毒素は食品添加物だけでなく、水銀、鉛などの有害ミネラル汚染、環境ホルモン、
農薬や化学肥料の多用、排気ガスに代表される大気汚染etc.様々です。
また、ほんの数mgしか混入していない食品添加物であったとしても、
一日の食事の量、一年の蓄積量を考えていくと、何キロといったレベルの
食品添加物が体内に取り込まれていったことになります。排泄されるものも
勿論ありますが、この知らず知らずのうちに溜まってしまった毒素を、
どうデトックス(解毒)していくか…。これも並行して気を付けなければならない事になります。
アトピーなどのアレルギー疾患や生活習慣病の罹患率は年々増大傾向にあり、これは
溜まった有害物質をスムーズに排出できない事からなる代謝異常が一つの要因となっています。
また、有害物質の蓄積は肉体的に病を引き起こすだけでなく、倦怠感やイライラといった精神面まで
様々な不調の原因にもなっていると考えられています。
人間の体で解毒作業を行っているのは肝臓ですが、全て任せっきりという訳にもいきません。
①水(できれば軟水)を1.5リットルるから2リットル飲むこと。我が家では腸にも良いアルカリイオン水を飲んでいます。
②適度な運動をして汗を流したり、天然バスソルトを入れたお湯に10分から15分ゆっくりつかって汗を流す。
③食物繊維の豊富な野菜・酵素が生きている生野菜や新鮮なフルーツ等キレート作用を持つものをとって、
体外への排出のサポートをする。
④過労気味の肝臓を休ませ、機能を回復させるために、週に一度一日(2食抜くだけ)の断食も非常に有効。
それでも人間だから、徹底できない部分も多々あり…なので、食品添加物が入っているものは
口に入れる前に少しでも排除するために一手間加えることも大切です。一例を書いておきます。
ハム、ベーコン⇒沸騰したお湯で15秒振り洗い
ウィンナー⇒切れ目を2~3か所入れて、沸騰したお湯で1分ゆでる
冷凍フライ⇒2度揚げをする
マーガリン⇒できるだけ食べない。「らでぃっしゅぼーや」には、トランス脂肪酸の含有量の少ないものも売っていますが…
漬物⇒漬け汁を捨てて、味は落ちるけれど、好みの大きさに切って水にさらす
かまぼこ⇒薄く切って沸騰したお湯にくぐらせる
たらこ⇒美味しそうに見えるのは着色料の疑いが強いので、高くても良いものを
シラス干し⇒食べる前に、さっとお湯をかけて漂白剤を落とす カット野菜もそうですね
魚の干物⇒工場で大量生産されるようなものはソルビン酸K等が入っているので避ける
パン⇒マーガリンやショートニングが使われているものが殆どなので、天然酵母パンを求める。
インスタント麺⇒麺のゆで汁を捨てて、沸騰させたお湯で別にスープを作る
お菓子・ジュースは添加物の宝庫なので、良く考えて見極め、覚悟して食べるか諦めるか…
なかなか大変ですよね…本当に必要な添加物だけにして欲しいものです…
※姉妹サイト「BLACKBOX」は、こちらです。
一般的なソフトドリンクには、大さじ10杯分もの砂糖が含まれています。
当然、健康には良くないのでノンシュガー・ノンカロリーのものに手を出してしまいがちです。
私も、カロリーゼロとかオフとか、ひそかに危険と言われる特保ものにも手を出していました…
『ノン』に気を奪われて中身を確認せずにいると、大切なことを見落としてしまうかもしれません。
今回お話しするのは『アスパルテーム』
様々なサイトで、この人工甘味料については書かれているので詳しくはそちらで
読んでいただくとして、とりあえず、代表的なサイトを一つご紹介しておきます。
THINKERと言うサイトでURLがこちらになります。
http://thinker-japan.com/aspaltame.html
THINKERを読んでいただくと分かるのですが、このアスパルテームにまつわる話は
読み物としても非常に面白く、また政治的な一面や利害関係、天下りや裏金の話まで
人間の口に入るものに対して、こんな形で認可されて良いものかと思ったものです。
元国防長官のラムズフェルトや元FDA局長ヘイズが登場する『歴史から見える黒い影』や
科学者を2分する研究結果の話となる『アスパルテームに関する考察』は特に面白い話となっています。
是非、一度読んで見て下さい。
私たちが食べている食品の殆どに、今や食品添加物が入るようになっていますが
香料や着色料のように、特に必要と思われないものまで多数存在し、避けられなくなってきています。
ガムがそうですが、殆どのガムにアスパルテームやアセスルファムKが入っており
私が見つけた入っていない2つのガムには、他の良くないと思われる添加物が入っていました。
パッケージがあれば、原材料にしっかり目を向けることも大切ではないでしょうか。
善し悪しは、両方の情報をしっかりと確認したうえで、自身が決めれば良いことですが
それでも知らないうちに口にしてしまい、仕方なく食べてしまう事もあるかも知れません。
次回は解毒(デトックス)についてもお話しできればと思います。
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食品添加物ついでにあと2つ。今日は亜硝酸ナトリウムについてお話します。
ソーセージなどの肉加工品に含まれている亜硝酸ナトリウムは、発がん性があると言われています。
毒物及び劇物取締法で劇物に指定されていますが、成人男性が
たった2g(2,000mg)で死に至る可能性がある、わりと強い毒です。
亜硝酸ナトリウムのADI(生涯毎日摂取しても大丈夫な量)は、『0.06mg/kg重/日』となっています。
これを当てはめると、50g程度でADIに達してしまうので、『危険』という主張が上がるようです。
それでも入れられている理由は赤みを帯びさせて美味しく見せる為というよりも、
O157や何万分の一の確率で起きるボツリヌス中毒をゼロにする為。
ボツリヌス中毒は、適切な治療を受けないと死亡率が30%以上と言われる恐ろしい食中毒です。
ボツリヌス菌は、土壌に広く分布していて、海や湖の泥の中にもいます。
瓶詰、缶詰、真空包装食品など、酸素が含まれない食品中で増殖し、強い毒素を作ります。
芽胞は特殊な構造をしている為、長時間煮沸しても死なず、致死率の高い恐ろしい細菌として知られています。
ボツリヌス菌が作り出すボツリヌス毒素は毒性が非常に強く
0.5kgで全人類を滅ぼすことができると考えられていた為、生物兵器として研究開発が行われたほどです。
ハムやソーセージには1kgあたり最大70mgまで亜硝酸ナトリウムを使って良いことになっています。
ADIは『生涯・毎日、摂取した場合の数値』となっています。なので…
ADIは、2~3日の間、10倍や100倍に当たる数値を摂取したところで、
まず影響が出るとは考えられないレベルの安全値となっているらしいのですが…
どちらの危険を選択するかは、両方を知って、天秤にかけた上で、自身で納得して選択したいですよね。
ちなみに、我が家ではできるだけ亜硝酸ナトリウムの入っていないハムなどを購入して、
加熱することでボツリヌス菌対策をしています。菌を不活性化すさせるには100℃で6時間、
芽胞で120℃・4分間の加熱が必要と言われていますが、
ボツリヌス毒素自体は100℃で1~2分の加熱で失活されるからです。
この為、ボツリヌス菌による食中毒を防ぐには、食べる直前に食品を加熱することが効果的と言われています。
亜硝酸ナトリウムを避けるならば、生ハムは食べない方が良いという事ですね。
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昨日の食品添加物の続きになりますが、パッケージで包まれるものにの関しては
原材料名を明記することになっているので、使われている添加物を知ることができます。
また、多く使用している順に並べる約束事もある為、その順番で
ある程度の量も予測できるようになっているのです。
「24時間、いつでも気軽に」を受けてか、腐りにくくする為の物、美味しく見せる為のもの、
仕上がりを良く見せる為の物など、賞味期限や見た目の美味しさまで求める
日本人に合わせるかのように、さまざまな添加物が使われるようになっているのです。
そんな中で、今日、お話ししようかと思うのがカラメル色素…
世界で最も多く使用されている着色料で、国内では2,500トン近い需要があると言われています。
代表的なものにコーラやコアラのマーチがありますが、醤油やソース、チョコレート、
コンビニでよく売られている菓子パン等にも焼き色を綺麗に見せる為か、多く使われています。
原材料名としては、「着色料(カラメル)」とか「カラメル色素」と書かれていますが、製法により
大きく4種類に分けられています。
○カラメル1⇒糖類を加熱して作る昔からご家庭でも行われる無害の物
○カラメル2⇒糖類に亜硝酸を加えて加熱して作る
○カラメル3⇒糖類にアンモニア化合物を加えて加熱して作る
○カラメル4⇒糖類に亜硝酸とアンモニア化合物を加えて加熱して作る
カラメル1(焼き砂糖)のカラメルに関しては安全なのですが、カラメル2~4に関しては
変異原性試験で陽性と報告されており、ガンとの関連性が指摘されています。
現在、日本ではカラメル2は使用禁止となっており、カラメル1はコストが高くつくために
殆どがカラメル3・4となっているようです。
このカラメル色素を知ってからは、美味しそうな焼き色に目を奪われても
まず裏側を見てから品定めをするようになりました…
それでも意志の弱い私なんぞは、我慢できずに覚悟の上で食べることもあるのですが…
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大手のマーガリンのパッケージを見ても、そのトランス脂肪酸という名前は見られません。
オランダではトランス脂肪酸を含む油脂製品が販売禁止としており
デンマークでも、毒物扱いとされて禁止されているそのものが…。
昨年、アメリカのFDAでも、トランス脂肪酸を含む硬化油を食品添加物から外しています。
マーガリン同様に危険とされているものにショートニングなどがありますが
この2つを含む食品には…
果実加工品、チョコレート、パンやケーキ、クッキー等の焼き菓子をはじめとして
パッケージ裏の原材料名を見ていくと、殆どの嗜好品に入り込んでいるのです…
このトランス脂肪酸は…
心筋梗塞や狭心症、肥満やアレルギー疾患を増加させ
胎児の体重減少や流産・死産を生じさせる可能性がある事や
母乳を通して乳児へのトランス脂肪酸の移行も研究で確認されてきています。
WHOまで規制強化を示唆しているこのトランス脂肪酸…
何故、日本では手付かずなのでしょうか…
食品添加物の数にしても、イギリス14種類、アメリカ140種類に対して
日本は800種類を超えるほどのダントツの多さです。
癌のリスクも、それに比例するように増えてきている現状からすると
食の安全に関しては、自身の目で確かめていく必要があるようですね。。。
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