『何もないより』
いろんな事があった
いきなり うれしくなってしまったり
突然 悲しくなってしまったり
いろんな事が いろんな形で
私の中を 通り抜けていった
足跡を残して・・・
いろんな時があった
一人一人が 不安にかられたり
いきなり みんなで燃えあがったり
いろんな時が いろんな場所で
私の心に 刻んでいった
切り刻むように
信じられない・・・『正義』と言って行われた無差別テロ
忘れられない・・・『国の為』と強行採決される国民不在の政治テロ
苦しかった・・・大切な人の死・・・
みんな みんな 忘れられない
みんな過ぎ去ってしまったこと
みんな消え去ってしまったもの
取り戻すこともやり直すこともできない・・・
でも・・・心の中に残っている・・・
良くも 悪くも 思い出として 確かに・・・
だから、判断できる心、前に進む力だけは
失わずに持っていなければ・・・
何があっても 何も感じなくならないように・・・
今はダメでも、未来を良くして行く為に・・・
詩集『道しるべ』より
なぜ、口が1つで・・・
何故、口が一つで、耳が二つなのか
言葉を発するのが口で
言葉を聞くのが耳
耳が二つあるのは、口の2倍必要だから
つまり 話すことの2倍聞きなさいということ
そんな話を、昔、耳にした事があります
人の話をろくに聞きもしないで
自分の主張ばかりしてはいけないからと
ついつい、自分の意見を先に分かってもらいたくなるけれど
そんな時こそ、口と耳の数を思い出してみようというのです
困るのは、自分の主張ばかりして
更にそれが受け入れられないと腹を立ててしまう事
いわゆる身勝手という奴で
大抵腹を立てる時というのは、自分の思いが叶わない時の話
自分の意見を言わないのも困りますが
よく聞こうとすることで、人の心の声まで聞こえたり
自身に迫りくる危険を察知できるときもあります
相手の気持ちを引き出す話し方
きちんと話を聞く姿勢…大切にしたいですね
基本に帰って、心穏やかに過ごしたいものです
『いつか冷たい雨が』
雪が降る駅の片隅で 誰にもいたずらされないように
うずくまっている 年老いた犬
パンをあげても見てるだけ 時が来れば汽車に乗る私
泣くことのほか 何もしてあげられない私
広い道路の真中で 轢かれてしまった三毛猫
その上を何台もの車が 通り過ぎて行く
思わず目を閉じてしまった 私を許してください
みんなだって そう思っていると 信じたいのです
牛や鳥やお魚も 人間の為にあるのよ
サァ残さずに食べなさい
そんな風に言うお母さんにはなりたくありません
でも私だって食べて育ってきたのだし
虫だって殺したこともあります
だから だから お願いです もう役に立たなくなったら
捨ててしまったり
自分本位で可愛がったり 小さな檻に閉じ込めて
馬鹿にしたり汚がったり
人間だけが偉いんだなんて
ことだけは思わないでください
人間以外のものたちにも もっとやさしくしてください
同じ時を生きているのだから
朝が来れば夜も来るし 生まれてそして死んで行く
私が土になったら お花達よ そこから咲いてください
ご紹介させて頂きましたのは、イルカさんの作詞作曲で
「いつか冷たい雨が」でした。イルカさんのコンサートで
よくラストに歌われていたようですが、とても戒められる歌詞です。
『無理して、頑張らない!』
今まで頑張ってきたんだから・・・
これ以上頑張れないほど・・・
精一杯やってきたんだから・・・
誰よりも、自分だから、分かってる
精一杯、歯を食いしばってきたよね
この苦しみも、悲しみも、
人に話したって分からない・・・
だって、みんな違う人間なんだ
同じ痛みでも、違う痛みなんだよ
誰かに辛くない事でも、辛い人だっているんだ
もう、これ以上無理しないで一休み
でも、後ろ向きにならないように・・・
それだけ気を付けながら、
自然に身体が動きたくなるのを待つんだ
卵から産まれるヒナの様に
いつか力がついた時に
きっとまた、卵の殻を破れるよ
楽しみだよ、思いっきり動きたくなる時が
満面の笑みで、沢山の物事に触れていくのが
辛いことも、喜びで覆い尽くせるように
頑張らなくていいんだ
生きているだけで、きっと変われる
詩集『道しるべ』より
『親父の小言』
朝きげんよくしろ
火は粗末にするな
恩は遠くからかえせ
難儀な人にはほどこせ
人には馬鹿にされていろ
風吹きに遠出するな
年忌法事をしろ
人には貸してやれ
家業には精を出せ
貧乏は苦にするな
働いて設けて使え
借りては使うな
ばくちは決して打つな
義理は欠かすな
大めしは喰うな
大酒は飲むな
亭主は立てろ
人の苦労は助けてやれ
初心は忘れるな
年寄りはいたわれ
後始末はきちんとしろ
家内は笑うて暮せ
神仏はよく拝ませ
出掛けに文句を言うな
何事も自分相応にしろ
万事に気を配れ
水は絶やさぬようにしろ
泣きごとは云うな
戸締りに気をつけろ
女房は早くもて
自らに過信するな
人には腹を立てるな
怪我と災いは恥と思え
産前産後大切にしろ
袖の下はやるな貰うな
不吉は言うべからず
書物を多く読め
病気はよくよく気をつけろ
家内安全開運長久一路平安祈念胎之
笑門来福
よく目にする『親父の小言』・・・
痛くも有難い、為になる小言です。
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『受け入れること』
怒る
泣く
嫌なことをする
そんな自分は、本当の自分じゃないって…
本当は明るく笑いたい
誰とでも仲良くしたい
人の幸せに力を尽くしい
でも、心の中の何かが邪魔をしている
偽善者みたいな笑顔
気持ちのない支援
意地をはって丈夫な振りをする
そんな自分は、中身のないお飾り?…
本当は、イヤなことはイヤって叫びたい
嫌いなひとに、笑顔なんて作りたくない
弱い自分を、そのまま受け入れて欲しい
そのまま受け入れる?
誰に? 誰が?
受け入れるのは、自分
拒絶するのも、自分
いつも、笑っているなんて不自然だし
どんな自分も、間違いなく自分
だから、自分で自分を責めるのはやめよう
ありのままの自分を受け入れよう
自然な、ありのままの自分を
きっとそれが、何よりの救いになるはず
詩集『道しるべ』より
時を越えて
不思議そうに私を見ている君・・・
君はピエロのオルゴール
何もかも見透かされるよう・・・
不思議に君を見るたび違って見える
君は今 泣いている?
君の顔は 鏡?
私の心が映しだされているよう・・・
不思議そうに私を見ている君・・・
機械仕掛けのオルゴール
なのに心を映しだす
不思議と 君を見ると
本当の自分に戻ってしまう
君は今 時を消している
魔術師?
まわりの全てを消し去って・・・
君には何も話す必要がない
君は全てを知っているから・・・
君には時を選ぶ必要がない
君は時を自分のものにしているから・・・
時を越えて 今 そこにいる君・・・
君は 無口なオルゴール
自分からは何も言えない・・・何も・・・
それでも 私の話し相手になってくれて・・・
私の為に 時を越えて・・・
大切にするからね・・・
・・・君を、・・・君の優しさも・・・
何も言わずみんなの為に、尽くしている君を・・・
詩集『道しるべ』より
先々週、10月12日放送のアナザーストーリーズ『スティーブ・ジョブズ』ご覧に
なられましたか? 2005年 スタンフォード大学の卒業式で、学生たちなど2万人の
観衆に向けて語られた伝説のスピーチに関するものでした。
「点と点をつなげる」、「死を見つめて生きる」という独特の言葉は、失敗を
恐れないチャレンジングスピリットと、他人の人生を生きてはいけない、という
感動的なメッセージとして、世界中で知られています。
そんな14分間のスピーチから今回は彼と関わった3人の重要人物とのエピソード、
3つのキーワードについて触れられていました。それは、彼自身が自分の人生を
語った最初で最後の『伝説のスピーチ』でした。
まずは、3つのキーワード
第1…『いつか点は繋がると信じなさい。そうする事で、心のままに進む勇気が出る』
重々無尽の点は、やがて、さまざまの点を繋ぐ働きを担っていくと。
第2…自分で創業したアップルをクビになった事で、学べたこと。
『人生の多くを占めるのは仕事です。自分の仕事は素晴らしいと信じる事が大切』
そう思えた事で、首になってからあの『ピクサー』他を作り、生まれたのが
フルCGの『トイストーリー』でした。
第3…『誰のものかも分からない人生は送ってはいけない』
ガンを患って得た『死の覚悟』そこには、大学を中退した頃から触れていた
『禅 仏教』の教えが役立っていました。
ジョブズと行動をともにし続けた先輩、対立し決別した友人、そしてジョブズが
傾倒していた禅の同士たちは、ジョブズの有名な言葉、「Stay hungry, stay foolish」を
どう受け取ったか…
『もっといけるだろ ズレてても』『自身過剰になるな、もっとバカになれ、もっと
外れてみろよ』『舗装された道ばかり歩いていると迷子になるぞ』そんなメッセージ
にも聞こえたようです。そして、番組の最後では、こんな言葉が取り上げられていました。
愚のごとく
魯のごとく
能く相続するを
主中の主と名づく
( 宝鏡三昧 )
解釈は、以下の通りです
愚か者のように
間抜けのように
ひたすら同じ物事を続ける者こそ
最高の悟りを得る者である
走り続けたジョブズに相応しい言葉ですね。この番組を見終えて、改めて
見つめてみるジョブズの座右の銘
「Stay hungry, stay foolish」
熱いメッセージでした・・・。
緑の日々
確かに 今 振り返れば
数え切れない 哀しい日々 でも
あの時 あの夜 あの頃
ふたりは いつも そこに居た
過ぎてきた あの哀しみは
いつまでも 残るけど
ぼくらが出会った頃みたいに
もうすこし すなおになれれば
君となら 生きてゆける
君のために 僕が生きゆく
まるで君が 望むような
僕には なれないかも知れないけど
時はゆく すべてのことを
思い出に 変えながら
その時 また その場所で
僕らは 何を思うだろう
君のために 強くなる
僕には もう なんの迷いもない
何も 恐れないで
今は 全てを 僕に任せて
君のために 強くなる
僕には もう なんの迷いもない
まるで君が 望むような
僕には なれないかも知れないけど
君が安らかに眠る
すべてを信じて この腕の中で
君となら 生きてゆける
君のために 僕が生きてゆく
今日のこの詩は、オフコースの曲で「緑の日々」というものです。
メロディーも好きなので、機会があれば、ぜひ御試聴ください。