今月10日、尊敬している高倉健さんが亡くなっていたことを昨日知りました。
こんな男の人になりたいという憧れの存在でした。
大好きな作品は「遥かなる山の呼び声」という映画で
一般的には一番有名な「幸福の黄色いハンカチ」より後に作られながらも
内容では、それに繋がる物語に仕上がっています。
何度も見て涙した感動の作品です。
「駅」「夜叉」「八甲田山」・・・意外にも「ゴルゴ13」なんかもありましたね。
礼儀正しい人物として知られ、挨拶を忘れず、若い新人俳優やスタッフにも
必ず立ち上がり、大物俳優でありながらも、丁寧にお辞儀して敬意を払う素晴らしい方でした。
様々な番組で高倉さんの話が出ても、悪口を聞いた事は一度もなく、
その人間性は素晴らしく見本となるものでした。
沢山の映画を有難うございました。ご冥福をお祈りします。
今年契約したばかりのWOWOWで先日こんな映画を見ました。
『42 〜世界を変えた男〜』
久々に良い映画を見た感じで、感動し興奮している自分を体験しました。
物語はあのドジャースの当時のゼネラルマネージャーが、ニグロリーグで
プレーしていたアフリカ系アメリカ人のジャッキー・ロビンソンを見出し、
彼をチームに迎え入れる事を決めるところから始まります。
当時はまだ黒人差別が激しく、メジャーリーグも白人だけのものでしたから、
彼の入団は球団内外に大きな波紋を巻き起こしました。案の定、ロビンソンは
他球団はもとより、味方であるはずのチームメイトやファンからも差別を受けてしまい、
孤独な闘いを強いられます。差別をする人の醜さ、気持ちが変化していく心の豊かさ
応援する人、そして、何よりも激しく醜い言動に耐えながらも前へ進んでいく主人公。
黒人(アフリカ系アメリカ人)初のメジャーリーガーとなったジャッキー・ロビンソンを描いた作品です。
タイトルの「42」とはロビンソンが付けていた背番号で、現在アメリカの全ての野球チーム
(メジャーはもとより、マイナーリーグ、独立リーグ、アマチュア野球に至るまで)で永久欠番となっています。
アメリカとカナダでは公開から3日で、2730万ドル(約27億円)を売り上げて
初登場1位となり、野球映画史上最高のオープニング記録を打ち立てたそうです。
専用サイトはこちらです。
http://wwws.warnerbros.co.jp/42movie/
以前、何も知らずに見たニュースで、大リーグの選手たちが42番の背番号を背負って
野球をしている映像を見たことがありましたが、この人の為だったんですね。
一年に一度、4月15日。
その日、大リーグではグラウンドにいる全員が背番号「42」を つけてプレーします。
どのチームの、どの選手も。敵も、味方も、関係なく。
素敵なとりくみですよね。