ぶりに1万件を超えています。負債額1億円未満が7,478件(前年比15.1%増)と全体の約7割(74.7%)を占めていました。2024年は円安基調に乱高下が続き、物価上昇に歯止めがかからず、人手不足や最低賃金の引き上げなどで人件費も上昇し、幅広い分野でコストアップに見舞われました。また、コロナ禍の資金繰り支援で生じた過剰債務の解消が遅れ、企業収益に負担となって圧し掛かっていました。人手不足の深刻化(求人難による倒産が114件と前年比で倍増)による関連倒産は前年から81%増。内訳は求人難が96%増、人件費高騰が76%増、日本銀行の追加利上げも中小の資金繰りを苦しめたとされています・・・。
2024年の倒産件数は前年比較で15%増の1万件を越えましたが、その99%を占めているのは中小企業。政府は総合経済対策を閣議決定し、急増する「物価高倒産」への対応急務として昨年11月29日、新たな総合経済対策の裏付けとなる、約14兆円の補正予算案を閣議決定しました。その総合経済対策は、①日本経済・地方経済の成長、②物価高の克服、③国民の安心・安全の確保の3本柱で、なかでも物価高対策が急務という話。024年1-11月の「物価高倒産」の累計は877件と、過去最多の2023年の年間合計(775件)をすでに大きく上回るなど、企業の収益環境に与える影響は大きい。2025年も物価上昇の動きは当面続くと見られるなか、収益改善のポイントとなる「価格転嫁」は、中小にとっては簡単なことではありません。大卒初任給を30万円や40万円台にできる大企業は、これまで搾取してきた分を政党に配布できるのでしょうが、コスト転嫁のできない貯えもない中小にとっては国の支援でもない限りと思わずにはいられません。ところが、メディアでは、こんなニュースも取り上げられていました。
冬のボーナス、過去最高 89万円、4.9%増 (厚労省調査)
厚生労働省は1月17日、主要民間企業の2024年冬の一時金(ボーナス)について、平均妥結額が前年比4.93%増の89万1460円だったと発表しました。33年ぶりの高い賃上げ率となった24年春闘の結果が反映され、19年以来5年ぶりに過去最高を更新しています。全21業種中18業種が前年を上回っており、機械は22.99%、サービスは13.02%それぞれ伸びたそうで、食料品・たばこは16.76%減、金融・保険も7.77%減とのこと。また、こんなニュースも・・・
初任給大幅増、中小企業は二の足 現社員の士気に影響 「大企業との格差拡大」
賃上げ原資に乏しい中小企業が大企業並みの初任給に引き上げるのは極めて困難だ。民間シンクタンク、産労総合研究所(東京都千代田区)の調査によると、2024年度入社の新卒社員の初任給は従業員数299人以下の中小企業で21万8118円(大卒平均)。前年度から3・1%増えたものの、30万円台が相次ぐ大企業の水準には到底及ばない。中小企業が初任給の大幅増に踏み込めないのは現社員の賃上げが思うように進んでいないから。コスト上昇分を価格に反映した割合を示す「価格転嫁率」は49・7%と「道半ば」で、賃上げ原資の確保に苦しむ中小企業はなお多いのです。大和総研の神田慶司シニアエコノミストは25年度の初任給ついて「中小企業も引き上げ率が前年度並みかそれを超えるとみているが、賃上げ競争にはついていけず、大企業との格差は拡大しやすい」と予測する。
「とても大企業のような金額は出せない」。中小企業からはため息交じりの声が聞こえてきそう・・・。それでも、こんなニュースと共に流れてきたのが、日銀は2024年に2回の利上げの断行に続き、植田和男日銀総裁が2025年も利上げをする意向を示したというお話・・・。正直、「全国企業倒産件数が前年比15.1%増」と「冬のボーナス、過去最高。大企業の初任給大幅増」という相反するようなニュースを聞いて違和感を持たない人がいるのかと思ってしまいます。そんな真逆な話がありながら、日銀は中小企業の苦しさは無視して利上げを断行していくのでしょうか・・・。
「このままでは令和恐慌まっしぐら」こんな見出しのニュースを目にしたのは、つい先日のこと。闘う経済アナリスト・森永卓郎さんの連載「読んではいけない」。今回は「政府・日銀の金融政策」について。森永さんは日本経済衰退の大きな要因は、労働生産性の低さなどではなく、「政府と日銀の財政・金融政策の失敗にある」と指摘したのです。
内閣府が昨年12月23日に発表した国民経済計算の年次推計(2023年)によると、日本の1人あたり名目国内総生産(GDP)は3万3849ドル。韓国に抜かれ、経済協力開発機構(OECD)加盟国中22位に後退しました。韓国と日本の1人あたり名目GDPが逆転するのは比較可能な1980年以降で初めてのこと。主要7カ国(G7)ではイタリアの3万9003ドルを下回り最下位となっただけでなく、2022年の3万4112ドルから250ドル以上減少し、G7のなかでマイナス成長となったのは日本だけという酷い状態。
日本経済がマイナス成長となった理由について、エコノミストなど専門家と称する人たちのほとんどは、少子高齢化による人口減、円安、労働生産性の低さを挙げていますが、その分析は本質を突いていないというのです。人口減や円安がまったく影響を与えていないとは言いませんが、1人あたりGDP後退の大きな理由はズバリ、政府と日銀の財政・金融政策の失敗にあるというのです。増税ありきの緊縮財政に邁進する財務省の愚行はいわずもがな、日銀がミスジャッジを重ねており、これが日本経済を衰退させていると分析しているのです。
今の世界経済は金融緩和が求められているのが実情。実際、欧米などの主要国は軒並み利下げをしているのですが、日銀だけは2024年に2回の利上げを断行し、2025年も利上げをする意向を示し、金融引き締めの継続を隠さないのです。
実は約100年前に濱口雄幸政権が同じ失敗を犯していたというのです。財政と金融の同時引き締めを行なった結果、1930年から昭和恐慌に突入。巷には大量の失業者があふれ、農村では娘や妻が身売りを余儀なくされるなど、国民生活は悲惨を極めたのだそうです。当時と同じことを行なえば日本経済は墜落するに決まっている。このままでは昭和恐慌さながらの「令和恐慌」まっしぐらだろうというのです。
2025年に入ったばかりで、まだ、この1年がどうなるかは分かりませんが、多数を占めている中小企業が、しっかり社会の責任を背負って活躍できる世の中であってほしいものです。
追伸・・・そう言えば・・・蛇足ですが・・・2025年1月16日でガソリン補助金が廃止されました。これに伴いガソリンの小売価格が高くなり、国民の生活への影響が懸念されています。そもそもガソリン補助金とは、ガソリン価格を抑えるために国が石油元売りに支給しているお金のことで、正式には「燃料油価格激変緩和補助金」といいます。この補助金は、原油価格の高騰を受けて政府が2022年1月に導入しました。当初は3ヶ月間の予定でしたが、ロシア・ウクライナや中東問題などの世界情勢を受け、延長されていたのです。打ち切りは段階的に行われてきました。まず2024年12月19日からガソリン基準価格と高率補助発動価格の間の「差額補助」の割合が60%から30%へ引き下げ。そしてその30%の補助も、1月16日からついに無くなったのです。ともあれこうした変化で、実際のレギュラーガソリン価格は1リットルあたり5円の値上げ、16日からさらに5円の値上げと、わずか1ヶ月の間で10円も値上がりしてしまうことになりました。
一方、「早くガソリン暫定税率の廃止をしてほしい」「政府はガソリン暫定税率の廃止を早急に議論すべき」といった声も見受けられます。ここでいうガソリン暫定税率とは、本来のガソリン税にプラスして課されている25.1円分のことをいいます。もともと、暫定税率はたまたまその時に策定された道路整備計画を進めるために、道路の建設や整備で足りなかった資金を補うという、臨時の「副収入」のような税制度として1974年に導入されたものですが、ガソリン税に石油石炭税・温暖化対策税、これらに消費税10%が加算される展開。
登場以来随分経過しているにもかかわらず道路整備計画でもこの臨時の暫定税率をあてにして、延長に延長を重ねていきます。さらに2008年には「道路整備にあたって、道路を使っているクルマ利用者から税金を取ろう」という方針が「全部の税金から道路整備用に捻出する分を考えよう」という、いわゆる「一般財源化」に変更されます。一般財源化によって、そもそも暫定税率が誕生した目的から、だいぶかけ離れてしまったことは否めません。このことから国民だけでなく、JAF(日本自動車連盟)や自動車産業からも廃止の声が相次ぎ、ようやく2024年12月11日に行われた自由民主党、公明党、国民民主党の幹事長会談で「ガソリン減税(ガソリンの暫定税率の廃止)」について合意がなされています。
ところが2024年12月20日、自民・公明両党から発表された「令和7年度与党税制改正大綱」において「ー、いわゆる『ガソリンの暫定税率』は、廃止する。上記の各項目の具体的な実施方法等については、引き続き関係者間で誠実に協議を進める」と明記され、晴れて「暫定税率が消滅」する“方針”が決定したのです。しかし実際にはまだ協議段階。いつ度のタイミングで廃止されるかといった具体的なスケジュールは白紙。一応、税調などは2025年を通して時期や廃止の方法について議論を重ねていくとしていますが・・・。
これについて、SNSでは「実施時期を公表しないのは実質的にやらない公算が強いのでは」「全く議論が進んでいないように見える。早く、暫定税率を廃止する話を進めてほしい」「税収が過去最高になってるんだから、もっと国民の為の政治をして」と、“やる宣言”をしたものの、構想段階で全く動いていないことへの厳しい指摘もあります。この直近での「補助金の廃止」「暫定税率廃止検討」と、一般のクルマユーザーにとっては死活問題な大転換期が巻き起こったガソリン事情ですが・・・ここにも弱者への配慮のなさが目立つばかりと感じてしまうのは、少なくないはず・・・
1/25追記・・・
『日銀、0.5%に追加利上げ決定 17年ぶり水準、賃上げに期待
日銀は24日の金融政策決定会合で、物価や景気をコントロールするのに使う政策金利の追加引き上げを決めた。政策金利である無担保コール翌日物金利の誘導目標を現行の0.25%程度から0.5%程度にする。リーマン・ショック直後の2008年10月以来、約17年ぶりの水準となる。焦点だった25年春闘で賃金の積極的な引き上げが期待できると判断。』
・・・結局、大企業が大丈夫なら、中小はどうなっても良い・・・そんな印象ですね。下支えがないまま突入してしまうのは、とても残念です。精一杯がんばっている中小の皆さん、何とか耐え抜いて、中小でしかできない強みを活かしつつ乗り越えていきましょう!!
『バーテンダー 神のグラス』というアニメをご覧になった方は居られますか?
『バーテンダー』(Bartender)は、原作:城アラキ、漫画:長友健篩による日本の漫画作品。2004年から2011年まで『スーパージャンプ』(集英社)にて連載され、同誌の休刊後に『グランドジャンプ』(同社)に移籍し、2011年1号から3号まで連載されました。『グランドジャンプ』での連載は3回で終了し、翌号(2012年4号)からは作画が加治佐修に、主人公なども変更され『バーテンダー à Paris』、『バーテンダー à Tokyo』、『バーテンダー6stp』が連載されます。完結編である『バーテンダー6stp』には本作の登場人物が数人登場し、「その後」が描かれているそうです。2024年の春、テレビアニメ化され、私も知ることとなりました。そんな物語は公式サイトで、こんな風に語られています・・・。
主役となるバーテンダー・佐々倉溜(ささくら りゅう)は六本木で修行後に単身フランスへ渡り、ヨーロッパのカクテルコンテストにて優勝。それ以降、彼が作るカクテルは「神のグラス」と呼ばれるようになります。パリの一流ホテルにてチーフバーテンダーを務めていた溜でしたが、理由は不明ながら日本に帰国し、プライベート・バー“イーデンホール”で働き始めます。バーにやってくるお客さんの様々な悩みや問題に対して、特別な一杯を提供する溜。一方、東京に開業したホテル・カーディナルでは、オーナーの来島泰三がカウンターバーに立つバーテンダーの人選に拘り、相応しいバーテンダーが見つからずカウンターバーをオープン出来ずにいました。泰三の孫・美和を含む営業企画部のメンバーはバーテンダー探しに奔走します。佐々倉に出会い、彼こそが相応しいとスカウトしますが、はぐらかされてばかり・・・。はたして、カーディナルのカウンターバーはオープンできるのか、溜の決断とは・・・。
見ていて感じたのは、人生の名言集の様な大人のアニメだということ・・・。独特な空間で語られる話が心地よく入ってきたのを覚えています。そんな物語の名言をいくつかご紹介すると・・・
★ 若いバーテンダーさんにはぜひ憶えておいて欲しいことがあります 思い出はね 自分が生きた証なんです 失敗も成功も今となってはすべてが甘美に思える 世の中にはそんな味がするお酒もあるんです
★ 縦横・点・ハネ・止め・払い 『永』の字には習字のすべての要素が入っとるんじゃ 同じようにジンフィズにはシェイクの技から酒と果汁の比率炭酸の扱いまで バーテンダーとしての基本技術がすべて入っとる
★ 体が疲れているうちは半人前です 本当に疲れなければいけないのは頭と心です
★ 人は習慣に体を委ねることで時に心の辛さを乗り越えることができます
★誰かの存在は必ず誰かを必要とし影響しあい支え合う
★ どんな酒であれ バーテンダーは酒という命の水を受け止めお客様という命に渡してゆく 命への祈りを命へとつなぐこと それがバーテンダーの本当の仕事だと私は思います
★ なぜバーテンダーの修業がボトルを磨くことから始まるか…埃を払い店の品揃えを覚えることはもちろんですが 一本一本のボトルに込められた作り手の歴史と文化をきちんと学ぶことで酒への愛情が生まれるからです
★ 常連でも初めてのお客様でも 常にそれが最初で最後の一杯だと思って作ることです
★ 医者は体をバーテンダーは客の魂を預かってるんだ だから絶対に裏切っちゃいけない
★ 覚えておけよ 溜 酒にはいつだってふたつの顔がある 毒と薬 その中から薬の顔だけ引き出してやるのがバーテンダーの仕事なんだ
★ いくら酒で命を救われてもバーテンダーのことなんかすっかり忘れちまう だがそこで飲んだ一杯は忘れない……それでいいんじゃないのか
★ 自信がなくなる迷う…それって成長した証拠なんだぜ。迷わないのは努力を忘れた奴だけだ。だからどんな天才も迷う。そして迷うことでしか壁は破れない
★ サービスには偶数のサービスと奇数のサービスがあってね。2人・4人の客ならバーテンダーは放っておくのがサービス。でも1人・3人の客には一言だけでも声を掛けるのがサービスー忘れないことだ。客の小さな孤独に気付けるかどうか。それがバーテンダーにとって一番必要な才能なんだよ
★ 人生に起こることはそれがどんなに辛く悲しい不運なことでも必ず意味がある。そう思うこと。そして神様は乗り越えられない試練を人に与えはしない。絶対に乗り越えられる。そう信じること
★ 思い出はね、自分が生きた証なんです。失敗も成功も今となってはすべて甘美に思える
★ 人は努力さえすれば必ず成長する。なぜそれが信じられないのか。もっと楽なもの、運や偶然、己の小さな才能に頼ろうとするからだ。それが人の目を蔽い隠す
★ 天才とは持って生まれた才能ではない。迷いなく努力出来る能力じゃ
★ 人はなぜ怒るか。自信のなさ、余裕のなさが心に迷いを呼ぶ。その迷いを隠そうとするから怒る
★ 必要なのは再出発。忘れるのではなく明日を信じて新しい一歩を踏み出すこと。5年かかるかもしれません。10年以上かかるかもしれません。でも大切なのは自分のペースで歩き出すこと
★ バー以外でもサービス業のスタッフが絶対にやってはいけないことがあります。"他のお客様のことを話題にすること"。そんなことをすれば自分のことも他のお客様に話すんじゃないかと信用を失いますから。
★ 聞かれたことがあります。お前はなぜバーテンダーをやっているのかと。その時答えました。孤独に傷付き行き場のない魂を救う最後の一杯。それを『神のグラス』という―私はいつかそんな一杯を作りたいと思っています。
40歳を過ぎたころ、ガスライトというカウンターバーに通った頃がありました。ゆっくりとバーテンダーと話をし、飲むカクテルはお任せにすることも・・・。今となっては遠い昔の良い思い出です。興味を持たれた方は、このアニメお勧めです。
アニメ『バーテンダー 神のグラス』公式サイト
https://bartender-anime.com/
私の好きな番組、 カンブリア宮殿で2024年11月7日に放送された【老舗豆腐メーカー 世界への挑戦】の回、ご覧になられましたか?
ヘルシー生活を意識している人なら、きっと一度は手にしたことがあるのではないかと思われるコンビニやスーパーで売られているスティック状の硬い豆腐「豆腐バー」。片手で気軽に食べられるだけでなく「高タンパク・低カロリー」の"健康メシ"として働く人を中心に幅広い世代に人気のご様子。2020年11月の販売開始以降、4年足らずで累計7500万本売れているとのこと。思えば、そんなに昔の話しでもないのですね。そんな人気商品を開発したのは去年アサヒコの社長になった池田未央さん。実は池田さん、以前はのど飴や東京土産でヒット商品を生み出してきたヒットメーカー。常識を打ち破る商品はいかにして生まれたか・・・番組ではそんなヒットの法則に迫っていました。
1995年に菓子メーカー・三星食品に入社した池田さんは、のど飴「キシリクリスタル」でヒットをとばします。転職した寿スピリッツでは東京駅土産ナンバー1に輝いた「メープルマニア」を開発。そして4度目の転職となったアサヒコで「豆腐バー」をヒットさせたのです。開発のきっかけはアメリカのスーパーで見た「硬い豆腐」。当時日本では手軽にたんぱく質を摂取できる「サラダチキン」が売れていたため、池田さんも豆腐で同じような商品が展開できると考えたのです。会社の理解が得られない中、池田はいかにして豆腐バーの商品化にこぎつけたのか・・・。セブンの「面白いね」発言や社外の反応を受けるうちに味方も増えていく・・・。
いま池田さんが推進しているのは、あらゆる商品を豆腐に置き換える「ぜんぶとうふ化作戦」。焼肉、ガパオ、生姜焼きや、プリンなど大豆を使った幅広い商品をスーパーで展開。新たな市場を開拓しているのです。また開発を進めているのは「飲める豆腐」。パウチ型でどこでも手軽に「高タンパク・低カロリー」を摂取でき日常生活だけでなく、災害食や宇宙食にも代用できるという優れもの。テレビではサツマイモのスイーツ豆腐バーが絶賛されていましたが、私もすぐさまスーパーに行ったところ見つけることができず、仕方なく豆腐スイーツバー「ガトーショコラ」を買ってきました。いつ食べるんだか・・・
豆腐の固定概念を捨てて 既成概念を超える。今でこそ普通に受け入れられていますが、それに気づけることが素晴らしいですよね。味方を増やすために池田さんは海図を書く…(企画書)で向かう方向をみんなに見せるように心がけているのだとか。進む道を示せば皆が付いてくるというのです。賛同者を増やす技術にも長けているのかもしれませんね。
社長の金言
常識を疑う 先入観を持たない 進む道を示せば仲間はついてくる
いつもの「村上龍の編集後記」ではこんな事が語られていました。
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入社3ヶ月目に米国へ出張。豆腐が硬さごとに売られていて、調理法を変えていた。帰国してすぐに「硬めの豆腐」を、社内では「意味不明」。硬くするという発想に対しては「豆腐を冒瀆する」池田さんは、豆腐は素人。だが熱意は本物。協力者が現れる。しかも次々に現れる。にがりの量や豆乳に入れるタイミング、かき混ぜ方も変え実験に明け暮れた。セブンイレブンが興味を示し、20年に「豆腐バー」を発売。7500万本を売った。控え室に女性スタッフが数人いた。夢を共有する仲間だ。夢は、「宇宙」だ。
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あのガトーショコラ味の豆腐バー・・・どんなタイミングで食べればよいのでしょうか・・・