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何のために診察し、治療にあたっているのか…忘れないで欲しいもの

2018-3-27 NEW!
カテゴリ:つぶやき

 

 3月22日放送のカンブリア宮殿『大復活スペシャル2017"奇跡の大逆転"の舞台裏』ご覧になられましたか?

予約不要で、患者を断らない循環器内科医、三角先生。体に優しい「心臓カテーテル治療」で日本一の症例数を誇るすご腕ドクターは、世界に類を見ない"6元同時治療室"での神業で命を救い続けています。もう一人は、「眼」の最先端現場に立つ坪田先生。「老眼革命」や「ドライアイ」、さらには角膜治療の第一人者で、現代人の眼を守るため、最新治療を次々と編み出している先生です。

まず、1人目は三角先生。心筋梗塞など心疾患による死者数は年間20万人近く、日本人の死亡原因では2番目に多い心疾患。この三角先生のいる千葉西総合病院の診療科は予約不要で、緊急時にはその日のうちに治療までしてしまうということ。その裏には、「心臓は待ってくれない」という信念があるからだとか。

心臓カテーテル治療は年間約3,000例、8年連続で日本一の症例数となっています。それを可能にしているのは、宇宙船のコックピットのような、治療室。宇宙戦艦ヤマトが好きだったから、それをヒントにという所、なかなかユニークでした。

中央に位置する指令席からは、扇状に配置された6つの治療室が見渡せるのです。これら複数の部屋で同時に治療が進行し、三角先生はモニターを通して、それを指揮し、治療に当たっていくのです。

実はこの千葉西、私の母親が心臓を患った時も、緊急手術で助けてくれた病院。私の父親も同じく、この病院でカテーテルの手術を何度か受けています。ただ、同じ病院内でも他の診療科の先生は…正直、あまり良い印象を持っていません。

施設は凄く立派できれいな病院ですが、患者にきちんと寄り添えない先生もかなりいます。私や私の家内に関しては、行かなければ良かったという方が多く、実体験なのです。ただし、「心臓を患った時は、この病院がそばにある」という安心があるのは、恵まれている事だと思います。

2人目の先生は、ドライアイを提唱し、アイバンクの先駆者である南青山の眼科医、坪田先生。元々はメガネなしで暮らしていたほど目が良かったという方が患者として登場。今は老眼のほか、遠視、乱視、白内障も患っており、それを一気に治すという夢のような手術が紹介されていました。

保険が効かないので、両目で120万円の手術費用というのに驚きましたが、こんな手術、保険が適用されたら私も是非受けてみたいです。この方は、術後わずか20分で、「わ、見える!」あれほど困っていた眼の悩みが一発で解決されていたのです。そのうれしそうな笑顔こそ、何よりの答えだった気がします。

今回特集で取り上げられたお2人とも、アメリカでの臨床・研究経験が豊富で、何より患者の事を第一に考え治療に当たってくれるという事。長く医者を続けていく中で、パターンにハメて、患者の話もろくに聞かず診断し、目も合わさないで診察を終えてしまうような先生が多くいるような気がします。

なぜ、医者になったのか、何のために診察し治療に当たっているのかを、忘れないで欲しいものです。最後に三角先生と坪田先生の金言をご紹介して終わりたいと思います。

・「簡単な治療はない」

・誰もやらないことに 挑む価値がある
 

 

 

 

 

 

 

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